テクニカル分析「フィボナッチ・リトレースメント」を使った私のトレード法
最終更新日: 2019-5-7
1分でわかるこの記事の内容
- ファンダ派か?テクニカル派か?
- 私がよく使うフィボナッチ・リトレースメントの使い方
- なぜフィボナッチで2回目の山・谷を狙うのか?
- この手法に至った経緯とファンダを活かす方法
- あなたに合ったトレード方法が一番
ファンダ派か?テクニカル派か?
質問箱を設置してから特に多いのが、私のトレードに関する質問です。
毎週日曜日に公開している収支記事では、その時の考えや理由について簡単に解説をしています。
解説つきの収支記事はこちら↓
それでもネットで勝っているトレーダーを見ると「どうやってトレードしてるんだろう?」と気になるのが投資家ですよね!
非常に向上心があって良いことだと思います(๑´ω`๑)♡
今回は全てではないですが、私の考え方やトレード方法を紹介したいと思います。あまり人に紹介できるほど、大したものじゃないですけど(´×ω×`)
ファンダメンタルズとテクニカルに偏りがないように
コメントでも多く「ファンダ派ですか?テクニカル派ですか?」という質問があります。
質問箱でも同じ内容を頂きました
私はどちらとも言い切れません。これはあえて、どちらかに偏らないようにしています。
ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も一長一短なのは、あなたも知っているはずです。
よく「私はテクニカル派!」と豪語しているトレーダーさんがいますが、自分でトレードを限定する必要はないと思います。
そしてテクニカル派だとは言っていても、要人発言や指標結果は気にしているはずです。
なので「どちらかと言えば、こっちに重きを置いている」くらいに構えていた方が柔軟に相場へ対応できます。
私も強いていうなら大まかな為替の動きはファンダメンタルズ分析から行い、エントリーや決済の決め手はテクニカル分析で行うことが多いです。
それでも要人発言からの急落で損切りを余儀なくされることもあり、一概にどちらとは言い切れませんね。
私がよく使うフィボナッチ・リトレースメントの使い方
具体的に「テクニカル分析の使い方を知りたい」という質問もいただきました!
テクニカル分析の使い方やそこに至った経緯
今回は私がよく行うフィボナッチ・リトレースメントの使い方を解説します。収支記事の解説でもしばしば登場していますね。
もちろん他のテクニカル分析も併用しているので、あくまでトレード手法の1つだと思ってください。
FXトレーダーがよく使うテクニカル分析は?↓
アンケート結果で断トツ1位だった単純移動平均線も使いますし、MACDも使うので、フィボナッチだけで判断することはありません。
そもそもフィボナッチ・リトレースメントとは?
移動平均線などに比べると「イマイチ使い方がわからない」という初心者さんも多いと思います。
フィボナッチ・リトレースメントとは、フィボナッチ数列を使い相場の反発・反落を見るツールです。
フィボナッチ数列とは、隣り合った数字がいわゆる黄金比(1:1.1618)に近づいていく数列のことです。
為替相場も反発・反落を繰り返しながら、黄金比に近い動きをします。
「絶対嘘でしょ笑」って思いましたよね?私も最初は「そんなバカなことある訳ない」と思いました。
人を自然と惹きつける黄金比
アップル社のロゴに黄金比が使われていることは、有名な話ですね!
人は知らず知らずのうちに黄金比に魅了され、無意識に求める傾向があります。
為替相場は、言い換えれば世界中のトレーダー心理の集合体ですから「そろそろ反転するかも?」と思う頃合いが、この黄金比に近い割合なのです。
具体的に意識される比率が存在する
FXでこのフィボナッチ数列が付かれる時には、あらかじめ決められた比率に注目します。
それが「23.6%・38.2%・50.0%・61.8%・76.4%・100.0%」です。これ以上も存在しますが、あまり意識しなくてOKです。
半戻しの50%、全戻しの100%以外は全てフィボナッチ関数から割り出された比率です。
上のチャートは、4月25日の高値と安値をフィボナッチ・リトレースメントで見たものです。上記比率のラインで反転している箇所が多いとわかりますね。
チャンスは2つ目の山と谷
ここからが私のトレード手法ですが、フィボナッチ・リトレースメントをサポートライン・レジスタンスのようにみます。
フィボナッチをレジサポラインとしてみる
例えば上のチャートで4月26日の午前中当たりを見てください。フィボナッチで見た時に23.6%と38.2%の間を円安方向に動いています。
この時23.6%をサポートライン、38.2%をレジスタンスラインとして見立てます。
案の定10時頃にレジスタンスラインまで行き反落(左の○)していますね?これはフィボナッチ関数からトレーダーの多くが「そろそろ反落するでしょ」と売りを入れたからです。
しかしながら全体的な流れは、まだ円安方向にありました。そこで2回目の山(右の○)=レジスタンスラインを狙ってエントリーします。
なぜフィボナッチで2回目の山・谷を狙うのか?
