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FXにもある「アンカリング効果」とは?投資家心理を理解して利益に繋げよう

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最終更新日: 2019-2-21

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  • 1分でわかるこの記事の内容

    相場は投資家たちの心理状態の表れ

    私のブログでもFXをするにあたってのメンタルの重要性を書いてきました。

    損失回避性プロスペクト理論についても解説してきましたね!

    私たちがトレードするときに何気なく見ているチャート・相場は、誰か1人が値段を決めている訳ではありません。

    為替相場は、全世界でトレードされているため規模が大きいです。

    しかし多くの買いが入れば、需要が高まり値段は上がります。逆に売りが入れば、需要が減っているため値段は下がります。

    買うか売るかは各々の投資家が決めているため、世界中の投資家たちの心理状態が相場に表れていると言えます。

    もちろんその中には、ポジションを持っているあなたの心理状態も含まれていますよ(✻´ν`✻)

    自分がこのチャートの一部分を作っていると思うと、少し感慨深いですよね!

    そんな心理状態=メンタルが重要視されるFXには、損失回避性やプロスペクト理論以外にも知っておいてもらいたい投資家心理が存在します。

    今回はその1つである「アンカリング効果」について解説します!

    「アンカリング効果」って何?

    「アンカリング効果」という名前だけだと聞き覚えのない人が多いと思いますが、この効果は日ごろから私たちに馴染みが深いものです!

    私も買い物が好きで服の値段を見た時など、よくこの手法が使われています。次のAとBの値札を比べてみてください。

    そのまま値段が書いてあるAと値段が書き換えられているB

    そのまま値段が書いてあるAと値段が書き換えられているB

    Bのような表記をあなたも必ず見たことがあると思います。どちらの方が「お得!」と感じますか?

    多くの方が「そのまま19,800円と提示されているA」よりも「39,800円から2万円も値下げされたB」の方がお得に感じるはずです。

    これが「アンカリング効果」です。

    人は数字や情報を提示されていると、無意識のうちにそれを基準として比較しています。

    Bのパターンは先に39,800円が提示され、それを基準として「2万円値下げされたなら買おう」とその後の行動に影響を与えるんですね!

    アンカーとは「船のいかり」を指し、先に提示された情報をアンカー(基準)として判断するためこう呼ばれます。

    マーケティングや営業現場でよく用いられている手法です。使っている側は意識してアンカリング効果を狙っていますが、受け手はあまり気が付かないのも特徴です。

    隠れたアンカリング効果が働いている例

    「特別価格」「半額」などもアンカリング効果の一種です。

    定価・通常価格が前に提示されているからこそ、比較対象が生まれ「お得!」と感じてしまう訳ですからね。

    さらに「○個限り」「本日限り」「季節限定」「閉店セール」など限定されたものに魅力を感じることはありませんか?

    実はこれも通常営業・通常販売がアンカーとされているためアンカリング効果が働いています。

    日本人は、海外に比べて「限定もの」にとことん弱いです。諸説ありますが、桜のように儚いものが好きだからと言った理由や単一民族だからと言われています。私も限定ものに弱いですね(´×ω×`)

    FXとアンカリング効果の関係性

    少し話が逸れてしまいましたが、日本人がアンカリング効果に弱いことまでわかったと思います。

    では、FXにアンカリング効果がどのように関係しているでしょうか?現在のドル円相場で例えてみましょう!

    ドル円相場に見てとれるアンカリング効果

    ドル円相場に見てとれるアンカリング効果

    2019年1月~現在までのチャートを4時間足で見てみました。1月31日から2月1日にかけて、109円台を割る場面がありましたね。

    しかし翌2日には、下がる前とほぼ同じ価格の109円台半ばまで戻ってきています。

    この時多くの投資家は、「矢印1から矢印2にかけて大きく戻したので、これ以上はもう上がらない」または「どちらに行くかわからない」と考えたはずです。

    しかしその後のチャートを見てみましょう。

    FXのチャートはアンカリング効果の連続

    FXのチャートはアンカリング効果の連続

    結果論ですが、その後も上昇を続け更に円安ドル高に動きました。

    109円を割った時の底値(矢印1)を基準として、値段が上昇した値(矢印2)に対して「高い」と判断したためです。これもアンカリング効果ですね。

    基本的にFXトレーダーがチャートを見るときは、アンカリング効果を無意識のうちに使っています。

    「過去の底値を基準し比較する」「現在を基準として経済指標の結果をみる」などですね。アンカリング効果が使われているテクニカル分析も多いです。

    過去の相場が直接的に現在の相場に影響することはない

    先ほどのドル円チャートは極端な例でしたが、アンカリング効果は勝手な思い込みであることがわかります。

    ここで重要なことを説明します。過去の相場が「直接現在の相場に影響する」ことはあり得ないんです。

    もっと簡単に言うと「ドル円は昨日110円だったから今日も110円である」←こんなことは誰にも言えませんね?

