ファンダメンタルズ分析ってどうやって学べばいいの?勉強方法を教えます!
最終更新日: 2018-11-10
ファンダメンタルズは何をどれくらい学べばいいの?
メールでブログ読者さんからこんな質問を頂きました!
2ヶ月前からFXを始めた初心者です。
指標や為替への影響の勉強の仕方って、どうすればいいのでしょうか?
ブログを見てもどれほど知識があればいいのかわかりません。
これから始めれば良いという勉強法があったら教えてください。
ご丁寧な内容のメールをありがとうございます!
ファンダメンタルズ分析と一言でいっても、その要因は無数にありますから「何を」「どれくらい」学んだらいいのか?分かりづらいですよね。
テクニカル分析は、ボタン1つで使えます。詳しく仕組みを知らなくても誰でも使えるのが利点です。
しかしファンダメンタルズ分析は、どこからどこまでという範囲の限定も難しく因果関係の断定もできません。
今日はそんなファンダメンタルズ分析の勉強方法を解説します!
学ぶ前にファンダメンタルズは2種類あることを知ろう!
先ほどの書いた通りファンダメンタルズと1つでくくるには、余りにも情報量が多いです。
そこで大きく2つに分けて考えましょう!
- 1.定期的に発表される指標。為替相場の土台となるもの。雇用統計やFOMCなどの経済指標。
- 2.偶発的、突発的、一時的に為替に影響が出る事柄。貿易摩擦や地政学的リスク、テロや災害など。
1は、あらかじめ発表される時間や期間がわかります。「月に1度のお祭り」と言われる米雇用統計が一番有名ですね!
逆に2は、予測を立てることが難しいです。米中貿易摩擦も一応は終息方向へと向かっていますが、いつ再燃するかわかりません。
日本の地震やアメリカのハリケーンもどれくらいの被害が出るかで、為替への影響も変わります。
なので、基本的には1を勉強することがファンダメンタルズ分析を理解する近道になります。
ファンダメンタルズの基本となる国・通貨の相関関係を学ぼう!
「じゃあ1を勉強すればいいのか!」と片っ端から経済指標を覚えても、あまり効果がありません。
1日10件以上の経済指標が発表されることも珍しくない
全ての経済指標を覚えることは、不可能です(´×ω×`)
と言いますか、覚える必要がないんです。1つ1つが為替には関係していますが、数が多過ぎるのでくたびれ損です。
それよりも重要なことがあります( ・`ω・´)キリッ
経済指標を覚える前に、国や通貨の相関関係をまず学びましょう!
「有事の円買い」リスクオフになれば円が買われる
ファンダメンタルズ分析の根底には、国・通貨の関係があります。
日本の円やアメリカドルは、リスクオフ通貨=安全な資産であるため、有事の際は買われる傾向が強いです。有事とは、2に当たる突発的な事件や事変のことです。リーマン・ショックのような金融危機も含まれます。
特に2にあたる米中貿易摩擦の関税合戦が激化した時は、円が買われて円高ドル安となりました。
またトルコリラを始めとするマイナー通貨は、リスクオン通貨(リスクはあるがリターンも多い資産)なため、逆に有事の際は売られます。
逆にリスクが緩んだ時などに買われる傾向が強いですね。
ドルは世界の基軸通貨
またアメリカのドルは、世界の基軸通貨とされているため為替の中心にはいつもドルがあります。
日本に住んでいると円が基軸のようにも思えますが、為替は世界全体なのでドルをメインで考えましょう!
そして現在のドルは、強いです。
ドルインデックスチャート - DXY価格 — TradingView
ドル指数とは、複数の通貨に対してドルの為替レートを指数化したものです。
チャートが上昇すればドルが買われている=強い、下降すれば売られている=弱いとなります。
ドル指数(ドルインデックス)って何?という方はこちら↓
2018年始は、低かったドル指数も右肩上がりになっています。これにともなってドル円相場も円安ドル高が進んでいますね。
不変な事柄ではないですが、経済指標を理解する前にこういった現状の国・通貨の関係性を知るのがまず第一歩になります!
