2018年末の為替はどうなる?2019年のドル円相場についても解説します
最終更新日: 2018-11-24
2018年残りもあと1ヵ月ほど
2018年も残すところ、あと1ヵ月ほどとなりましたね!
今年のドル円相場は年始から大きく円高に動き、3月に年初来安値をつけました。
そこからは円安ドル高に代わり、10月に年初来高値である114円半ばを記録しましたね。
しかしながらその後は、ドル円得意のレンジ相場のようになり方向性を失いかけています。
日本の12月は、師走と言われることからも何かと忙しくお金のかかる月ですよね。
2018年12月の為替相場がどうなるのか?そして来年2019年はどうなるのか?今のうちから考えてみましょう!
2018年12月は大きく為替が動きそう
まずは例年の12月の動きを見てみましょう!
2010年11月~2018年10月までのドル円の動きを月別でまとめてみました!
年 | 騰落率 |
---|---|
1月 | 1.89% |
2月 | 2.00% |
3月 | 1.60% |
4月 | 1.75% |
5月 | 1.74% |
6月 | 1.51% |
7月 | 1.10% |
8月 | 1.48% |
9月 | 1.41% |
10月 | 1.01% |
11月 | 2.70% |
12月 | 2.34% |
為替ドル円相場 月間平均価格の長期推移チャート 2010年10月-2018年11月
騰落率は、8年間の平均で出しています。動いた率なので円高・円安どちらに動いてもポイントは加算して計算しました。
ドル円相場は他の通貨ペアに比べて動きが小さい方ではありますが、月によってこれだけの差があります。
過去8年間で一番動きが小さかった月は、10月です。逆に一番大きかったのは、11月なんですね。
12月はアノマリーで変動しやすい月と言われている
そしてそれに続いて、12月が2番目に大きく動いた月になっています。
11月がこれだけ動いているのは、2014年11月の追加緩和の影響が大きいです。その1ヵ月だけで7.8%も動いています(´×ω×`)
12月は特出して大きく動いた年がある訳ではなく、平均的に大きく動く月となっています。それはなぜか?
12月はクリスマス休暇前に動くことが多い
先日書いた情報収集の記事にも少し書きましたが、12月に欧米の人たちはクリスマス休暇に入ります。
未来に起こりそうなことを予測しておくことの重要性↓
毎年12月20日前後から欧米の企業は、クリスマス休暇に入ります。
2018年は12月21日が金曜日なため、そこまで仕事という人が多そうです。
企業が休みに入るということは、為替も閑散相場となり動きが少なくなります。
12月は初旬~中旬までがトレードのチャンス
クリスマス休暇を考慮すると月の前半3分の2ほどしかトレードできないことになります。
逆に言えば、3週間弱で為替が大きく動いているのが12月ということですね(✻´ν`✻)
また日本では3月が年度末として決算月なことが多いですが、アメリカでは12月が年度末となり1月に新年度となります。
よってポジションが年を跨がないように決算されることが多いです。こういった影響で12月に値動きが大きいのがわかると思います。
2018年12月のドル円相場は円高?円安?
では、過去の為替の動きやクリスマス休暇を考慮して考えてみましょう!
今年はどちらに動きやすいのか?現状の要因を洗い出してみます。
現状ドル円に影響を与える円高ドル安要因
- ブレグジット(イギリスのEU離脱)の難航
- 米中貿易摩擦
- イタリアの財政不安
- サウジ記者殺害事件などの中東の影響
- 2019年利上げ終了時期の示唆
現状表面化している問題だけを書いてみました。
ブレグジットは今後もリスクオフへ大きく影響してきます。またG20を控えている中で、米中貿易摩擦が再燃しないとも限りません。
現状ドル円に影響を与える円安ドル高要因
- FRBによる12月利上げ濃厚(織り込み済)
- 米中貿易摩擦の鎮静化
現状円安要因は、少ないです。12月6日(金)に発表される米11月雇用統計の結果が良ければ円安要因となりますが、NYダウもやっと下げ止まったという感じですしね(´×ω×`)
G20で貿易摩擦が沈静化すれば結果次第では大きな要因になりそうですが、現状円高要因が強くリスク回避的なドル売りがが先行しています。
株式市場も2018年末は冷え込む可能性が高い?
