中国人民元のドル許容変動幅拡大で起こる日本への影響とは
最終更新日: 2015-7-27
中国は、7月24日に人民元の変動幅拡大を発表しました。
中国人民銀行(中央銀行)が設定するその日の中心レートの上下2%に制限しているのですが、これを拡大する予定(⋆ʾ ˙̫̮ ʿ⋆)
これってどういうことなのか?調べてみました!
中国の株価は、政府がなんとか支えていて、いつ下落しても不思議でない状態です。そして、人民元は、米ドルにリンクしているため、米ドルの上昇にあわせて上昇中。
通貨高は、輸出企業にとってマイナス要因のため、中国の景気が鈍化。それを何とかするための起死回生策として、人民元の切り下げを画策している様子です。
人民元は、米ドルの上昇にあわせて上昇トレンド。
* CNHは、オフショア人民元と呼ぶ中国本土外で取引する通貨。
人民元は自由に取引できないため、オフショア市場での取引量も多く、香港市場で取引されるCNHは人気です。FX会社の中でも、人民元取引を出来る会社として、SBIFXトレードやセントラル短資FX・外為どっとコムなどがあります。
今回の変動幅拡大は、人民元切り下げ=通貨安方向へのリスクが高いと言われています。
通貨を安くして中国企業の競争力をあげようという中国政府の政策ですね。もともと、米ドルの上昇が続けば、人民元のドル連動はむずかしいのではないかと言われていました。
すでに人民元の拡大幅検討のニュースを受けて、インドネシア・ルピア、韓国ウォン、タイ・バーツ、オーストラリア・ドルなどが下落。通貨切り下げ競争が起きてくるかもしれません!(*●⁰ꇴ⁰●)✧
中国経済は、株価・不動産ともに過度な信用供給で、現在の水準を保っています。これが逆回転すれば、日本や米国・欧州で起きたような本物のバブル崩壊へと進むかも(´;ω;`)
海外投資家は、中国株から離れており、7月の売り越し額は、7月24日時点で333億元(約6600億円)と過去最大とのことです。
海外投資家が逃げると、いまの国際経済のしくみでは、本当に怖い。株安・債券安・通貨安のトリプル安をきっかけに中国発の国際経済危機に発展する可能性もあります。
仮にそうなれば豪ドル・日本円・米ドルにも影響してきます。中国のニュースには注目しておきましょう。
一気にリスクオフが進展する可能性があるからですね。
中国だけでなく新興国が揺らぐと米利上げ時期すら遅れることになるかもしれません。もし強行すれば、米国と他国の外交関係にひびが入るかも。
特に新興国への投資についてリスクが高まっていますので皆様ご注意ください(๑´ω`๑)♡
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡
それでは皆様御自愛下さい♡