米国はなぜ早期に利上げを行いたいのか?その理由を解説
最終更新日: 2016-5-27
米国はなぜ利上げをしたいのか
世界経済が安定しない状態でなぜFRBは早めに利上げをしようとしているのでしょうか。今回はFRBが慌てて利上げをしようとしているところに注目して解説します( ・`ω・´)キリッ
利上げを行うかどうかでもめている今の状況になったのはサブプライムローン破綻から始まったリーマン・ショックによる金融危機が原因です。
金融危機を脱するために当時FRB議長であったベン・バーナンキ氏が主導となってゼロ金利政策、量的緩和が行われました。
お金をばらまかれて低金利になっている状況では、次に景気後退の局面が来た時に打つ手がなくなってしまいます。
豪ドル円は100円前後から55円と、3ヶ月の間に半値近く下落しています。
量的緩和は異常事態
量的緩和は非伝統的金融政策と呼ばれており、中央銀行にとっては例外的な政策です。中央銀行が国債やMBS(住宅ローン担保の証券)を買い入れることで市場に大量のお金を流して経済を活性化させる方法です。
そして、FRBが市場から買い入れた大量の国債やMBSは残ったままです。これを市場で売却すれば、金利が大きく上昇するかもしれないという問題を抱えます。
新しい問題を抱えることになってもこの政策を使うしかなかったほど、金融危機のダメージは大きかったのです(´×ω×`)
そして、利上げを行うのはこの異常事態を止めて正常な状態の金融政策に戻すためです。中央銀行が経済危機や不景気に対して打てる対策を増やすことができるようになります。
低金利や金融緩和を続けると出てくる問題
- 低金利を長く続けていると、株価・不動産が上昇し資産バブルが起きる
- 次に景気後退・金融危機が起きた時に金利が低いと利下げや緩和が出来ない
- 中央銀行頼みが金融市場に広まるとモラルハザードが起き、改革が進まなくなる
- お金持ちと庶民の格差が広がる
お金を借りれば利息をつけて返すのが金融の基本です。しかし、ゼロ金利やマイナス金利はその基本が崩れてしまします(´×ω×`)
2008年の金融危機から、もう8年が経とうとしています。景気が好景気と不景気を繰り返すなら、いずれ不景気がやってきます。その時に政策金利が0.5%しかないと景気を刺激するための利下げをする余地が少なくなります(´×ω×`)
そうなるとFRBの打つ手がなくなってしまいます。つまり、きたる不景気の時に打てる手を増やすために、失敗するリスクを抱えながらも利上げをしたいと考えているのです(✻´ν`✻)
面白いお魚!
今日、沖縄の水族館に行っている友人からこんな写真が送られてきました!w
まるで人間同士の喧嘩のように睨み合ってますwおもしろくて可愛いです(๑´ω`๑)♡
↓今日のオマケ自撮り画像↓(クリックで表示)
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡それでは皆様御自愛下さい♡