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FXで利食いが早すぎて損切りが遅い人の特徴・損失回避性について解説

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最終更新日: 2018-6-29

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  • FX初心者が誰もつまづく利食いと損切り

    みなさんにブログを読んで頂いているおかげで、様々な質問を頂きます(✻´ν`✻)

    その中でも多いのが「利食いが早すぎるんだけど、どうしたらいいですか?」「損切りがうまくできない」と言ったFXの利益に関する質問です。

    本日は行動経済学でよく言われている「損失回避性」「プロスペクト理論」を用いて、トレーダーの心理状態を解説していきます(๑´ω`๑)♡

    損失回避性ってそもそも何?

    損失回避性とは、利益から得られる満足より、同額の損失から得られる苦痛の方が大きいことから、損失を利益より大きくする人間心理のことをさします。

    行動経済学では、この「損失回避性」についてダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが「プロスペクト理論」として意思決定モデルを展開しました。

    プロスペクト理論を説いたダニエル・カーネマン氏

    プロスペクト理論を説いたダニエル・カーネマン氏

    ダニエル・カーネマンは、このプロスペクト理論で2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。

    このプロスペクト理論はFXにおいてとても重要な行動心理ですので、じっくり解説していきます!

    人間は勝った時の喜びよりも失う恐怖の方が大きい

    例えば「次のような場面」があったとします。あなたはどちらを選びますか?

    直感でAかBを選んでください

    直観でAかBを選んでください

    私はコツコツ稼ぐがモットーなので迷わずAを選びます。期待できる利益は同じですが、大半の人が確実に1万円もらえるAを選択しますよね?(✻´ν`✻)

    では次の場合はどちらを選びますか?

    こちらも損失の割合は同じ1万円ですが、誰もが「損失が出ない可能性があるなら」とBを選んでしまいそうな場面です。

    Bを選んでしまったあなた、ちょっと待ってください。利益も損失も同じ1万円なのに、どうして行動が変わるのでしょうか?実はこれが大きな落とし穴なんです!

    プロスペクト理論「人は不確実性下ではどのように動くか?」

    次の図でわかりやすく解説します!

    ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーの「プロスペクト理論」

    プロスペクト理論で利益と損失の価値が=でないことがわかる

    図では横が利益・利得と損失の幅、縦が人が感じる価値の度合・感情となっています。

    真ん中のゼロから横(利益と損失の方向)へ同じだけ進んでも人が感じる価値は、損失の方が大きいことを表しています。

    人間は自然と「利益・利得よりも損失の方を重く受け取ってしまう」のです。これを「損失回避性」と言います。

    FXの損切りに関わってくる損失回避性

    上記と全く同じ行動を「FXの含み益・含み損」に当てはめることができます。

    だからいつまで経っても損切りできなくなる

    だからいつまで経っても損切りできなくなる

    「損失回避性」が働いてるせいで、決済するタイミングが早かったり遅かったりしてしまうんですね。

    FX初心者の誰もがぶつかる壁

    FXを始める人は誰もが「勝ちたい!儲けたい!」と思って口座開設するはずです。誰も負けようと思って始める人はいませんもんね(´×ω×`)

    でも実際取引を初めてみると「利益は小さいのにマイナスが大きくて勝てない」という壁に誰もがぶつかります。

    損切りが遅れる理由は他にもある

    さらに表の損失の先、左側を見て下さい。人は含み損を抱えると最初にとてつもない苦痛を感じます。しかし感じた苦痛がだんだんと緩やかになっていきます。

    あなたもそんな経験ありませんか?例えば含み損0円の時と含み損10万円の時では精神的ダメージが大きく違いますよね。

    ゼロから10万円の含み損はすごく大きく感じる

    ゼロから10万円の含み損はすごく大きく感じる

    しかし含み損100万円と含み損110万円の精神的ダメージの差はどうでしょう?「100万円も赤字になったのだから…」とそこまで精神的ダメージの差はありません。

    100万と110万の差だとヤケになりどうでもよくなってしまう

    100万と110万の差だとヤケになりどうでもよくなってしまう

    これも損切りが遅れる大きな理由です。本能に逆らわない限りFXでは利益を出すことは難しいことがよくわかります。

    利食いが早すぎて損切りが遅い人の対処法

    もちろん私もこういった時期がありました。これでは取引をすればするほどマイナスが増えてしまいます。

    損失回避性という言葉を理解しても、なかなか逆らうことは難しいですよね(´×ω×`)

    まず大事なことは損切りのルールを明確にすることです。

    1、損切りのルールを明確にする

    これは金額でもpipsでもOKです。大事なのは取引毎に損切幅を変更しないことです。

    自分が許容できる損切りのルールをまずは明確にしましょう。

    2、利食いのルールも決める

    損失回避性で説明しましたが1万円の利益と1万円の損失では、心理的に損失の方を大きく受け止めてしまいます。

    そして勝率50%以下の場合、損切りを1万円に設定したのであれば最低でも1万円以上の利益を確保する取引をしなければプラスになりません。

    損切りと同等かそれ以上の利食い幅に設定をしましょう!

