9月2日週のFX収支は「-82,500円」ドル円相場は一時107円台まで円安に
最終更新日: 2019-9-8
ドル円相場は久しぶりの107円台に
米8月雇用統計の発表があった今週ドル相場は、一時107.20円まで円安が進みました。
大きかったのは、アメリカと中国が閣僚級通商協議再開に合意したことですね。さらにブレグジットに関しても英下院で離脱延期法案が可決されたことも円安要因となりました。
長期的には9月のFOMCで利下げが予測されていることから円高要因が控えていますが、約1か月ぶりの高値である107円台を記録しましたね!
基本的に雇用統計の発表週は様子見相場になることが多いですが、今週は105.70円~107.20円と1.5円の値幅がありました。
なぜこんなにも動いたのか?今週のドル円相場を見返すと共に、来週以降のドル円相場について考えてみましょう!
米8月雇用統計は不調、9月利下げは濃厚に
1か月ぶりの高値を更新したドル円相場ですが、6日(金)に発表された米8月雇用統計は非農業部門雇用者数変化で市場予想を下回り、若干の円高要因となりました。
予想 | 結果 | 前回 | |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数変化 | 15.8万人 | 13.0万人 | 16.4万人 |
失業率 | 3.7% | 3.7% | 3.7% |
平均時給(前月比) | 0.3% | 0.4% | 0.3% |
平均時給(前年比) | 3.1% | 3.2% | 3.3% |
いつもキーとなる平均時給は予想を上回ったのですが、小売業の雇用者数が7カ月連続で落ち込みマイナス要因となりました。
それでも発表前は107円ちょうどくらい→発表後に一時的な円高へ動きましたが、ほぼ戻って週末を迎えているので影響は一時的でしたね。
またその後あったFRBパウエル議長の「適切に行動する」「政策手段を用い経済を支援することがFRBの責務であり、われわれは引き続き経済を支えていく」と9月FOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ示唆が強まりましたね。
強まるトランプ圧力とFRB内での相違
同日トランプ大統領は、FRBに対して利下げ要求をあたらめて行っています。
しかしながらパウエル議長は、「政治的要因がFRBの金融政策過程で考慮されることは決してない」とトランプ大統領の要求や来年に迫る米大統領選を考慮しない考えを示しています。
これってFRBの独立性のためには当たり前に必要なことなんですが、トランプ大統領にとって「ケンカを売られたも同然」のように捉えるかもしれませんよね。
なおかつ6日夜のパウエル議長の発言が、FOMC前の最後の発言になる可能性が高いです。
こうなると17日・18日まで、今度はトランプ大統領のターンな訳です。あと1週間ちょっとありますから、「50bpsの利下げ」など具体的な発言を強めてくるかもしれませんね。
また次回利下げを巡り、FRB内でも意見が分かれていることも明らかにしています。
パウエル議長の発言だけを見ていると25bpsの利下げが妥当のようにも感じますが、すでに後手に回っている感もあり50bpsの利下げ案もなくはないです。
来週も米指標によって左右されそう
8月からのドル円相場を見ている方はもうお分かりだと思いますが、今週もかなりのボラティリティーがあり非常に敏感な相場になっています。
「いつもであれば動かないのに」というセオリーは、ほぼ通用しません。逆に「こんなニュースで動くの?」というサプライズ要因の方が多いですね。
来週は11日に米8月生産者物価指数、12日に米8月消費者物価指数、13日に米8月小売売上高と米経済指標が目白押しです。
FOMCでのリアクションを試すような場面がありそうですね。結果が悪ければFOMCでの大幅利下げ観測が強まり、大きく円高ドル安に動くことも考えられます。
トランプ・リスクは払拭されていない
FRB高官の発言はブラックアウト期間に入ったのでありませんが、トランプ大統領はいつ何時だって発言できます。
また米中貿易摩擦の問題も全てがクリアになった訳ではありません。さらに本日トランプ大統領は、アフガン和平交渉への会談をドタキャンしています。
地政学的リスクも織り込まれて、1ヶ月ぶりに更新した高値から来週は大きく下げることも視野に入れてください。
「FOMC前週だから」と言ってそれだけでは落ち着いた相場にはならない=セオリーは通用しないということですね( ・`ω・´)キリッ
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8月最高益から9月は黒星スタート…
今週は3戦して1勝2敗。収支でもしっかりと黒星スタートとなってしましました。
雇用統計の発表前で「そこまで動かないだろう」という先入観があったことは否めないですね。
狙ったポイントは悪くはなかったのですが、裏目に出た感じです。特に高値更新もタイミング悪かったですね(´×ω×`)
フィボナッチ・リトレースメントでは、8月26日の底値と8月30日の高値で見ています。
意識される106円を割るところでエントリーです。エントリーの時も少し出遅れた感がありました。
前回安値である106.80円台を割るくらいで20pipsがとれたらよかったですが、反発も早く戻ってきてしまったので23.6%のラインで損切りです。
これは明らかに「エントリーが遅かった」のが原因ですね。逆に23.6%のラインでエントリーできていたら…と思いますが反省です。
今度は逆に23.6%のラインを越えたあとで買いエントリーです。
エントリー後少しもたつきましたね。また安値を目指すか微妙なところでしたが、待った結果20pipsの利益幅がきたので利確です。
損切りは106円より少し上につけていました。
今週一番足を引っ張ったトレードですが、逆に言えば一番チャンスもリスクも高かったトレードでした。
8月30日の高値を少し更新したあとに106.50円を割ったところでエントリーしましたね。
一時10pips近い利益もあり、急伸したことで戻ってくる可能性も十分にありました。
一番の敗因は、損切りが遅かったことです。「そこまで動かないだろう」という先入観から再度高値を越えるまで待ってしまったことが大きいですね。
結果としてその後の経済指標や米中貿易摩擦の緩和によって、1カ月ぶりの高値まで動いたので、2回目の山を狙いに買いポジションを持っていたら大きく稼げたポイントでした。
負けトレードはやっぱり悔しいけど、自分がどこで勝負をするのか?同じlot数でもトレード毎に稼げるpipsは変わります。
そこにあるリスクとチャンスを理解することは、次回のトレードにも生きると思います。私のトレードも反面教師としてご参考までに!
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コメント (2)
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1. NORI
メイさんお疲れ様です!
FXでの成長とは、色々な形がありますね!
明確な指標を持って取り組んだ方が、以前の自分と比較しやすく成長もわかりやすくなりますね^ ^
自分は現在、ちゃんと根拠を持ったエントリーをしてなるべくトレード回数を絞る事を指標としています!
メンタル的な成長は中々分かりづらいのですが、メイさんのブログを拝見して、以前より色々な考え方や広い視野を持つことができ、成長できているのかなと思います( ^ω^ )
メイさんは重要視されている指標はありますか?
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2. メイ
>NORIさん
コメントありがとうございます!
私もまだ成長途中だと思っているので…でも参考になったならうれしいです(๑´ω`๑)♡
>重要視されている指標
やはりドル円でトレードしているので日米株・ドルインデックスはルーティンとして見るようにしていますね!
あとは米経済指標は、発表前に一応前回数値と影響度合いは確認するようにしています(✻´ν`✻)