国や通貨の関係は、FXの解説本などに書かれていますよ(✻´ν`✻)
定期的に発表される指標は影響度の高い順に覚える
通貨の関係がある程度理解できたら、自分がトレードしている通貨ペアに関係する経済指標をチェックしましょう!
例えば私と同じドル円であれば、アメリカの経済指標や日本の日銀金融政策決定会合などがそれに当たります。
通貨ペアと関係しないものはスルーでいいとは言いませんが、「どこまで」と区切るのであれば通貨ペアに関係するところまででOKです。
定期的に発表される経済指標の情報は、FXツールにも表示されます。先々の予定が知りたければ、カレンダー形式で掲載しているサイトもありますよ(✻´ν`✻)
経済指標情報 - Yahoo!ファイナンス
経済指標カレンダー|みんかぶFX
全て覚える必要がないと言ったのは、誰でも先の経済指標がわかるからなんですね。最近だと経済指標の予定が書いてあるサイトには、「重要度」が記されています。
この重要度は、為替への影響度を表しています。もちろん結果にとっては影響しないこともありますが、1つの目安にして来週の経済指標をチェックしましょう!
米雇用統計は別格!どんな通貨ペアでもチェックが必要
もしトレードしている通貨が「ユーロ円」だった場合、先ほどの理屈だとアメリカの経済指標は関係ないように思えます。
しかしながら米雇用統計だけは別格です。ドルは基軸通貨なので、直接関係しなくても因果関係はあります。
毎月第1金曜日と勘違いされている方が多いですが、正確には毎月12日を含む週の3週後の金曜日に発表されます。
総じて第1金曜日になることが多いのですが、12日の曜日によっては2週目になることも多いので注意が必要ですね!
時事ニュースを読むことがファンダメンタルズ分析に繋がる
経済指標は発表されるスパンに違いがあるものの、月日が経てば自然に頭に入ってきます。
問題は、2のファンダメンタルズ分析です。こちらは予想ができないことから、為替に与える影響も大きくなりがちです。
特に新しい事柄が次から次へと出てくるので、どれが影響してどれが関係ないのか?初心者さんが判断するのは、ちょっと難しですよね。
理解が一番早いのは、ロイターやブルームバーグといった経済ニュースを日ごろから読んでおくことです。
私もほぼ毎日チェックしています
ロイター | 経済、株価、ビジネス、政治ニュース
Bloomberg.com
私も毎日午前中は、こういった経済ニュースを見ながら情報を集めています(✻´ν`✻)
世界経済の動きを日ごろから頭の中に入れておけば、何か起きた時にある程度の重要度が予測できます。「サウジの方で危なそうな動きがあるな」程度で、最初は何となくでもOKです!
経験が必要ですが、これをすることによって「前に同じようなことが起きた時は、これだけ動いた」など自然にわかってくるようになります。
今はネットで多くの情報が調べられるので、過去の為替の動きに対してのニュースもすぐ出てきますね!
自分がトレードしている通貨ペアのチャートを見ながら、一度過去を振り返って調べてみるのもいいかもしれません(๑´ω`๑)♡
ファンダとテクニカルはどっちが先?
私なりのファンダメンタルズ分析の勉強方法は、いかがでしたでしょうか?
もちろんこれは私がオススメしている方法なので、他にも勉強方法はあります。
そしてよく初心者さんに「ファンダメンタルズとテクニカルは、どちらを先に学んだ方が良いか?」と質問されます。
優劣はなく、どちらも重要だと私は考えます
これは人それぞれですね!私のように「歴史や背景も知りたい」という方は、ファンダメンタルズの勉強から入るのがいいでしょう。
逆に背景なんかはどうでもいいから「とにかく利益が欲しい」という方は、テクニカル分析から入るのがいいです。その方が飲み込みが早いからです。
私はどちらもFXには必要だと思っています。遅かれ早かれどちらも学ぶ必要はあります。
自分がやりやすい・覚えやすい方から学んでいくのが、一番いいですね!
FX初心者さんで他にも勉強法が知りたい!という方がいれば、コメントお待ちしてます!私なりの方法で良ければ、いつでも記事を書かせてもらいますよ(✻´ν`✻)
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レポートには、あまり人には教えたくないテクニックやブログにも書いていない○技も書いてます(๑´ω`๑)♡
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