6月8日(木)に控えたイギリス総選挙とテロが為替に与える影響を解説します
最終更新日: 2017-6-5
イギリスを始め世界各地でテロが頻発
すでにニュースで見た人も多いと思いますが、6月3日(土)にイギリスでテロが再発しました。
テロが起きてしまったイギリス・ロンドン橋
今回はロンドン橋の上でバスが歩行者に追突、6人が死亡・48人が負傷しました。
イギリスでは、2週間前にもマンチェスターのコンサート会場でテロがあったばかりです。
5月22日(月)に起きたテロについてはこちら↓
今回のテロは、イスラム国が犯行声明を出しました。
なぜこんなにもイギリスでテロが起きるのでしょうか?
6月8日(木)にイギリス総選挙が行われる
1つ目の理由としては、6月8日(木)にイギリス総選挙の開票日が控えていることです。
次回選挙は2020年のはずでしたが、メイ首相が4月の閣議後に議会を解散しました。その後、総選挙の早期実施について採決をとり踏み切った形です。
歴代2番目の女性首相になったテリーザ・メイ英首相
イギリスは、EUからの離脱(ブレグジット)の論争など大きな問題を抱えています。
ブレグジットについてのおさらい記事はこちら↓
しかしメイ首相は、このテロを受けて「このまま何もしない訳にはいかない」と厳しい口調で国民に問いかけ、テロ対策を更に強化していく考えのようです。
イギリスは、イラク空爆の数がアメリカの次に多い
2番目の理由は、イギリスがアメリカに次いで2番目にイラクへの空爆数が多いからなんです。
イスラム国やイラク空爆について気になったので、「airwars」という空爆などをまとめているサイトで調べてみました( ・`ω・´)キリッ
同盟国というのは、イギリスを含むフランスやベルギーなどの各国です。更に同盟国の内訳を見てましょう。
アメリカはこれまで約9,000回弱の空爆を繰り替えしています。数でこそ圧倒的に差がありますが、イギリスが1,250回と2番目に多い国です。
これがイギリスにテロが集中している2番目の理由になります。
メイ首相が所属している保守党は苦戦している
総選挙をあと3日と控えたイギリスですが、最新の情報だとタイムズ紙が「保守党は過半数の議席を確保できていない可能性がある」と報じました。
保守党が過半数議席を獲得できなかった場合、EU離脱を推進しているメイ首相にとっては大ダメージになります(´×ω×`)
またこれは、国際的な関係も絡んできます。
テロに隠された国際的な関係
イギリスがEU離脱した後、頼みになるのはアメリカです。そのアメリカもトランプ政権になり、ドイツやフランスとの間に亀裂が入っています。
トランプ大統領を不安そうに見る独メルケル首相
この2か国が結びつくのは、イスラム国にとっても防ぎたいところです。むしろ結びつかなければ、アメリカを独りぼっちにすることができます。
双方の思惑が入り乱れて、総選挙までは緊張した状態が続くはずです。
6月8日(木)はイベントが集中している
更に6月8日は、他にも大きなイベントがあります
- イギリス総選挙の開票日
- 欧州中央銀行(ECB)の理事会
- アメリカ:コミー元FBI長官の公聴会
と、為替的にも影響力が大きいイベントが集中しています。
それに伴い、またテロが起きる可能性も少なくありません。
今週のドル円はこう動く!
やはりドル円の上値は重く、先週の雇用統計が不調だったことが尾を引いています(´×ω×`)
6月8日(木)までは、ほぼレンジ相場で動くと思います。もちろんテロが起きないことが前提です。
また総選挙の結果で保守党が過半数を割った場合、コミー元FBI長官が新しい証言を出した場合などはリスク回避で大きく円高に動く可能性があります。
正直今週はトレード回数を少なくし、ポジションを持っておいても必ずストップを入れておくことをオススメします!( ・`ω・´)キリッ
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コメント (2)
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1. よん
おはようございます。
昨日はUSD/JPYがかなり下げましたね。
最近の相場は本当に難しいですね。
イギリスの選挙が終わるまではおとなしくしておかないといけないのでしょうね。。。 -
2. メイ
>よんさん
コメントありがとうございます!(๑´ω`๑)♡
私もビックリしました(´×ω×`)
相場が動きがあるのはいいことですが、テロなどのマイナスな要因で動くのはやっぱり嫌ですね。
もう少し落ち着いてくれた方がトレードしやすいですが、明日のイギリス総選挙などまで私も様子見ながらですね!(✻´ν`✻)