9月9日週の私のFX収支は「+214,500円」ドル円相場は6週間ぶりに高値更新!
最終更新日: 2019-9-15
ドル円相場は6週間ぶりに108円台に突入!
ドル円相場は、9月5日に久しぶりに107円台へ行ったと思っていたら…今週12日(木)には、108円台に突入しましたね。
9月に入ってからジワジワと円安ドル高が進んでいます。
主な要因は、米中貿易摩擦の緩和とECB(欧州中央銀行)による3年半ぶりの金融緩和策の影響ですね。
しかし米中貿易摩擦に関しては「そうそう何度も騙されないぞ」と思っている人も多いと思います。
10月の米中閣僚級会議に期待が持たれてはいますが、二転三転している状況なので一時的な円安要因と見た方がよさそうですね。
また12日(木)にECBが発表した期限を定めない量的緩和策の再開は、欧州主要国で混乱を招いています。
記者会見へ向かうECBドラギ総裁
イタリアの長期金利は過去最低を記録し、主要国の国債利回りは乱高下している状態です。ユーロもドルなどの主要通貨に対して売られましたね。(これも円安ドル高要因)
108円台まで円安が進んだので、安値の心配は一安心といったところです。
ではFOMCを来週に控えた今週のドル円相場を見返しながら、欧州情勢を含む来週の為替相場について考えてみます。
トランプ大統領が米中貿易摩擦に対して意欲を示す
今週は、米中貿易摩擦の緩和が進展しました。
トランプ大統領が直々に発言したり、動く場面がいくつかあったのでまとめます。
- 大統領が「米中通商協議を来週再開する」と発言
- 大統領が「善意のしるし」として対中関税の引き上げ時期を先送りを発表
- 大統領がジョン・ボルトン大統領補佐官を更迭
- 大統領が利下げに関してFRBとパウエル議長を痛烈に批判
- 中国が一部の米製品への関税免除を発表
- メディアで「米中摩擦に関しての限定的な合意がなされている」と報道される←ホワイトハウスは否定
トランプ大統領が動いた週でしたね。その影響で、ドル円相場も大きく円安に動いています。
米中摩擦の影響で上がったり下がったり、直接的に為替が影響を受けるのは何度目でしょうか?
正直トレーダーたちは「もう振り回されるのはうんざり」という方が多いはずです。
確かに今週のニュースは好転的でしたが、いつ何時逆のニュースが舞い込んでくるかわからないので注意してください。
ECB理事会では緩和パッケージが発表
トランプ大統領は、FRBを批判すると共にECB(欧州中央銀行)に関してもコメントしています。
これは、12日に開催されたECB理事会での追加金融緩和策について述べています。簡単に緩和策をまとめます!
- 預金ファシリティ金利引き下げ
- QE(資産買い入れ)の再開
- 貸出条件付き長期資金供給オペ
- 金利階層化の導入
- フォワードガイダンスの変更
正直「なんのこっちゃ?」という方もいるかもしれませんが、簡単に説明すると「市場予想を上回る大型の緩和」だった訳です。
なぜトランプ大統領はECBへも激怒したのか?
