日経平均株価が1,000円を超える大暴落!日米株下落によるドル円・為替への影響とは?
最終更新日: 2018-12-25
1分でわかるこの記事の内容
- 2018年12月25日(火)日米株ともに大暴落
- そもそもなぜメキシコに壁を作りたいのか?
- トランプ政権内部での意見の相違が混乱を招いた
- ドル円相場も110円を割りそうな円高ドル安に
- 株暴落から見るドル円相場
2018年12月25日(火)日米株ともに大暴落
株式市場は大変な騒ぎになっています。すでにご存じの方が多いと思いますが、日経平均株価は終値1,010円安となり1年8カ月ぶりの安値となりました。
20,000円の大台を割り、東証大引けは19,155円となっています。
日経平均だけでなくNYダウ平均株価も22,000ドルを割り、2017年9月以来の安値となっています。今年の高騰がわずか数日で吹き飛びました(´×ω×`)
こうなった1番の要因は、やはりトランプ大統領です。
「メキシコとの国境に壁を作る」という自身のマニフェストの建設費用を巡って、つなぎ予算が不成立となりました。
これにより一部の米政府機関は、22日から閉鎖されましたね。
壁建設に「譲歩しない」と発言したトランプ大統領
トランプ大統領は、壁建設に関して「政府機関閉鎖に関わる費用があれば、壁を建設することができる」と全く譲歩しない考えです。
一部閉鎖がこのまま来年2019年まで長引く恐れも出てきているため投資家マインドを煽り、大きな株価下落を招きました。
それでは本日の株価下落と為替・ドル円の関係、今後アメリカの問題はどうなるのか?解説していきます。
そもそもなぜメキシコに壁を作りたいのか?
今回の問題の発端となった「メキシコの壁」。そもそもなぜトランプ大統領は、自身のマニフェストに入れてまでメキシコとの国境に壁を作りたいのでしょうか?
違法入国・違法移民を防ぐためにメキシコの壁を作りたい
簡単に答えると「メキシコからアメリカに入ってくる違法入国・違法移民を防ぐため」です。
日本は島国のためあまり想像しづらいですが、アメリカやメキシコ・EUなどの国は隣国と接している状態です。
もちろん塀やフェンスが設けられている箇所もありますが、国境を超える意思がある移民にとっては超えられなくもない壁です。
アメリカとメキシコの国境線
さらにアメリカとメキシコの国境線は約3,200kmありますが、壁が設置されているのは930kmと1/3にも満たない距離です。
違法移民が入ってくるとアメリカの雇用が落ちる
違法入国・違法移民が入ってくることで、治安の悪化は明らかでしょう。
さらに彼らも仕事をしなければアメリカで生きていけません。しかし違法入国ですから正規のルートでの仕事は受けられず、低賃金での労働が強いられます。
経営者からすれば、労働力への支払いは少ない方がいいです。工場などの作業では、給与の高いアメリカ人よりも賃金が安くて済むメキシコ人を優先してしまいそうです。それが違法移民だとしてもです。
すでに違法移民は1,100万人以上存在すると言われています。本当はその分のアメリカ人の雇用があったのに…トランプ大統領がいくら米経済を活性化し、雇用を伸ばしたとしても「違法移民に雇用を奪われている」と躍起になっている訳です。
トランプ政権内部での意見の相違が混乱を招いた
ちょうど1年前の「米税制改革法案」成立時に、アメリカの法案成立までの道筋を解説しました。
アメリカの法案成立まで詳しく知りたい方はこちら↓
実際に法案成立するまでには、様々な工程をクリアしなければなりません。しかし今回も同じ赤い○の部分で止まり、政府機関の一部閉鎖となりました。
上院と下院の両院で、同じ文面でなければ法案は次のステップに進みません。その大きな原因がトランプ大統領となっているため、トランプ大統領が折れない限りは閉鎖が長引くという見方が強いです。
ドル円相場も110円を割りそうな円高ドル安に
日米の株安を受けて、ドル円相場にも大きな影響が出ています。
DMMFXでは15時まで本日のトレード可能性な時間でした。何とか110円台前半で持ちこたえましたね。
基本的にはアメリカの米政府機関の一部停止は、リスクオフ要因ですので円高になって当然です。
株安円高は連動します。本日はクリスマスで国内FX会社はもう取引できないですが、明日以降110円を割る可能性は十分に残っています。。
年明けまで米政府が閉鎖していたらどうなるのか?
このままいけば一部閉鎖が年を越す可能性も少なくはありません。
しかしながら米政府の閉鎖は、これで今年3回目です。1月・2月にも起きていますからね。
ただ年に3回も一部閉鎖となるのは、実に40年ぶりのようです。それだけトランプ政権が混乱しているということです。
一部閉鎖になると、国境警備を担う政府職員らが一時的に無給で働いたりするなど悪影響が出ます。
その大事な国境のことで揉めているのに、本末転倒ですよね(´×ω×`)
これが長引けばトランプ大統領への反発は強くなり、一層法案成立は難しくなります。
来年まで一部閉鎖が続くもう1つの要因
来年1月3日からは新議会になります。11月に行われた中間選挙の結果を覚えているでしょうか?
上院では過半数以上の支持を得た共和党ですが、下院では民主党が多数派となりました。
2019年1月からの新議会では議院の入れ替わりがあり、反対派である民主党は下院での立場を強くできます。
むしろ閉鎖を長引かせているのは、自分たちの描くようにことを運びたい民主党のようにも感じます。
これが来年まで一部閉鎖が続きそうなもう1つの要因です。
株暴落から見るドル円相場
やはり様々な要因の中心には、トランプ大統領がいます。
ここまで株価下落が進むと先日言っていたパウエルFRB議長への当たりも気になります。
今年も残り1週間となったところで、株価は年初来安値を更新ですからね(´×ω×`)
ドル円はさすがに年初来安値更新とはならないと思いますが、例年よりも乱高下しやすいとしっかり頭に入れておきましょう!
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コメント (2)
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1. 匿名
俺じゃなくて会社の上司が顔面蒼白だった
昨日電車遅延しまくってたねー -
2. メイ
コメントありがとうございます!
そうだったんですね!><
電車も毎日は乗らない生活なので、都会だとやっぱりそういうの気になるんですかね…。OL時代はまだそこまで為替・株を意識していなかったので、また遅れかぁ程度にしか思ってなかったです私(´×ω×`)