FXや仮想通貨の税金だけじゃない!確定申告前に所得の種類・課税方法を理解しよう
最終更新日: 2018-1-20
FXは金融商品の中で税金が少ない投資
先日のFXと仮想通貨を比較した記事にて、FXのメリットの1つとして「仮想通貨よりも税率が低いこと」をあげました。
仮想通貨は累進課税なので稼ぐほど税率が上がる↓
もちろん投資は、FXと仮想通貨だけではありません。仮想通貨市場の高騰によって「他の投資にも興味が出た人」も多いと思います(✻´ν`✻)
毎年2月16日から確定申告が始まる
今年はすでに確定申告が始まっていますね。毎年2月16日~3月15日までですね。
今年2021年に申告するのは、2020年1月1日~2020年12月31日までの所得です。
「昨年から仮想通貨を始めた!」という初めて確定申告する方もいるかもですね(✻´ν`✻)
FXの税金は雑取得だけど申告分離課税
税金はかなり複雑なので、色々と頭の中でごっちゃになっている人も多いと思います。私もそんな一人です(´×ω×`)
そもそも所得には、10個も種類があるのをご存知でしたか?
今回は多過ぎるので全てを説明はしませんが、利子取得・配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得・退職所得・山林所得・譲渡所得・一時所得、そして雑所得の10個があります。
所得に応じて、所得金額の計算方法や課税方法が変わるので複雑になっているんですね。
所得税の課税方法は大きく分けて2つ
所得税の計算は、大きく「総合課税」と「分離課税」に分かれます。
- 総合課税:不動産所得、事業所得、給与所得、一時所得、雑所得の土地・建物・株式以外の譲渡所得が含まれ合算して課税される
- 分離課税:退職所得、山林所得、土地・建物の譲渡所得、株式の譲渡所得が含まれ基本的に一律20.315%で課税される(金額により変動するものもある)
さらに分離課税は、FXのように申告しなければならない「申告分離課税」と利子のように天引きで課税されている「源泉分離課税」に分かれます。
この辺で理解が難しくなってきたと思うので、簡単な図解にしてみましょう!
表を見て頂くと上の総合課税にも、下の分離課税にも「雑所得」があるのがわかると思います。
これが税金の難しいところで、同じ所得でも中身によって課税方法が違うんですよね(´×ω×`)
それで言えばFXと仮想通貨は同じように雑所得として扱われますが、図のように課税方法は大きく違いがあります。ちなみに海外FX会社で取引した場合も仮想通貨と同じ総合課税に区分されます。
実はこの当たりを知らないで、仮想通貨の取引をしている人も少なくありません。
FX・仮想通貨以外の金融商品の税金
もちろんFXや仮想通貨以外にも株式やETF(上場投資信託)など、様々な金融商品が存在します。
所得の種類と課税方法を一覧で見てみましょう!
金融商品 | 所得の種類 | 課税方法 | 税率 |
---|---|---|---|
国内FX | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
海外FX | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
仮想通貨 | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
株式の売却益 | 譲渡所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
株式の配当 | 配当所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
ETFの売却益 | 譲渡所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
ETFの配当 | 配当所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
外貨預金の利息 | 利子所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
外貨預金の為替差益 | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
日経225先物 | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
商品先物 | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
利付債の利息 | 利子所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
利付債の売却益 | 非課税 | ||
利付債の償還益 | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
こう見ると海外FXと仮想通貨の税金が、どれだけ重税か分かると思います。
トレーダーの苦労を考えれば20%でも高いと思いますが、国内FX会社でよかったと実感できますね( ・`ω・´)キリッ
含み益は所得に計算されない
スイングトレードでなければ、FXトレーダーは年末ポジションを閉じた方が多いと思います。
逆に仮想通貨は、年をまたいでホールド(保有し続けること)した方が多いのではないでしょうか?
その場合の含み益は、申告する所得に含まれません。
あくまで決済したタイミングで所得になるので、FXも仮想通貨もそこは同じですね(✻´ν`✻)
FXは損失繰越ができる
近々損失繰越の申告方法について記事を書こうと思っています!仮想通貨は損失繰越ができませんが、FXは可能ですからね(๑´ω`๑)♡
確定申告の時期が近くなっているので、これから税金関係の記事を多めに書いていこうと思っています。お楽しみに(✻´ν`✻)
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この記事を読んだ人はこちらも読んでいます
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コメント (5)
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1. 銭ゲバ
山林の課税は、分離課税ですが退職金と同じく分離して単体だけで総合課税なので説明と表が異なっています。
参考までに -
2. エイプリル
まだ始めたばかりで実績が出ているわけではありませんが所得税と市民税相当分は常に別口座に留保して「初めから無いもの」と考えて資金運用するのが理想かなって考えてます( ー`дー´)キリッ
残念な事にお勉強期間だった2017年収支は30万円のマイナス(最盛期120万円マイナス)のだったので損失繰越で申告です(-_-)
近々の記事を参考にさせていただきます(T_T)
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3. メイ
コメントありがとうございます!
>銭ゲバさん
ご指摘ありがとうございます(✻´ν`✻)
山林所得は20.315%ではなく、所得金額によって税率が変わるという意味ですよね!?
表を修正しましたー(✻´ν`✻)
>エイプリルさん
>別口座に留保して
今から税金を考えているなんて偉い!(๑´ω`๑)♡
私なんて最初の方全く考えていませんでしたから(´×ω×`)
損失繰越の記事は、遅くても今月中にはアップします!
また勉強のために買ったFXの教本なども節税として使えますので、レシート・領収書を残しておいた方がいいですよ( ・`ω・´)キリッ -
4. 銭ゲバ
そうです。
計算過程が異なるだけで累進課税表は総合課税と同じものを使います。
お邪魔しました。 -
5. メイ
>銭ゲバさん
私もFXに関係してるところの税金関係はわかりますが、その他の知識には疎いのでご指摘頂けてうれしいです(✻´ν`✻)
ありがとうございます(๑´ω`๑)♡