ドル円が年初来高値を更新!一時111円台に突入した今週のFX収支 +179,500円
最終更新日: 2019-2-17
1分でわかるこの記事の内容
ドル円は年初来高値を更新し、一時111円台に
今週もお疲れさまでした!2月ももう半分が過ぎました。
これから暖かくなります。梅の花の季節到来ですね!今週もう咲き始めた地域もあると思います(✻´ν`✻)
さて今週のドル円相場は、年初来高値を更新し111円台に突入する場面がありました。
トランプ大統領の非常事態宣言があったり、安倍総理がトランプ大統領を「ノーベル平和賞」に推薦したりと今週も動きがありましたね。
では、今週のドル円相場を復習しながら来週以降のドル円と2019年これまでの相場を見返してみましょう!
米中貿易摩擦は緩和、米政府閉鎖は回避へ
週明け11日(月)は、建国記念の日によって東京市場は休場でしたね。そんな中、米中貿易協議は進展を見せました。
今まで2019年3月1日を期限としていた米中貿易協議を「60日間延長」すると発表されました。
3月1日までに合意がなければ関税引き上げだった
これは「真の合意」に近づいていることを示唆しています。トランプ大統領も12日に「合意に近づけば、延長の可能性はある」と記者団に話をしていましたね。
中国側からは90日間の期間延長を求められたようですが、アメリカはそれを断り60日間の延長と主張しています。
合意に近づいたとは言えども、アメリカは主導権を渡さない構えなのは変わりません。
予算案にトランプ大統領が署名し、米政府閉鎖は免れた
また13日(水)には、米与野党で合意となった予算案にトランプ大統領が署名しました。
つなぎ予算は、一昨日15日(金)までが期限となっていましたね。予算案が通れば、再度米政府が一部閉鎖になる恐れはなくなります。
このリスク回避的な期待からドルが買われ、一時111円台に突入しました。
週中までは「今週はこのまま円安に動くのかぁ」と思えるほど、右肩上がりにチャートが動いていましたね。
しかし14日に発表された2018年12月の米小売売上高の結果によって、110円半ばまで一気に急落しました。
減少率は、過去9年間で最大となりました。市場予想も大きく下回りましたね。
昨年末のアップルショックによる株安や、米政府閉鎖の影響が大きく出たと考えられます。
その後のドル円相場は、少し揉み合いになりながら110円台半ばで週末を迎えています。
非常事態宣言で株高になった理由
そして15日(金)には、トランプ大統領がメキシコの壁建設費を確保するために非常事態宣言をしました。
トランプ大統領は「犯罪者の流入などを理由に、現在の非常事態の重大性」を強調しています。
前々から民主党の合意が得られなかった場合、非常事態宣言を発令する考えを示していましたね。
民主党はトランプ大統領のこの行為を「憲法違反」として、真っ向から対抗する構えです(´×ω×`)
でもNYダウは上昇!なぜ株高に?
しかしその後NYダウ平均株価は上昇し、年初来高値を更新しています。
「非常事態宣言はリスクオフじゃないの?」「アナリストたちがそう言っていたじゃん!」と思った方も多いと思います。
確かにアメリカの内政がボロボロになっていますから、非常事態宣言はリスクオフであることは変わりません。
しかしながら下記のような理由で株価が上昇したと考えられます。
- 「民主党の合意がなければ、非常事態宣言を発動する」とトランプ大統領が豪語していた
- 昨年末から米政府が一部閉鎖となり、すでに政府の機能は低下していた
- 困惑はありながらも新しい形で物事が進む可能性がある
- アメリカ・メキシコの両国で壁建設による雇用が生まれる
- 利上げ終了示唆による株高も後押し
もちろんトランプ大統領のことですから非常事態宣言をした以上、強引にでも壁建設を進めていきます。
今後これによって、リスクオフが拡大する可能性も大きいです。
しかしながら約2ヶ月弱停滞していた米政府を無理やりにでも動かす姿勢が株価の後押しになったと考えられます。
トランプ大統領らしいと言えば、らしい動きですよね(´×ω×`)
来週はFOMC議事要旨と米経済指標に注意
来週は20日(水)に1月29日・30日分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が発表されます。
先月のFOMCでは利上げ終了が示唆されたため、新しい情報がなくても悲観的な観測からドル売りが発生する可能性もあります。
また来週は「中古住宅販売件数」「景気先行指数」などアメリカの経済指標発表が控えています。
今週の急落原因となった小売売上高のように、市場予想を下回る結果が出るとまた111円台が遠のきそうです。
では、2019年のドル円相場を少し長い目で見てみましょう!
1月3日の急落から大きく円安に動いてきたことが分かります。
ここで2019年の最安値と先日の最高値をフィボナッチ・リトレースメントで結んでみます。
23.6%と38.2%のラインは、かなり意識されていることがわかります。
高値が更新されなければ、意識される下は110円と23.6%のライン当たりになりそうです。
次は2018年の最高値から2019年の最安値を見てみます。
2018年10月の最高値と2019年1月の急落時を結んでみました。
現在61.8%のラインで上下しています。これが上に抜ければ111円台が意識され、年末の高値である111.40円辺りが見えてきそうです。
株価は上がっているといっても米政府の内情はかなり不安定なものですので、少し展開を見極めてからトレードしようと思います。
それにしても今年のドル円相場は、毎週のように動きがあっておもしろいですね!
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2019年2月11日(月)~2月15日(金)のFX収支
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コメント (2)
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1. BRD
こんにちは、110円超えて一旦さがりましたが、やはりまた超えてきましたね。
このラインは素人のわたしでもなんとなくわかりました(笑)
トレード方法で検証してる時はうまくいくのに実践では苦戦するアレ、なんででしょうかね。
メイさんは検証後の実践は苦戦しましたか、意外と思い通りに行かれますか? -
3. メイ
コメントありがとうございます!
>BRDさん
>検証してる時はうまくいくのに~
それはよくわかります!(´×ω×`)
ただやはりプロスペクト理論が大きいのかなと思います。
例えば7割で勝てる手法を検証したとして、いきなり1回目に損失が出たとします。3割で負ける訳ですから十分あり得る確率ですが、損失のメンタルダメージってやはり大きいんですよね。すごい負けをした気になってしまいます。
頭では理解しても実際私も苦戦した記憶の方が多いです(´;ω;`)だからすごいよく気持ちがわかりますよ!