トランプ相場でドル高トレンド中!トランプノミクスとレーガノミクスの違いを解説
最終更新日: 2016-11-26
トランプ大統領が誕生してドル高のトレンドに
現地時間で11月8日(火)、日本では11月9日(水)に米大統領選が行われ、共和党のドナルド・トランプ氏が次期米大統領に選ばれました。
トランプ大統領の就任式までのドル円相場を予想した記事はコチラ↓
以前の記事でも紹介しましたが、米大統領選の予想外の展開で101円台まで円高になったドル円は反発してドル高トレンドになりました。
政策としてインフラ投資や内需の拡大が期待され、トランプ相場と呼ばれるドル高トレンドでドル円は113円まで上昇しています。
トランプ相場の円安ドル高は長続きする
大きく円高に動いた時、日銀の黒田総裁が行う金融緩和は短期的に効果は見られたものの長続きしませんでした。
今の相場は世界経済の中心国である米国を起点に成り立っています。12月に予想されている米利上げも追い風になるので1ドル120円まで上昇すると予想する人も多いようです。
しかし、115円を超えるあたりから急激な円安ドル高への警戒感は強まりそうです。これまでのトレンドなら、昨日114円まで上昇してもおかしくありませんでしたが、113円前後に収束しています。
日本国民の立場で考えると急激なドル高が進むと輸入品の価格が上がって家計は苦しくなります。家計が潤っていない状態での値上がりは厳しいので、けん制としての口先介入はあるかもしれません。
似ていると言われるトランプノミクスとレーガノミクスは結果が変わる
81年に同じ共和党のレーガン大統領は、トランプ氏と同様に「強いドルを取り戻す」と掲げました。当時はレーガノミクスと呼ばれ、軍事費用への投資と大幅な減税でドル高になりました。
トランプ氏もインフラ投資、所得税減税による景気刺激を提唱していて、トランプノミクスとレーガノミクスは酷似していると言われています。
レーガノミクスは財政赤字の拡大に繋がりましたが、トランプノミクスはどうでしょう。当時とは国の環境が違うので結果は見てみないとわかりませんが、トランプノミクスの投資対象はインフラへの投資です。
インフラへの投資は労働者の拡大や経済成長が期待されるため、レーガノミクスとは違う結果になるのではないでしょうか。
トランプ氏の就任前から株高になっている
実際、米国株は上昇していてトランプ大統領への期待が高まっているのが分かります。レーガン大統領の時は1ドル240円のバブル景気でしたが、今は113円台です。ドル円市場の環境も違うのでいくら政策が似ていても結果が同じになるとは限りません。
バブル期の頃とまではいかないでしょうが、日本の景気もドル高相場に乗っかって上昇していくでしょう。トランプ大統領は過激な発言で注目を集めましたが政策でも発言力、影響力は強いのでトランプ大統領に関するニュースはチェックしておきたいですね(๑´ω`๑)♡
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