    自分の行動を分析するためにもルールは必要!

    自分の行動を分析するためにもルールは必要!

    3、勝率に惑わされずに金額で判断する

    勝率6割を超えて一見勝てているように見えても、収支を見ると赤字というトレーダーも少なくありません。

    取引を行うとわかりますが、FXの勝率は実は80%を超すことも可能な数字です。でもそれだけでは勝てないこともわかります。

    勝率が良いからと言って今のトレードが正しいとは限りません。現に勝率4割でも収支がプラスになっているFXトレーダーもいます(๑´ω`๑)♡

    4、利食いを早めてしまう人はIFO注文を使う

    DMMFXでのIFO注文方法

    DMMFXのIFO注文を使って利食いと損切り設定をする

    IFO注文とは、新規注文と同時に2つの決済注文(OCO注文)を出す注文方法です。片方の決済注文が約定するともう片方は自動的にキャンセルされます。

    2つの決済注文で、利食いの指値と損切りの逆指値注文を同時にいれます。1と2で決めた利食いと損切りのルールのどちらかが約定するまで自分では操作しないようにしましょう。

    指値で利食い設定、逆指値で損切り設定をします

    利食いを早めてしまう人はIFO注文を使って約定を待つ

    こうすることによって、利益と損失の幅が決められるため利益だけが小さくなるということはありません。

    5、それでもダメなら最終手段でパソコンを切る

    4までやってもどうしても気になって利食いを早めてしまう人は、IFO注文を出したらパソコンの電源を切りましょう(´×ω×`)

    チャートもアプリも一切見ない!正直、最初はこれくらいやらないと中々早く利確してしまう癖が抜けません。私がそうだったからです(´;ω;`)

    今は便利になりすぎて外出先でもチャートの確認ができてしまいますが、利食いか損切りのどちらかが約定するまでは待つことが重要です。

    物理的に取引できないようにするのが一番

    物理的に取引できないようにするのが一番

    これを繰り返すと自分で利食いを早めなくても「利益が積み重なっていくこと」が実感できます。慣れるまでは利食い・損切りのルールの幅を小さくして実践してみましょう(✻´ν`✻)

    損失回避性を理解して利食いを待つ方法まとめ

    誰もが一度はぶつかる壁ですので、同じ悩みの方も多いと思います。IFO注文は非常に便利な注文方法ですので、うまく活用して利益が出ることを祈っています(๑´ω`๑)♡

    今日紹介してIFO注文はほとんどのFX会社で使えますが、DMMFXのツールは簡単操作で切り替えられるので非常に使いやすいです!

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    コメント (4)

    1. 1. 匿名

      僕は利食いも速く損切りもできないという両方です
      これを読んでちょっと理解できた気がします
      IFO注文使ってみます
      なかなか本能に逆らうのは僕みたいな意思が弱いと難しそうです

    2. 2. メイ

      コメントありがとうございます!(๑´ω`๑)♡

      分かっていてもなかなかできないのが、プロスペクト理論なんですよねぇ(´×ω×`)
      感情的になりやすい人はFXで負けやすいとよくいいますが、確かに1つトレードで一喜一憂していては身が持ちませんよね。

      そのための注文方法やテクニカル分析といったツールがあるので、自分でメンタルが弱いという方はツールを駆使してトレードしてみましょう(✻´ν`✻)

    3. 3. 匿名

      わかっているのに、実践できないんですよね、、、
      私なんてIFO注文しても、なお、チャートを頻繁に見て、損切りラインに到達しそうになると、「損切りライン超えてもまたきっともどるはず」と慌てて注文修正して、結局損を膨らますアホな奴です(T_T)
      今日この記事を見て、

      「これを繰り返すと自分で利食いを早めなくても「利益が積み重なっていくこと」が実感できます。慣れるまでは利食い・損切りのルールの幅を小さくして実践してみましょう」

      ↑ここすごく感動しました(^o^)
      IFO注文したら、無心になって、修正しないで、成功体験を積み重ねて、頑張っていきたいと思えました。

    4. 4. メイ

      すごい響いたみたいで私も嬉しいです!(๑´ω`๑)♡
      FXトレーダーなら誰もが通る道なので、失敗を繰り替えしてゆっくりでも着実に進んでいきましょう(✻´ν`✻)

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    ニックネーム:メイ
    誕生日:5月1日生まれ
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    出身地:埼玉県
    職業:FX専業トレーダー
    自己紹介:家庭菜園を育てながらFXをする事に生きがいを感じている専業トレーダーです!ドル円をメインにFX初心者さんへ分かりやすく為替の情報を発信しています。

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