中国人民元の切り下げをきっかけに世界株安!
最終更新日: 2015-8-12
中国人民銀行がやりました!人民元の中心レートを1.9%切り下げというサプライズを市場に与えて、相場は大揺れ。為替市場も株式市場も荒れ模様。
お盆でお休みモードだった日本の金融市場も、中国ショックを受けて売買を行うディーラーやFXトレーダーもパニックの一日(´;ω;`)
中国が人民元のドル許容幅拡大の時に、人民元の切り下げがあるかもと書きましたがついにきました!
それについてはこちら↓の記事を参照
この影響で人民元や豪ドルはもちろん、米ドル/円も上がったり下がったりと久々に変動の激しい相場。韓国や台湾・シンガポール・ブラジルレアルなど新興国通貨も軒並み売られました。ダウは200ドル以上値下がりと株価も下落。
CNH/JPY(オフショア人民元/円)の30分足チャート:SBIFXトレード
まるでナイアガラか華厳の滝のような大暴落!凄いですよね。なかなかこんなチャートお目にかかれません。 1.9%切り下げですから20円台だったオフショア人民元/円は19円台に急落しました。びっくりです(´×ω×`)
人民元の米ドル切り下げを受けて、米ドルが買われたために直後はドル高円安。ところが、日経平均株価の急落などもあってリスク回避の円買いの動きが出てきました。
まぁ結果的にドル/円は、山あり谷ありの中で綺麗な上昇相場を描いた形でした。
こういう波乱の時は、テクニカル分析に頼って売買するのも一つの方法。特にポジションを持っているトレーダー達はパニックになっているから、理詰めで売買すると失敗しやすい!
上昇していた日経平均株価も急落して前日比87円94銭安の2万720円75銭で取引を終えました。最近マーケティング業界で流行りの中国爆買い・インバウンドが弱まるとの懸念が出てきたみたいですね。秋葉原のヨドバシカメラで中国人顧客が爆買いしている姿、凄いっすw(´×ω×`)
今回の切り下げは、陰っている中国景気を下支えするための目的。今後の中国どうなっちゃうんだろう?日本がアベノミクス円安で景気回復したように、中国も元安で景気回復に向かうのかなあ?
そうしたら日本の円安メリットも薄れるし、今度は日本の景気悪化。これ通貨安戦争(競争)って言うんですよ。どこの国も通貨安にした方が輸出が伸びて景気が良くなるからってこと( • ̀ω•́ )
そして借金をたくさん抱える中国企業は通貨切り下げで、米ドル建ての借金が増えてしまいます。他の新興国も抱えている問題は似たようなもの。
これらの影響が新興国に大きいとリーマンショックの新興国と中国版が起きてしまい、米国の利上げにも慎重派が出てきそうですし…。
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