株式市場は、為替と密接な関係がありますね。日経平均は、2012年から昨年2017年まで6年連続で年末に向けて上昇していました。
2012年から2017年までの8月と12月の株価を比べると2015年を除いて、全て10%以上上昇しています。
しかしながら今年の日経平均は、11月末現在で1,000円近く下落しています。これはNYダウにも言えることですね。
もちろん12月に入ってから上昇する可能性もありますが、株高の恩恵がないことも為替に大きく影響しています。
そろそろ2019年の為替予想が出てくるが…
「2018年末の為替は、円安材料が少なく円高ドル安になりそう」とある程度の予想がつきました。そして12月に入るとネットには「2019年の為替予想」が出てきます。
為替ストラテジストやアナリストたちが独自の視点で来年の予想を書いていますね!
しかしながら、彼らが言っていることは本当に当たっているのでしょうか?
2017年末に公開されていた「2018年のドル円予想」を一度見てみましょう!
- ドル・円は115円から120円の間を繰り返しつっかけるイメージ
- 年内に120円程度まで行くとみているが、中間選挙の前後で下落する可能性
- 日米金利差縮小を主因にドル安円高が進行
2018年のドル円予想、105~120円と分かれる - Bloomberg
120円と言う文字が目立ちますね。実際は今年の高値は、114円半ばとなっているため5円ほど予想と離れています。
予想はあくまで予想。鵜呑みにしてはいけない
未来の為替を1円・1銭単位で当てられる人なんていません。それはストラテジストと言えども同様です。
しかし漠然とでも「この先こんなことが起こりそうだな」というイメージを持つことが重要なんです。
そもそもアナリストたちは、予想の値段を当てにいってる訳ではありませんからね( ・`ω・´)キリッ
アナリストやストラテジストは、なぜ存在しているのか?
ではなぜ、アナリストやストラテジストは存在しているのでしょうか?
そもそもストラテジストやアナリストと何種類か存在しますが、違いを知っていますか?良い機会なので学んでみましょう!
あなたは知ってる?アナリストとストラテジストの違い
- ストラテジスト:投資等の戦略を立てる専門家のこと。知識や経験が豊富。膨大なデータを駆使する軍師のようなポジション。公的な資格は不要
- アナリスト:分析家や評論家のこと。証券アナリスト・投資アナリストなどもと呼ばれる。日本では、証券アナリスト協会が公的に認定するための試験を実施している。
- エコノミスト:経済学者や経済研究者など、為替の動きを予測・分析する専門家のこと。証券会社勤務のエコノミストは顧客である投資家(個人)のためにレポートなどを作る。
同じような意味で使われがちですが、呼び名によって役割が違います。
そもそも証券会社に属しているストラテジストたちは、その会社を利用している顧客のために分析などをしています。
もちろん証券会社からお給料を頂いていますね。だからといって、当てずっぽうなことを言っていたら顧客の信頼を落としますから真剣です。
顧客に「この人が言っていることなら信用できる」と思わせなければいけません。
為替予想はあくまでサブ的な仕事
彼らの本当の仕事は、顧客を満足させることです。為替予想も間接的に関係はしていますが、メインの仕事ではありません。
メインは顧客一人一人に合った資産運用の提案であったり、もっとミクロにアプローチしているはずです。
これから年末に向けて多くのストラテジストたちが為替予想を発表すると思います。
1つ1つを熟読するのではなく「こういった考えもあるなぁ」程度に読んでみましょう!
そうすることで、今まで自分にはなかった視点に気が付けるときもあります。あくまで人の為替の見方を学ぶツールの1つとして適度に予想と利用しましょう!
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コメント (2)
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1. 匿名
はじめまして FX始めてたての初心者です。DMM口座作った後にメイさんのサイトを見つけて...「メイさんのレポート」がぁ〜残念です。これからメイさんの記事を参考にしながら利益出せる様に勉強します。キリ⁉︎
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2. メイ
コメントありがとうございます!
なんてこった!(´×ω×`)
私もそういう経験あるからよくお気持ちがわかります(´;ω;`)
これからの記事もそうですし、過去の記事に関しても参考になるところがあると思います。初心者さんタグを押して頂ければ比較的レポートに近いことが書かれていると思いますよ( ・`ω・´)キリッ