2016年4月14~15日に開催されたG20の声明から今後のドル円を予想してみた
最終更新日: 2016-4-19
G20は通貨の競争的な切り下げ回避
先週から今週にかけて、為替相場に影響する材料がたくさん出ました。
米ワシントンで開催されたG20では、世界経済にリスクがあるとして「通貨の競争的な切り下げ回避」との声明で幕を閉じました。G20で日本の介入に対しては理解を得られず、さらに産油国会合では増産凍結も合意されませんでした。そのため月曜のドル円は円高で反応しています。
ドル円は、また以前の108円台の安値を目指すかもしれません。このところ米国のルー財務長官から、為替相場に関する発言が相次いでいるのも気になります。
ジェイコブ・ルー米国財務長官
米国はドル高容認から一転して、ドル安方向へと動いているのではないか?と思われる面があるのです。
思い返してみれば、アベノミクスの金融緩和で、円安株高を目指すとアピールした時、日本の都合だけで通貨安に誘導できる訳がないという論も強かったです。アベノミクスでの円安誘導は米国の了承の元に行われていました。
アメリカがドル安政策に転向している可能性
先ほども書きましたがFRBメンバーやルー財務長官は、「ドル高は景気に悪影響を与える可能性がある」と発言しており、ドル高を好まない方向に変化している可能性があります。
米国内は、トランプ大統領候補の躍進が示しているように国内での格差が広がっていますね。株価は高いものの雇用内容や給料面で国民が満足しない「雇用なき景気回復」が起きています。米雇用統計でも給与がなかなか上がってきていませんね。
ドル高による新興国への影響
さらに原油安や世界経済成長の鈍化でダメージを受けている新興国はドル高になれば、ドル建ての借金が増える上に資金流出が加速するというダブルパンチを受けてしまいます(´×ω×`)
またルー財務長官は「財政黒字国には強い責任がある」と発言しています。特に財政黒字という面ではドイツの黒字が大きく、ユーロ圏及び世界をデフレから救うためにドイツに財政政策を求める声が大きくなることが予想されます。
ドイツの財政収支は各国に先駆けて、いち早く黒字化しました。G20で合意した財政&金融政策のフル稼働を日本が行うことは決定的で、ドイツにも行うようにプレッシャーをかけています( ・`ω・´)キリッ
しかし米FRBが最終的に米国の国益を最優先にすることは間違いありません。日本が出来るのは財政支出と消費税増税凍結くらいでしょうか(´×ω×`)
日銀介入がやり難いのは確かですね。日本は円高を阻止したいですが、ルー財務長官に突き放されてしまった結果となりました。これによりまだ円高に動く可能性がありますので、今週も要注意ですね!
ハーゲンダッツ(๑´ω`๑)♡
私は大好きなハーゲンダッツのアイスを頬張りながら予定を手帳に書き込むのが好きです!
最近のお気に入りはクランチークランチ『コーヒー&ホワイトチョコレート』撮る前にかじっちゃったから画像探してきましたw
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