    「じゃあ底値・高値を意識する必要はないの?」と思うかもしれません。それはNOです!

    過去の相場は投資家心理に影響を与えている

    過去の相場は投資家心理に影響を与えている

    少し難しいかもしれませんが、投資家心理を考える上で非常に重要な部分です。

    過去の相場は、投資家心理に影響を与えています。その結果、現在の相場にその心理状態が反映されるのです。

    なので先ほどの「底値・高値」は直接チャートに反映される訳ではなく「底値だから跳ね返りそう」と思う投資家心理が現在の相場に反映されます。

    「結局同じことなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、大きく違います。

    間に人が入ってることが重要であり、投資家心理・大衆心理を理解することはFXで必要なスキルだからです。

    FXでアンカリング効果はマイナスに働きやすい

    全世界の投資家心理を理解できたら相場を操作できるようなものです。これは不可能ですが、投資家心理を考えることは「相場がどのように動くか?」のヒントになります。

    例えば底値1つにしても「誰かがそこで下げ止まる」と決めている訳ではありません。

    アンカリング効果によって「前回の底値がこれくらいだから、だいたいこの辺りで反転するだろう」という投資家心理が集まることにより底値が決まっています。

    簡単にいうと多くの人のアンカリング効果=思い込みで価格が決まっています。しかし、自分の思い込みがそれとズレていた場合どうなるでしょうか?

    下げ止まると思っていた価格は素通りし、さらに下げ続けた場合「早めに損切りをしていた方がよかった」なんてことになりかねません。

    偏った思い込みをやめて、他の投資家心理を考えよう!

    FXはアンカリング効果の連続です。しかしながら基準となる情報・価格は、人によって異なります。

    自分が見ている基準が「正しい」と思い込むことは、思わぬ損失に繋がることがあります。

    FXは「1対1」のトレードではなく、常に「1toALL」「1toWorld」でトレードしていることを意識しましょう!

    他の投資家心理を意識することで、相場も今までと違った見え方がするかもしれませんよ?

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    コメント (3)

    1. 1. 七国山病院

      いつも勉強させて頂いております。
      少し異なりますが私も自身にアンカリングして損失が出たときには熱くならないよう、レジリアンスを高めるように努めてます。

    2. 2. HAL

      こんにちは~。
      いつも楽しみに見てます。
      アンカリング効果。興味深かったですね。
      参考にさせていただきました。
      確かに全く同じ相場は存在しないですもんね。
      なのでその時の相場は唯一無二のものだと、自分も考えるようにしています。
      また過去検証も手法の勝率とか、勝てるパターンを知る為のものかもしれませんが、検証ってその中で得る気付きが一番大切なこだということに最近気付きました〜。

    3. 3. メイ

      コメントありがとうございます!

      >七国山病院さん
      >レジリアンスを高める
      カッコいいですね!私もFXトレーダーになっていなかったら心理学やメンタルについて学ぶことはなかったでしょうし…もっと何も考えずに生きていたと思います(今も大して考えていないですが‥)

      >HALさん
      >検証ってその中で得る気付きが一番大切
      それに気付けたのがすごいと思います!(✻´ν`✻)
      ただ勝率を出すだけであれば、AIでいいですからね。むしろAIの方が精度が高いでしょうし(´×ω×`)
      そこにトレーダーという人間の気付きや考えが入ることに意味があるのだと思います!

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    ニックネーム:メイ
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    血液型:AB型
    出身地:埼玉県
    職業:FX専業トレーダー
    自己紹介:家庭菜園を育てながらFXをする事に生きがいを感じている専業トレーダーです!ドル円をメインにFX初心者さんへ分かりやすく為替の情報を発信しています。

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