FXトレーダーなら皆が気になる雇用統計と米国利上げについてわかりやすく解説
最終更新日: 2015-8-31
もう皆さんもご存知のとおり、先週は波乱の一週間でした。
中国人民銀行の人民元切り下げで、世界株安・円高の動きが起きて、急激なリスクオフが生じました。ドル/円は116円台まで円高。週末の金曜日は121円台に戻すなど上下に大きく動きましたね(๑´ω`๑)♡
今日で8月も終わりです。トレードをしながらテレビを見ていると夏休みの宿題の話題出てきます。みなさんは、計画的に進める方?それとも最後に追い込む方でしたか?トレードにも性格出てきますよね♫
結果的には116円前半の安値が底値で5円程戻す展開。
そして今週は、9月4日の米雇用統計に注目。9月の利上げ論は後退していますが、雇用統計で良い数字が出てくれば、またもや再燃してくる可能性もあります。
フィッシャー米FRB副議長は「我々は利上げへの軌道にある、米8月雇用統計が重要に」と9月利上げは雇用統計はじめデータ次第との発言を繰り返しています。少々、海外市場が揺らいでも米国景気が強いことには変わりなく、雇用とインフレが良ければ9月利上げをして10月以降は様子を見るというシナリオは捨てきれません(๑´ω`๑)♡
一方、英中銀のカーニー総裁は「中国経済悪化で英インフレ率が下がる可能性はあるが、政策金利決定のスタンスに変化はない」年末年始にはっきりした形を取ると発言。
うーん。各国中銀はどうするんでしょうね。ここまで市場が荒れると、利上げには踏み切れないと思うのですが。国内優先で他国の事はほっとけるのか。気になります!(*●⁰ꇴ⁰●)✧
今週の重要な指標3つ
- 9/1 10:00(中国) 8月製造業PMI 前回50.0 予想49.7
- 9/3 20:45(ユーロ圏) 欧州中銀金融政策発表 前回0.05% 予想0.05%
- 9/4 21:30(米) 8月非農業部門雇用者数 前回+21.5万人 予想+22.0万人
重要な指標を3つだけ上げておきましたが、これらの指標次第で荒れ模様の可能性はありますが、先週よりは落ち着いた相場展開になるのではないでしょうか。
今回の暴落&戻しでボリンジャーバンドの幅は急拡大。下値は117円台前半。上値は129.30円まで拡大。このまま変動幅が拡大したままなのでしょうか?
他の通貨ペアの動きです。ユーロ/ドルは8/24に1.17138まで急騰しながら、その後1.12台に戻す「行って来い」の動き。ユーロ/円や英ポンド/円は、下落後の戻しが小さい。
今週は、さすがに先週のような大変動相場にはならないと思います(*●⁰ꇴ⁰●)✧
ただどんな突発的ニュースが飛び込んでくるか分からない相場ですので、しっかりとチャートを見ながら売買したいと思っています。