これの「何がいけないのか?」というと、世界経済はバランスの中で取引されているのでアメリカ(FRB)や日本(日銀)への緩和圧力が高まる可能性があるんですね。
アメリカにしてみたら、ECBに通貨安競争で「一歩先を行かれた」形になりました。それはトランプさん激おこですね。
そしてその怒りは、来週にFOMCを控えたFRBへ向けられました。
「ECBがこんだけやってんだから、アメリカもちまちま利下げしてる場合じゃねーよ!」ってことです。
この動きが9月FOMCの利下げにどう影響するのか?FRBはすでにブラックアウト期間なので反論もできません。
来週の18日(水)・19日(木)で開かれるFOMCが今年のドル円の分岐点になってもおかしくないです。
来週のドル円は8月1日の高値を抜けるかがポイント
そんなドル円相場ですが、テクニカル分析で見るとまだまだ円安ドル高の勢いは強いです。
FOMCが週中に控えていますが、週明けに月~火でもう少し円安に動く場面があるかもしれません。
米中摩擦が再燃する前の8月1日高値と8月26日の底値をフィボナッチ・リトレースメントで見てみるとちょうど76.4%のラインまで戻ってきています。
少し気が早いですが、8月の高値である109.30円を抜けれるかどうかがキーポイントです。
先週~今週の動きを見るとそう遠くないようにも見えますね。
FOMCが最大の山場
ただそのためには、FOMCでの結果がどう出るかに左右されます。
50bpsの大幅利下げ案も出ているとの報道やFRB内でも意見が割れているという情報もあるため、今回は幅や今後のスピードが大きいほどサプライズに市場が反応しそうです。
小幅(25bps)で次回利下げにも言及しないとなれば上値を目指し、大幅(50bps以上)で継続的な利下げ示唆であれば円安トレンドはまた逆行するとの認識でOKです。
正直FRBパウエル議長も難しい判断を迫られている場面ですね。どんな結果でも対応できるように、慎重派はノーポジションで挑みましょう。
記者会見は、日本時間の9月19日(木)午前3時頃ですよ( ・`ω・´)キリッ
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9月は先週マイナススタートで損切りが遅れた場面があり、今週は身を引き締めてのトレードでした!
ボラティリティーも大きく、意識される値段の行き来も多かったので、私的にはトレードしやすい相場でしたね(✻´ν`✻)
フィボナッチ・リトレースメントでは、8月1日高値・26日安値を結んでいます。
フィボナッチ50%のラインと107円を超える前にエントリーです。
107円台に寄り付く展開が懸念されましたが、それでも5日高値を更新していることもあって少し様子を見ましたね。
案の定107円付近に長い時間停滞したので決済しようとした矢先、米長期金利の上昇に伴ってドルが買われたことによって少し円安に動いてくれたので決済です。
損切りは当日底値である107.76円あたりにつけていました。
次は翌日のもう少し円安が進んだところで、2回目の107.50円を目指しそうなところでエントリーです。2回目の山を狙ったところですね。
しかしながら思いのほか反発もまだ強く、すぐに追い返されましたね(´×ω×`)
その後の3回目の高値アタックでは突破しているのでタイミングの問題もありますが、こういうときはすぐに諦めて損切りするのが良いです。
先週の反省も生かして約10pipsほどで損切りしました。
3回目は12日(木)のトレードです。この日は日本時間の朝に108円台に突入した日です。
急伸で突入したこと、夜にはECB会議が控えていたこともあり、108円を割ったところで売りエントリーしました。
損切りは高値の108.15円で入れていましたね。
「稼げても急伸前の107.80円あたり」と思っていたましたが予想以上に円高に動いてくれました。
20:45からECBの発表があったので本当であればもう少し早く利確する場面でしたが、モニターの前でしっかりと対応できる体制が整っていたので発表後まで少し様子をみました。
それまでの含み益がある程度あったことも要因ですね。なので、100%指標の前に決済する訳ではないです。時と場合です。
ウェブニュースやTwitterで情報を広いながら、この数分間はかなり集中しましたね。
指標発表時はスキャルの感覚に近いので、相場の動きが早いです。欲を出したり、判断に迷っていると収支に直結します。
私は基本ビビリなので、早めの決済が多いです。案の定底よりも結構上で決済していますが、自分はこれでOKだと思っています(✻´ν`✻)
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コメント (2)
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1. 第45の使徒
いつも勉強させてもらっています。メイさんのおかげで、楽しく腐らずトレード出来ています。
デイトレでコツコツとプラスになって来たのですが、仕事をしているためずっとトレードモードで居れるわけでもなく、4時間足に切り替えた途端、ペースが乱れてマイナスが続いています。
特に損切りとファンダ、オーバーナイトの対応が難しく、苦慮しています。
時間足を延ばすにあたっての注意ポイントってありますか!? -
2. メイ
>第45の使徒さん
コメントありがとうございます!
ちょっとよく状況がわからないんですが…時間足を延ばす必要ってあるのでしょうか?「この時間足を使わなければいけない」という制約はなく、自分が一番使いやすいものを使うのが一番ですよ!
4時間足の前に使っていたものへ戻して、試してみてください。使っているFX会社によって4時間足じゃないと使えないテクニカルとかがあるんですかね?