今週28・29日は米国のFOMC
最終更新日: 2015-7-28
昨日は上海株が8.48%も下落してびっくり。中国国家統計局が同日発表した6月の工業利益は前年同月比0.3%減が引き金になったとのことで。人民元変動幅拡大を昨日書きましたが中国経済危うくなってきました。(T_T)
さて、28・29日は、米国のFOMC(^^ゞ
雇用統計と同じ位、重要なイベントです。
FOMCは、連邦公開市場委員会委員会のことで、米国の金融政策を決定します。
今、米FRBは、いつ金利を上げるかを慎重に検討しています。その金利を上げるかどうかの決定を行う会議がFOMC。
今のところ、市場予想は2015年9月16・17日のFOMCで利上げが発表されるのではないかと見ており、今回のFOMCで利上げが行われる可能性はとても低いんです。
でも、会議後に公表される声明の中で、利上げへの手がかりがあるかどうかに注目しています。9月になるか12月になるかイエレン議長がそのヒントを明かしてくれないかとFEDウォッチャーと呼ばれる人たちを中心に必死に情報を集めています。
もし、サプライズの内容だったら米ドル/円も大きく動く可能性があります。
ちなみに、FRBの2015年10-12月期のFF金利予測は0.35%とのことで、年内の利上げは一回だけに抑えられる可能性が高いんです。
米国自体は、経済好調で労働市場の改善も進んでいると利上げに向けて問題は大きくありません。一方世界経済はまだまだ不安定。ギリシャ問題は落ち着きましたが、中国経済への不安は消えていませんし、ここに来て株価が下がっているのも気になるところ。
後は、米ドル高が米経済に与える影響。お隣のカナダは利下げを行っていて、7月15日に政策金利を0.5%に。1月に続いて今年2回目です。
原油価格の下げや中国経済の悪化でカナダ経済が不景気になることを気にしています。
そのせいもあって、米ドル/カナダドルは上昇トレンド。
対円もそうですが、米ドルの上昇をFRBがどう判断するかもポイントです。
2015年1月2日は、1.16085だったのに、今は1.29919と大きく上昇トレンド。
米FRBのイエレン議長は、ここで利上げを遅らせると、大幅利上げを行うことになりかねないと警戒中。とにかく一度は利上げして市場の様子を見守りたい意識を持ってそう。
FOMCの翌日30日には、第2四半期GDP速報値が発表されます。今回は第2四半期のGDPと2012年からの数値の改定値が発表される予定。こっちも注目の数字です♪
良い数字だとドル買いの動きが出てきそうです。ただ、米株価下落とそれによるドル安の可能性もあります。
日足チャートのパラボリックは売りサインに転換。
7月20日に124円台を付けた後、やや下落気味。
同じく少しダウントレンド。スーパーボリンジャーの下限に接触。バンド幅が拡大傾向。
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡
それでは皆様御自愛下さい♡