税金を副業別で徹底比較!始める前に国内FXの税金メリットを知ろう!
最終更新日: 2019-11-30
副業解禁となった今、現実的な副業とは?
働き方改革の1つとして「副業解禁」という言葉をネットやニュースでよく見るようになりました。
まだ企業によっては温度差はあるものの、数年内にほぼ全ての会社で「副業OK」という流れになるはずです。
しかしながら「いざ副業をしてみるか!」と思っても数ある副業の中で「できそうな副業」って限られてきますよね?
- 就業後や土日だけのバイト
- ブログ運営やネット広告のアフィリエイト
- 古典的な内職
- クラウドソーシング
- せどりやフリマなどの転売
- Youtuber
- 不動産投資
- FXなどの投資
思いつく副業を並べてみましたが、バイトは避けたいところだと思います。体力的に厳しいです。ブログも収益の発生まで時間がかかりそうですね。
内職もネット副業がメインとなっている現代において、ちょっと割が悪そうです。Youtubeも多数の人が始めていますが、「顔出しはちょっと…」という人も多いはずですね。
そうなってくると現実的には「クラウドソーシング・せどり・投資」あたりが副業の選択肢になると思います。不動産投資は、元手の関係で今回は除外します。
でも副業をしたからといって「利益=収入」とはなりません。そう、税金がかかるのです。
「副業にどれだけ税金がかかるのか?」は、始める前に知っておくべき必須項目ですよ( ・`ω・´)キリッ
各副業の税金を比較
まずは「クラウドソーシング・せどり・投資」がどんな税金に分類されるのか?についてです。
3つとも「雑所得」に分類される
大きく投資という分類にしていますが、ここではFXのことを中心に書いていきます。
クラウドソーシングで稼ごうが、オークションなどでせどりで稼ごうが、FXで稼ごうが全て雑所得に分類されます。
- 雑所得とは:利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得に分類されない所得
ただし株の売却によって得たお金は、譲渡所得になります。ものによって分類が変わるのが、少しわかりづらいですよね。
雑所得は20万円以下なら申告不要
根本的に雑所得が20万円以下なら、確定申告は不要です。
よく勘違いされがちですが、例えば「せどりで売上25万円だったとしても仕入れに6万円かかっていれば雑所得は20万円以下」になるため申告不要になります。
FXの場合も利益が20万円でも経費で本などを買っていれば、申告が不要な場合もあります。
所得区分は同じでも課税方法は異なる
ここからが重要なポイントです。基本的に雑所得は、総合課税の対象になります。
しかしFXを含む投資は「分離課税」といい、他の所得とは分けて税額を計算する方法を用います。
ちょっとわかりづらくなってきたので、表で分けてみます。
金融商品 | 所得の種類 | 課税方法 | 税率 |
---|---|---|---|
国内FX | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
海外FX | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
クラウドソーシング | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
せどり | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
国内FXと海外FXでも課税方法は異なります。総合課税は、給与所得・利子所得・配当所得・事業所得・譲渡所得そして雑所得などを合算した所得に課税されます。
では、海外FX・クラウドソーシング・せどりの総合課税はどれくらいの税率になるのでしょうか?
総合課税の税率
課税所得金額 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 15% |
195万円超~330万円以下 | 20% |
330万円超~695万円以下 | 30% |
696万円超~900万円以下 | 33% |
900万円超~1,800万円以下 | 43% |
1,800万円超~4,000万円以下 | 50% |
4,000万円超~ | 55% |
2018年の平均年収は「414万円」です。総合課税は、「給与所得と合算」で計算されるので平均年収ですでに30%以上の税率になります。
ここから副業で所得が増えてしまったら「より税率が上がる可能性がある」ということです。
FXの税金おさらい&金融商品の税率一覧
その点国内FXは分離課税となるので、20万円以上どれだけ利益が出ても一律20.315%で税金が計算されます。
国内FXと海外FXの差がわからない方はこちら↓
本業で頑張って、さらに副業で頑張って稼いでも「その分税金も上がった」のでは辛いだけですよね?
FXであれば、その頑張りが報われます。ちなみに私が海外FXを使わないのも重税が1つの理由です。
他の投資の税率はどうなのか?
今回は投資以外の副業と比較をしていますが、FX以外にも分離課税となる金融商品があります。
しかし海外FXのように総合課税で重税となるものもあるので、一覧を載せますね!
金融商品 | 所得の種類 | 課税方法 | 税率 |
---|---|---|---|
国内FX | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
海外FX | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
仮想通貨 | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
株式の売却益 | 譲渡所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
株式の配当 | 配当所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
ETFの売却益 | 譲渡所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
ETFの配当 | 配当所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
外貨預金の利息 | 利子所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
外貨預金の為替差益 | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
日経225先物 | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
商品先物 | 雑所得 | 申告分離課税 | 20.315% |
利付債の利息 | 利子所得 | 源泉分離課税 | 20.315% |
利付債の売却益 | 非課税 | ||
利付債の償還益 | 雑所得 | 総合課税 | 15%~55% |
ツイッターでもいましたが、ハイレバレッジに引かれて海外FXを始めてみたものの「海外FXの方が重税だと知らなかった!」と失敗する方も少なくありません。
日本の税金はわかりづらいからこそ、自分にデメリットが内容に副業を始めなければいけませんね。
生きていく上で税金の計算は先に必要
2019年10月に消費税も10%へ増税されました。IMF(国際通貨基金)は、「日本は2030年までに消費税率を15%まで上げる必要がある」と言っていましたね。
日本も様々なものに税金が課せられる国になってきました。日本で生きていく上で、FXトレーダーのみならず税金の計算は先にするのが必須ですね。
だって自分で稼いだお金ですから、しっかりと利益は守らないといけません。
兼業・副業トレーダーさんの場合は、二足の草鞋で税金の計算も大変になることが多いです。国内FXで一律20.315%であれば、かなり計算が楽になりますよ。
もちろん時間や人の特性によって得手不得手はありますから、税金や時間などを加味して自分のベストの副業を選択してくださいね(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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3. 匿名
税金を視点にしたブログは
あまり無いので面白かったです。
私は株とFXをしていますが、
確定申告が面倒なのでこの時期から
もう憂鬱です。
株は特定口座ですが、FXは無いので
今、使っている3社分は確定申告です。
早く確定申告しないでも税金を
税務署でやってくれない
もんですかねぇ
何の為のマイナンバー制度なんだか -
5. メイ
両方やってると余計面倒ですよね(´×ω×`)
>税務署でやってくれないもんですかねぇ
これ本当そうですよね!お金払えば代行でやってくれるところもあるけど、そもそも税金取るなら国でやってほしい><