2016年は円安?円高?両方のシナリオからドル円・為替市場を予想してみた
最終更新日: 2016-1-4
2016年の為替市場スタート!
いよいよ2016年の為替相場も今日からスタート!
今年は円安・円高両方に動く可能性がありそうです。
そのため為替予想をしている専門家・アナリストの意見を読んで見ると一定の幅で双方のシナリオを取り入れている方がほとんど(๑´ω`๑)♡
2016年のドル円相場のレンジ幅予想は115円~130円!
このレンジで動くというより円高シナリオに動くと115円、円安シナリオだと130円というパターンが多くなっています。
昨年末に私なりに予想した記事はこちら↓
- 2015年8月25日の安値:116.137円
- 2015年6月5日の高値:125.856円
去年の高値と安値はこんな感じ。上限下限は115円・130円の前にここを意識するでしょう。
2016年の円安シナリオ要因を予想してみた
米利上げの結果、素直に米ドル高に向かい米景気も減速せずに世界経済自体が緩やかに回復に向かう。
というのが円安のメインシナリオ。
この場合は日米の金利差・金融政策の違いで、投資家達は金利をたくさん貰える米ドルに投資をするパターン。
金利の低い日本円やユーロを借りて米ドルや新興国に投資するキャリー・トレードも出てくるでしょう。
米国経済は堅調なのに、これだけドル高円安が進んでも回復しない日本経済。
そのために為替レートで調整が入ることもなく緩やかにドル高が進んでいく。
今年もどこかで事件が起きてリスクオフになる局面はあっても為替相場が逆回転する程の問題はなく、世界全体が安定して推移するパターンですね( ・`ω・´)キリッ
2016年の円高シナリオ要因を予想してみた
逆に円高シナリオは、原油安が止まらずに中国経済の減速も顕著になり、米国利上げの影響で米国経済も減速してしまうパターン。
その中で米利上げを行ったためにますます景気が減速する可能性があり、FRBは利上げ停止もしくは利下げに追い込まれる。
日本の金融緩和も手詰まりでこれ以上の策は打てない。日米金利差が縮まり米ドル安円高へと動きが反転します。
さらに中東・中国・ロシア・中南米など世界各地で紛争など地政学リスクが高まり、リスクオフの動きが強まる。
本日早速サウジとイランが断交したとのニュースが入っています(´×ω×`)
という2パターンがメインシナリオ。まあ円高反転となった場合115円で止まらないのではないかとも思います( ・`ω・´)キリッ
2016年の為替市場に関わってくるその他要因について
その他エルニーニョによる気候不順も影響してくるでしょう。北半球は暖冬予想で原油の需要減少が予想されています。
日本のお正月もあったかかったですね!(✻´ν`✻)
これが厳冬になったり、春から秋にかけての穀物生産に影響を与えたら…不確定要素として浮上してきそう。
世界全体の危機感も絡まってくるので、今現在で未来を予想するのは大変難しい!(´;ω;`)
それでも今日ご紹介したシナリオを大まかでも頭に入れておけば、次にどんな動きとなるか大体の見当はついてきます。
特に私のようにドル円をメインに取引している人は、シナリオの主軸となる利上げ前後の動きに十分注意しましょう!( ・`ω・´)キリッ