相場に雲を描くテクニカル分析、一目均衡表について解説 後編
最終更新日: 2016-6-25
一目均衡表で使い線の解説
一目均衡表の第3回です。前編、中編と一目均衡表の基本や使う線の種類を解説してきました。今回は中編の続きで、使われる線の関係性を掘り下げて解説します。
一目均衡表について解説した前編、中編の記事はコチラ↓
遅行線について解説
遅行線は、終値を26日前にずらした線です。26日前の相場と現在地を比較する線ということです。遅行線が価格を下から上に突破すると好転と判断できます。
- 遅行線が価格を上に抜けると買い要因
- 遅行線が価格を下に抜けると売り要因
先行スパン:雲
前編でご紹介した雲を形作るのが2つの先行スパンです。雲は、チャートの下落や上昇を抑える支持線及び抵抗線として機能します。
また、価格が雲と離れすぎた場合には、双方が近寄っていく傾向を持ちます。
不思議と雲に価格が抑えられています。緑の丸をつけたところ以外でも、雲の下に接近してから反落していることがちょくちょく見られます(✻´ν`✻)
そして、価格と雲の関係に加えて、基準線や転換線も雲に抑えられるのです。黄色の丸は基準線や転換線・遅行線が雲に抑えられている場面です。その後の為替相場も下落していますね。
このように、一目均衡表は価格・基準線・転換線・先行スパン(雲)と指標同士の関係性から今後の相場を読み取る奥の深いテクニカル分析ツールなのです(๑´ω`๑)♡
動かない基準線
基準線の方向は中長期的な相場の方向を示します。上なのか下なのか、平行なのかとどの方向を向いているのかを意識しておきましょう。
また、転換線が動いているのに基準線が横ばいの場合、相場の動きが一時的なもの(ダマシ)になる可能性が高いです( ・`ω・´)キリッ
オレンジの線が転換線で、緑の線が基準線です。このような動きの時はポジションを持たない・ポジションの手仕舞いなどで対応しましょう。
三役好転と雲のねじれ
3つの上昇シグナルが揃うことを三役好転、逆に下落シグナルが揃うことを三役逆転という強いサインです。
- 転換線が基準線を下から上に突き抜ける
- 価格が雲を上に突き抜ける
- 遅行線が価格を下から上に突き抜ける
3つのシグナルが揃うことはめったにありません。一目均衡表を使う場合、2つ揃った時点でポジションをとることの方が多くなると思います。
注意しなければいけないのは、価格が雲を突き抜けたのに遅行線が雲を上向きに抜けないような場合です。この時は上昇が止まってそこで止まってしまうことがあります。
一目均衡表だけでポジションを取るのは危険
前回の記事のコメントでもありましたが、一目均衡表だけで相場を読み取るのは危険です。相場のバランスが崩れるかどうかの判断材料として見て下さい。
長期的に見れば波が大きくなるので当てはまりやすいのですが、短い足で見ると変動が頻繁にあるので、それだけダマシのような動きが多くなるので注意しましょう(✻´ν`✻)
浜松の思い出「浜名湖ガーデンパーク」
とっても広い公園で、ガーデンパークというだけあってあちらこちらにお花や植物が沢山植えられていました(✻´ν`✻)
そんな公園の中でひときわ目立つのがこちら!
展望台のふもとにはお花の洋服を着たモアイさんがいましたw
↓今日のオマケ自撮り画像↓(クリックで表示)
展望台に登ってみると50メートルの高さですっごく高い!眺めはとってもよかったです♡
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡それでは皆様御自愛下さい♡