年末年始の為替相場はいつもと違う?クリスマス休暇など市場の状況を解説
最終更新日: 2019-11-25
年末年始もFXは取引できる!…けど
先日質問箱にて、このような質問を頂きました。
海外の市場がいつから休みなのか?
2019年にFXを始めて「はじめての年末年始を迎える」というFX初心者さんもいると思います。
初心者さんでなくても、年末年始はいつもと違う相場になるので注意が必要ですね。
基本的にFXのトレードはできる
12月に入ると各FX会社から年末年始の営業カレンダーやスケジュールが発表されるはずです。
ちなみにこちらは、2018年末のDMMFXの営業カレンダーです。基本的に国内FX会社は、暦通りにトレードが可能です。
元旦のみ休業となるところが多いですね。これは毎年変わらないです。
元旦以外は土日が休業と変わらないので、いつもと同じようにトレードしそうになります。でもちょっと待ってください!
年末年始はいろいろと注意する点があるので、この記事でしっかりと解説していきます!
忘れてはいけない!フラッシュクラッシュは年始に起きた
まず年末年始の相場を語る上で、避けて通れないのが2019年始に起きたフラッシュクラッシュです。
なぜ起きたか?など詳しくは下記事にて↓
さまざまな要因で起きましたが、理由の1つとして「年末年始で閑散相場だったから」があげられます。
そうなんです。年末年始はいつもよりも取引参加人数が減り、取引量が減るのです。
- 欧米諸国の企業が休みになりトレード量が減る
- 年末年始はディーラーも休みをとる人が多い
- 1月1日は世界中の為替市場が休場
- 日銀を含む世界の中央銀行が休業
このような理由から著しく取引量は減ります。
取引量が減ると流動性がなくなる
では取引量が減ると為替相場はどうなるのでしょうか?
基本的に売ったり買ったりの量が少なくなるので、動きは鈍くなります。あまり値段が動かなくなるということですね。
「なかなか動かないなぁ」と思っていたら急に変動することもあります。取引量が少ない訳ですから反発も少ないです。
何かのきっかけで大きく動くと、フラッシュクラッシュのように一方向に急変することもあるのが年末年始の相場です。
動きが鈍いかと思えば急に動く、難しい相場になります。なので、積極的に取引しとうとするプロのトレーダーは少ないです。
クリスマス休暇は、いつからいつまで?
そんな年末年始に大きく関係するクリスマス休暇は、いつからいつまでなのでしょうか?
- クリスマス休暇:例年12月24日~1月1日まで
クリスマス休暇は、毎年変わらず12月24日のクリマスイブから1月1日元旦までとなっています。
逆に言えば1月2日からアメリカや欧米諸国の企業は、バリバリ働くのです。
日本の休暇だと12月も最終週まで働いて、1月4日から仕事はじめという方が多いですよね?少しズレていることは注意してください。
毎年1月の為替相場の傾向
アノマリーに近いですが、年末年始を海外で過ごす日本人も多く外貨に換金したり円売りの傾向が出やすいです。
よって年末年始のドル円相場は、比較的円安ドル高に動きやすい傾向があります。
しかしながら今年の年末は、米中関係などリスクオフ要因を来年に持ち越す可能性もあるため一概に円安とは言い切れませんね。
2019年もフラッシュクラッシュ後は大きく値段を戻していますが、フラッシュクラッシュ自体は大きく円高に動いているので少し例外だったと捉えた方が良いでしょう。
年末年始トレードの注意点
私も普段よりかはトレードの回数を減らし、年末年始はゆっくりすると思います。
それでもトレードをする日本人は多いと思うので、その際の注意点をあげておきます。
- 年末年始はいつもの相場と違うことを理解する
- ストップロスをこまめに入れておく
- いつでもチャートを見れる状態にしておく
- できる限り年をまたいだトレードをしない
- 飲んだらトレードしない
当たり前のことですが、急変に対応できる環境を整えておきましょう。
特に親戚の集まりなど、お酒の席もあると思います。楽しむのは結構ですが、ポジションを持ちながらの飲酒などは控えましょう!「飲むなら(ポジションを)持つな」ですね( ・`ω・´)キリッ
そしてできる限り、来年にポジションを持ち越さないようにしましょう。1月1日は、日曜と同じでトレードができません。
年明けの窓明けもそこまで大きなものではないですが、「閑散相場の間にポジションを決済できない状況を作る」こと自体がリスクを高めています。
新しい年を迎えるにあたり、身も心もポジションも整えましょう(✻´ν`✻)
年末年始もチャンスはあるが無理は禁物!
兼業トレーダーの方は「年末年始こそ、朝から晩までトレードするぞ!」と意気込んでいるかもしれませんね。
もちろん閑散相場と言えどもトレードはできますから、稼げるチャンスはやってきます。
しかしながらこの記事でも説明した通り、リスクは伴います。「休むも相場」という言葉がある通り、トレードをせずに身体を休めるのも年末年始で大事なことです。
また1月2日からはすぐに欧米企業も動き出すので、為替相場にも活気が戻ってきます。
閑散相場でトレードのチャンスを逃しても、またすぐに稼ぎやすいチャンスはやってくるので、年明けの準備や今年のトレードの検証・復習をするにもいい機会ですね!
私も年末は2019年のトレード実績をまとめたり、年間の収支についても考えたいと思っています(๑´ω`๑)♡
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コメント (6)
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1. あこ
またまた質問に答えて頂いて、嬉しい限りです!ありがとうございます。ブログを参考にしながら、年末に向けて頑張っていきます!
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2. メイ
>あこさん
いえいえ、今年始めた初心者さんが同じような悩みを持っているだろうという質問だったので助かりました(๑´ω`๑)♡ -
3. つーし
こんにちは
ちょうど気になっていたことが記事になっていました。
質問なのですが、年末年始以外はどういう特徴があると捉えていますか?
例えば夏はこう動く傾向があるとか。10月は~とか。。。
また、曜日に関しても何かあれば聞きたいです!
火曜日は~で、金曜日は~でとか。。。
あくまでメイさんの個人的な感覚でいいので、あれば知りたいです。^^ -
4. メイ
アノマリーはたくさんありますね!
年末年始のアノマリーからドル円相場・為替を予想してみた
「GWは円高になりやすい」というアノマリーについて解説
お盆期間中はトレードしない方がいい?8月のアノマリーと共に解説します
曜日については記事書いたことなかったので、あたらめて書いてみたいと思います(๑´ω`๑)♡ -
6. つーし
こんにちは
曜日の質問に対してわざわざ記事にまでしていただき、ありがとうございます。
まとめ方がうまくて分かりやすかったです!
曜日特性を3パターンに分けてるのは自分も同じだったので安心しました!笑
やはり狙い目は火~木ですね。^^
モチベーションになりました!!! -
7. メイ
よかったです!
モチベーションになるっていいですよね(๑´ω`๑)♡
トレーダーは基本一人なので、モチベの管理も結構大変。また何かあったら気軽に声をかけてください!