「ブレイクを狙えばいいのでは?」と思うかもしれませんが、フィボナッチ・リトレースメントでもダマシはあります。
前述した通りトレーダー心理の集合体なので、多少のズレは付き物です。なのでエントリーも損切りもレジサポラインの値段ではなく、その上か下に入れます。(時と場合による)
そして2回目の山や谷が一番再現性が高いからです。1回目の山(左の○)は「どこまでいくの?」という心理も働くため狙いにくいです。
2回目の山(右の○)は、1回目の山がアンカリング効果として働き「ここまではまたいくだろう」という目安になるんですね。
アンカリング効果って何?という方はこちら↓
もちろん一度38.2%にタッチしても、その後23.6%を割ってしまうことだってあります。ポジションが長ければ長いほど、その間のファンダなどが影響を与えるので早めに戻ってくれるに越したことはないです。
利確・損切りもレジサポラインを参考に
損切りポイントは、サポートラインとしていた比率付近で考えます。ただダマシも多いので、早めに損切りすると「また反発した!」なんてこともあります。こういう時に他のテクニカルやファンダと総合的に考えます。
利確ポイントは、レジスタンスラインで決済してもいいですが、こちらもブレイクの可能性があります。
画像では、ちょうどプラス材料の経済指標と被り50%のラインをも超え61.8%まで伸びていますね。
全部取れたらラッキーだけど、あまり欲張ると反落する可能性も高いです。こちらも総合的に考えて、無理のない利確ポイントを探しましょう!
フィボナッチ数列だけだと落とし穴もある
簡単に意識される値段がわかるフィボナッチ・リトレースメントですが、意識されるラインばかりに気をとられていると危ないこともあります。
それがキリのよい値段です。キリの良い値段には損切りが貯まっていることもあり、そこで反転することもしばしばあります。
キリのよい値段がフィボナッチに含まれていることも多いので自然と意識することになりますが、完全に網羅されている訳ではないので注意しましょう!
この手法に至った経緯とファンダを活かす方法
このトレードに至った経緯は、FXの根本を意識するようになったからですね。
前々からブログには書いてきましたが、FXは「1to1」の投資ではなく「1toALL」「1toWorld」の投資です。
為替の値段を決めているのは、自分を含む投資家心理ですから画面の向こう側にいる投資家心理を「どれだけ考えられるか?」が重要です。
その点フィボナッチ・リトレースメントは、高値と安値に線を引くだけで投資家心理がある程度見えるようになります。
もちろんファンダメンタルズや他の要素も必要だけど、世界中のトレーダーが考えていることがわかったらFXで負けることはありませんよね?
もちろんフィボナッチだからって万能ではありませんが、結論として自分のロジカルに近いから使っているのだと思います。私に合ってますね。
ファンダメタンルズをトレードに活かす方法
今回はテクニカル分析について詳しく書いてきましたが、逆にファンダメンタルズ分析で悩んでいる方も多いですよね。
ファンダを理解するためにオススメしているのが、国の力関係を知ることです。
ファンダメンタルズ分析の勉強方法↓
こればかりはテクニカル分析と違って、使えばすぐ分かる訳ではありません。
毎日のニュースチェックや反復が必要なので、ファンダメンタルズ分析の方が難しいという方もいますよね。
こればっかりは回数をこなして慣れるしかないですね!1日のどこかでニュースチェックをする時間を作ったり、ルーティン化できるとかなり楽になると思います!
あなたに合ったトレード方法が一番
最後に…あくまでこれは私のトレード方法の1つなので、同じ方法を試してみてもあなたがうまくいくかどうかはわかりません。
それこそ微妙な相場の見方の違い、損切り・利確のとらえ方の違い、見ている時間や足の違い、併用しているテクニカル分析の違いなどあげればキリがありません。
私はそれが普通だと思っています。十人十色のトレードがあって当たり前ですし、全く同じなんて不可能だし気持ち悪いです(´×ω×`)
また人のトレードを見て、さらにそこから自分のトレードを進化させていくのもFXの醍醐味だと考えています。
「この方が利益がとれるんじゃ?」という考えは重要ですね。私たち投資家は、常に利益を求める生き物です。
今回の記事がどんな形であれ、あなたのトレードのヒントになればうれしいです(๑´ω`๑)♡
まだまだ質問箱で受け付けていますので、お気軽にどうぞ!
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コメント (4)
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1. AWFXclubリーダー@おじさん
このブログ記事を読んでぱっと前が開けたような、そんな気持ちになったことを思い出しました。まだまだ私は改良の余地ありますが、自分のトレードルールの基本になっている記事です。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー@おじさん
ありがとうございます!
FXって毎日の勉強も大事なんですが、そういった気づきのタイミングってどこかでくるんですよね。
レベルがジャンプアップしたような感覚。 -
3. AWFXclubリーダー#おじさん
前のコメント書いた4月から半年程経ち、現在フィボナッチを基本としながら、ボリンジャーバンド、MACD、ストキャス、EMA等複数のトレンド、オシレーターを見て、またそれぞれの時間足変えたのも見ながらトレンドの参考にしています。大きな時間足と小さな時間足やいくつかのトレンド、オシレーターで売買サインが重なったときのチャートの伸びがすごい感じがしてます。
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4. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
この半年で文面からですけど、ものすごい経験を積まれていると感じます。なかなかご自身ですと成長って感じられないかもしれませんが、出会ったころと比べるとめちゃくちゃ成長されていますよ!
もちろん実際にトレードを見ていないので的外れなことを言っているように感じるかもしれませんが、これはトレーダーの厚みというか深さの部分ですね。1回のトレードで影響は少ないかもですが、長く相場で生きていく上で絶対に必要な経験値なのでどんどん蓄積できればきっとおじさんの役に立つはずです。