衆議院選挙は与党313議席の圧勝!過去の為替変動と比較してみた
最終更新日: 2017-10-24
自民・公明の与党が3分2の議席を獲得
10月22日(日)は、第48回衆議院議員総選挙でしたね。
ご存知の通り、与党である自民党・公明党が465議席中313議席を獲得し大勝しました!
開票前から各メディアによって与党圧勝の予測は出ていましたが、ここまで圧勝になるとは(´×ω×`)
短期決戦だったので、分かりやすい・変わらない内容の党が強かった印象を受けました。
希望の党も小池都知事が立候補していたら、結果は変わっていたのかもしれませんね。
衆議院選挙の為替への影響
では、為替への影響はどうだったのか?先週末から今週明けのドル円相場を見てみましょう!
ドル円の窓開けは、選挙結果を受けて約30銭ほど円安ドル高で始まっています。
その後時間をかけて戻ってきているのはリスクオフ要因として、アメリカが「核兵器を搭載した戦略爆撃機を24時間態勢で準備している」と報道があったためです。
北朝鮮の有事に対応するためと見られている
米空軍は否定しているものの、米軍事専門サイト「ディフェンス・ワン」で報道されたため円高ドル安に動きました。
過去の衆議院選挙との比較
上記のようにその他要因があったためドル円相場は、本日には113円台半ばまで戻ってきました。
ここで過去の衆議院選挙時のドル円相場の変動と比べてみましょう!
日時 | 前日終値 | 翌日終値 | 変化 |
---|---|---|---|
2005年9月11日 | 109.69 | 110.36 | +0.67 |
2009年8月30日 | 93.63 | 93.01 | -0.62 |
2012年12月16日 | 83.47 | 83.88 | +0.41 |
2014年12月14日 | 118.77 | 117.80 | -0.93 |
2017年10月22日 | 113.51 | 113.42 | -0.09 |
選挙と為替・株価への影響も解説しています↓
終わってみれば若干の円高ドル安に動いて昨日の終値を迎えました。
与党圧勝にて一時114円台に突入する円安要因でしたが、その後のリスクオフが強かったこと。与党圧勝の報道が織り込み済みだったことも関係していると思います。
日経平均株価は16日連続で続伸中
また日経平均株価についても見てみましょう。
日時 | 前日終値 | 翌日終値 | 変化 |
---|---|---|---|
2014年12月14日 | 17,371円 | 17,099円 | -272円 |
2017年10月22日 | 21,457円 | 21,696円 | +239円 |
選挙前から与党勝利の予測を受けて14日連続続伸となっていた日経平均株価は、選挙後も勢いは収まらず現在16日連続で続伸しています( ・`ω・´)キリッ
今後は次期FRB議長と米税制改革
日本の衆議院選挙も終わったため今後の判断材料は、次期FRB(米連邦準備制度)議長と米税制改革案の行方に絞られてきました。
10月23日(月)にトランプ大統領は、次期議長の指名発表に対して「極めて近い」と発言しました。
極めてということは、アジア訪問前というタイミングが濃厚になってきました(✻´ν`✻)
またトランプ大統領は、税制改革に対してもTwitterで発言しています。
There will be NO change to your 401(k). This has always been a great and popular middle class tax break that works, and it stays!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年10月23日
実は税制改革の中で特定の分に関してトランプ大統領が発言するのは初めてで、「あなたの401k(確定拠出年金に関する401条k項のこと)は一切変わらない」と述べています。
これはアメリカの中所得者の税控除措置で、ニューヨークタイムズによって20日(金)に「共和党は、401k向けに拠出できる年間総額の上限引き下げを検討している」と報道されたものへ対する反論ですね。
もちろん米経済指標も見逃せませんが、この2つが今週・来週とドル円相場のカギになるのでしっかりとチェックしましょう(๑´ω`๑)♡