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天井と予想されていた114円台に突入した

週明けのドル円は1円以上円高に動き、111円台まで下落しました。以前の記事でも急落した理由はお伝えしましたが、急激に上昇したドルに対する調整が原因です。

しかし、11月30日に発表された米・11月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったことや、OPEC（石油輸出国機構）で減産が合意されたことでリスクオンになり、週のなかばの12月1日には114.826円まで上昇しました。

急激なドル高トレンドは一服したように見えましたが、米経済指標の強い数字を手がかりに、雇用統計までは114円前後で推移していました。

注目されていた米雇用統計の結果は微妙な結果に

雇用統計の結果は微妙な結果でした。非農業部門雇用者数は予想値とほぼ一致の+17.8万人で、10月の＋14.2万人から伸び率が拡大しています。

しかし、平均時給は前月比-0.1%と予想外にマイナス。これは2014年12月以来のマイナスで、市場の印象はむしろこっちに向かったようです。

この結果を受けてドル円は113円半ばまで円高に動きました。イタリアの国民投票前に、リスク回避でポジションを手仕舞いしているトレーダーも多いのでは無いでしょうか。

イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票

イタリアのマッテオ・レンツィ首相は2016年12月4日にイタリア国民に憲法改正を問う国民投票に対して、有権者に以下の2点を問います。

• 上院議員数を現状の315人から100人に削減すること
• 下院で承認された法案を阻止できる上院の権限を制限するための憲法改正

改正されれば地方と中央政府とのバランスが変化し、中央政府に多くの権力が集中することになります。

直前の世論調査では反対派が優勢となっていて、この改正案が否決された場合、週明けの為替市場はリスクオフの円高になって始まりそうです。

今回の国民投票は、ブレグジッドでのイギリスのEU離脱時や、米大統領選でのトランプ氏優勢時に起こった円高よりは影響は少ないと予想されています。

なので、週末はポジションの手仕舞いが目立つことになりそうです。DMMからも「イタリア国民投票の影響で週明けの円高がストップを超える範囲で決済されて設定以上の損失がでるかもしれない」とポジションの手仕舞いを促すお知らせがありました。

ツイッターやフェイスブックでもお知らせしましたが、ポジションの手仕舞いをして週明けの大きな動きに備えるようにしましょう(๑´ω`๑)♡

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最後までお読み頂き、有難うごさいます♡それでは皆様御自愛下さい♡