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4月14日トランプ大統領がシリアへ攻撃をしたと発言

日本時間の4月14日午前（現地時間だと13日夜）にトランプ大統領は「シリア・アサド政権の化学兵器関連施設への精密攻撃を命じた」と発表しました。

この攻撃は「アサド政権が化学兵器を使用した」国際ルール違反に対する措置としています。

マティス米国防長官は「今回の1回限り」と言いましたが、トランプ大統領は「アサド政権が化学物質の使用を中止するまで対応を続ける」と述べ、再度化学兵器の使用があれば攻撃を繰り返す意向のようです。

そして今回シリアを攻撃したのは、アメリカだけではありません。イギリスとフランスもシリアの化学兵器工場へ攻撃を実施したと発表しました。

本日の出来事なので為替相場に影響するのは月曜以降になりますが、ポジションを持っている人は心配になりますよね。

過去の事例なども見ながら、為替・ドル円への影響を考えていきましょう！

2017年4月に続いてシリアへの攻撃は2回目

ちょうど1年前も同じようにアメリカは、シリアに攻撃をしています。

1年前はシリア北西部の反政府勢力地域で化学兵器が使用され、80人以上が死亡しました。これを国連はシリア政府軍による化学兵器攻撃だと断定、2017年4月6日にアメリカは59発のミサイルで空軍基地を攻撃しました。

昨年は、現状よりも北朝鮮との関係が緊張状態だったため、そのけん制も含まれていたと思います。

2017年の4月6日は木曜日だったので今回と少し状況は違いますが、当時のドル円相場は111円から110円台前半まで約1円の円高ドル安に動きました。

ドル円相場には円高の影響が出そう

昨年の動きと同じように見れますが、違う点もあります。

それは今回の攻撃は「国連の調査団による化学兵器使用の断定がされていない」点です。

昨年は、国連と化学兵器禁止機関（OPCW）の合同調査により化学兵器と断定された後にミサイル攻撃が行われました。

簡単に説明すると「世界が認めたルール違反への報復措置」だった訳ですね。でも今回は、アメリカ独自の現地調査から攻撃に踏み入った訳です。

今回アメリカは更なる攻撃も示唆しています。冒頭で書いた通りトランプ大統領は再度使用があれば攻撃をしていく姿勢なので、次回も国連の調査＆断定が出る前に攻撃を繰り返す可能性があります。

そうすると黙っていないのがロシアです(´×ω×`)

ロシアはシリア政府擁護派

今回の攻撃に関してロシアは、「トランプ大統領は第2のヒトラーだ」と猛反発しています。

ロシアがなぜシリア擁護派なのか？は説明すると長くなってしまうのでまた次の機会にしますが、世界を巻き込んでリスクオフに動きそうな状況であることに変わりありません。

これ以上アメリカのシリア攻撃が続けば、今度はアメリカ対ロシアの衝突になります。

ドル円相場は106円台へ逆戻りか？

107円台前半で週末を迎えたドル円相場ですが、このリスクオフの動きで来週は107円台を割るのか？維持できるか？ひとまずの焦点になりそうです。

シリアへの攻撃がきっかけで、さらに地政学的リスクが拡大する可能性もあります。月曜は少し様子を見ながらトレードしましょう！

この週末で更なる動きがあるか？週明けのリスクオフがどこまで進むのか？来週もドル円相場から目が離せませんね！(　･`ω･´)ｷﾘｯ

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