1月29日に予定されてるトランプ大統領の一般教書演説って何?為替に関係するのか解説します
最終更新日: 2019-1-22
1分でわかるこの記事の内容
2019年は1月29日(火)に一般教書演説が予定されている
2019年となり、もうすぐ1ヵ月が過ぎようとしています。
毎年この時期に行われるのが、アメリカの一般教書演説です。今年は、1月29日(火)に予定されています。
一般教書演説は1月最後の火曜日に行われることが多い
トランプ大統領は、今年で3回目の演説になりますね!就任した2017年の演説は、「両院合同会議での演説」と呼ばれますが、あまり区別されていないようです。
この記事では、一般教書演説とは何か?過去の一般教書演説を振り返りながら、今年トランプ大統領がどのような演説をするのか?を考えてみます。
そもそも一般教書演説(年頭教書)って何?
そもそも「一般教書演説って、どんな演説なの?」と思っている方もいると思います。
- 一般教書演説とは:アメリカ大統領が連邦議会両院の議員を対象に行う演説。アメリカの現状や大統領の見解を述べる公の場。年頭教書とも呼ばれる。
ここで1つのキーとなるのが「大統領の見解」が含まれる点です。
基本的には、前年にあった災害の復興状況や今後の経済政策などを話すことが多いです。
しかしながらトランプ大統領ですから、現状問題となっているメキシコ壁の問題や米中貿易摩擦に言及しないとも限りません。
米政府の一部閉鎖は昨年末から5週目に突入
何より米政府が、未だに一部閉鎖となっています。メキシコ壁の問題は、現状も難航したままです。
今年1月から新議長となったペロシ下院議長は、米政府の一部閉鎖を背景に一般教書演説の延期をトランプ大統領に求めました。
これにトランプ大統領は憤慨…ペロシ氏の外遊に対して「政府軍用機を使うな」と飛行機の出発を阻止してしまったのです(´×ω×`)
トランプ大統領はワシントンDCに留まらせて交渉させたかった
ペロシ氏は、直前で出発を止められました。しかしタイミングが最悪でした。
17日にトランプ大統領の妻であるメラニア夫人は、政府軍用機を使いフロリダにバカンスへ。一方ペロシ氏は、外遊ではなく外交のために政府軍用機を使おうとしたのに止められてしまった訳です。
「権力の濫用だ」とトランプ大統領は、非難を集める自体となりました。
さらに悪かったのは、ペロシ氏の外交は紛争地帯を訪問する秘密裏なものでした。安全上の問題のため、極秘にされていたのです。
それさえも暴露してしまったことが、さらなる批判を集めています。
トランプ大統領は、それでも「29日に実施する」と強い姿勢を示しています。
2018年の一般教書演説は、こうだった!
予定通りいけば、一般教書演説は1週間後に控えています。
では、昨年2018年の一般教書演説はどうだったのでしょうか?
2018年は、メディアの予想を上回り1時間20分に及ぶ長いものでした。
- 雇用の拡大や税制改革成果の強調がメイン
- 中国を念頭に公正な貿易を実現する(米中貿易摩擦)
- メキシコとの国境沿いに壁を建設する予算を認めるよう与野党に要求(メキシコの壁問題)
- 10年間で1.5兆ドルのインフラ投資を目指す
- 中間選挙を控えて全体的にトーンは抑えられていた
昨年は11月に中間選挙が控えていたので、いつものトランプ節は全体的に抑えられていた印象でした。
しかしその中でも米中貿易摩擦・メキシコの壁問題ついては、言及していましたね。
大統領のマニフェストだったことも要因の1つですが、一般教書演説で触れられた事柄が為替に影響を与えることは十分にあり得ます。
2019年一般教書演説の為替への影響は?
昨年は演説までに報道されていたことの再確認が多かったので、為替への影響は限定的でした。むしろほとんど反応しなかったと言えるでしょう。
しかし今年はどうでしょうか?昨年気にしていた中間選挙は終わり、下院とは現状揉めています。
トランプ大統領はビジネスマン気質なので、様々な狙いがあって発言をしてきます。もしかしたら、為替に大きく影響を与える発言があるかもしれません。
2018年は穏やかな笑顔で演説に臨んでいたトランプ大統領
そして中間選挙が終わったとはいえ、まだ次期大統領を続投する可能性も残っています。
アメリカ議会を尊重し、次期大統領選を見据えるのであれば、自分の見解は極力避けメキシコの壁問題などに関しても折れる形になりそうです。
反対に来期の大統領選は考えず、マニフェスト実現に固執するのであれば、強硬姿勢でトランプ節を披露しそうです。
もし後者だとしても、トランプ大統領には「マニフェスト実現こそが来期の大統領選に繋がる」という発想があるかもしれませんね。
どちらに転ぶかで為替への影響も変わってきます。トランプ大統領が折れる前者は、円安要因。後者は円高要因くらいで、漠然と頭に入れておきましょう。
一般教書演説が1つのターニングポイントになりそう
こんな揉めているタイミングで一般教書演説が行われる訳ですから、トランプ大統領は有効な一打を出してくる可能性は高いと考えます。
貿易摩擦に関して言えば、一般教書演説の翌日から閣僚級協議も行われますしね。
また翌週2月1日(金)には、米1月雇用統計も控えています。
1月のドル円相場は、月初に急落があったり年始から活発に動いていますね!1月最終週の動きからも目が離せませんよ!
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コメント (2)
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1. オウル
いつも楽しく為になる情報ありがとうございます!
質問ですが、メイさんはFx関連の本を読んで勉強されたと思いますが、何か これだけは読んどいた方が良いよと言うオススメの本等があれば是非教えて下さい! -
2. メイ
>オウルさん
コメントありがとうございます!
FXの教本はそこまで様変わりしないので、特にこれというのはありませんね。ただ図解や絵で説明してくれているものの方が分かりやすくていいですよ(✻´ν`✻)
あとは最近読んだCISさんの本ですが「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」がよかったですね!リスクのとり方やこういった教本の話にも触れているので、参考になると思いますよ!