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日米首脳会談を終えて週明けのドル円は114円まで上昇

安倍総理とトランプ大統領の日米首脳会談を終えた週明けのドル円は114円まで上昇しました。

2017年2月10日（金）のドル円は主に113円台で推移してほぼ横ばいの状態で取引を終えました。

為替市場からも注目が集まっていた日米首脳会談では、トランプ大統領が日本の通貨安誘導や貿易黒字を批判するのではないかと警戒されていました。

しかし、昨日の記事でも書きましたが今回の会談では通貨安誘導の批判はされず、リスクイベントとして警戒されていた日米首脳会談は無事終了し、リスクオフのムードは薄れてドル買いが進みました。

今後の市場の注目はどこに集まるのか？

日米首脳会談後の為替市場はトランプ政権の経済・財政政策に注目が集まるでしょう(๑´ω`๑)♡

先週はトランプ大統領の「税制改革案を提示する」との発言を受けてリスク選好的なドル買いが進みました。

トランプ政権がうまく機能すれば株高や米長期債利回りの上昇→ドル高の流れになりそうですよね(๑´ω`๑)♡

FRB理事のダニエル・タルーロ氏が退任を発表

タルーロ氏は2008年の金融危機後の銀行規制強化に取り組んでいました。

FRB理事は7人で構成されているのですが、現在2名欠員の状況から1人辞任となるため、トランプ大統領が3名指名する事になります。

つまり、トランプ大統領の考えをFRBやFOMCに対して強く反映させることができるようになるということです。

イエレン議長の議会証言にも注目

2月14、15日（水）に米連邦準備理事会（FRB）のイエレン議長による半期に一度の議会証言があります。

市場が注目しているのはずばり「利上げについてのコメント」ですよね。

しかし、イエレン議長の任期は残り1年で、FRBの理事であるダニエル・タルーロ氏が4月に退任するといった状況でハト派のイエレン議長が利上げペースを早める発言があるとは思えません(´×ω×`)

なので、イエレン議長の発言による相場の変動は小さいのではないかと予想しています。

トランプ大統領が税制改革案を発表するまでは株価や米長期債利回りの動向に注目ですね。もちろん要人発言のチェックも忘れずにしておきましょう(๑´ω`๑)♡

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