2019年11月最終週のFX収支は「+29,500円」疑心暗鬼のトレードで収支も伸びず…
最終更新日: 2019-12-1
ドル円相場は11月高値を更新するも先行きは不透明
ドル円相場は、11月28日(木)に一時109.68円の高値となり、約半年ぶりに高値を更新しましたね!
その後も少しだけ下がりましたが、底値は固い印象で109円台半ばで週末を迎えました。
高値を更新した背景には、
- トランプ大統領の「習近平国家主席と話し合い、貿易合意を模索している」という発言
- 米株高・米長期金利上昇
- 11月28日米感謝祭(Thanksgiving Day)明け
というタイミング的なものもありました。
今週は香港人権法案の可決もありもっとリスクオフ要因が強いと思っていましたが、影響は一時的でしたね。
どちらかと言えば、米中関係の進展を期待するような楽観的な相場となりました。
では今週のドル円相場は振り返ると共に、2019年12月のドル円相場シナリオを考えてみましょう!
予想していた以上に市場は米中問題に楽観的
先週の収支記事にて「香港人権・民主主義法案」について解説しました。
「香港人権・民主主義法案」って何?という人はこちら↓
今週27日(水)についに署名となり法案成立となったのですが、ドル円相場への影響はかなり限定的でしたね。
20日には米両院で議決されていたため、トランプ大統領の署名待ちという状況でした。
それでもすぐに署名を行わなかったのは、中国に対して「署名されたくなかったら米中問題で譲歩しろ」という揺さぶりだった訳です。
米中関係とトランプ大統領&米上院の関係性
しかしながらその揺さぶりに中国側が応じることなく、トランプ大統領は法案に署名することになりました。
中国側も最初から「トランプ大統領の作戦」とわかっていたこと、応じないことでアメリカ側が悪という立場を示したかったことが考えられます。
中国側は法案成立に対して、厳しい批判をしており報復措置を警告しています。もう最悪な状況です。
トランプ大統領はサインするしかなかった
他の法案成立時ですが、過去6度に渡ってトランプ大統領は拒否権を行使して、法案を成立させなかったことがあります。
今回も拒否権を行使すれば、再度米議会で3分の2以上の賛成を得なければいけません。本当に中国に妥協させたいのであれば、今回も拒否権を行使することは可能でした。
ではなぜトランプ大統領は、拒否権を行使せずに署名をしたのか?
これは来年に控えている米大統領選へ向けて、上院との関係性をうまく保ちたかったからです。
ただでさえトランプ大統領は、民主党幹部のナンシー・ペロシ下院議長から弾劾へ向けての攻撃を受けています。
そしてだんだんと上院での弾劾裁判も現実味を帯びてきている中で、上院までも敵には回したくなかったんですよね。
来年の米大統領選へ向けて、「敵はできる限り増やしたくない」という心境なはずです。中国を追い込んでいるように見えて、追い込まれているのはタイムリミットがあるトランプ大統領の方かもしれませんね。
2019年12月のドル円相場シナリオを想定
来週もドル円相場のメイン材料は、米中問題です。
香港人権法案が成立した今、中国側も報復にでる可能性がありますが、次の対中関税引き上げの期限も迫っています。
- 来週はISM製造業景況指数、ADP雇用統計など米重要指標が多め
- 12月4日(水)トランプ大統領の弾劾調査公聴会
- 12月6日(金)雇用統計
- 最高値を更新した米株高&米長期金利上昇のリスクオンの流れ
- 12月15日(金)対中追加関税第4弾の期限
大きく分けて2パターンのシナリオが推測されます。
クリスマス休暇前に米中関係の道筋が示される:円安パターン
米中共に第1段階の合意に向けて歩み寄りたいのは、確かです。その為に何枚もカードを切って相手に妥協させようとしています。
特にトランプ大統領は、大統領選を前に何かしらの「成果」をあげたいですからね。
この場合、アメリカ側が妥協するケースが一番現実的かと考えます。
12月15日(金)に控えた追加関税の撤廃or先送り、そしてこれまでの追加関税に関して撤廃が行われれば一気にリスクオンの円安ドル高トレンドが作られます。
テクニカル的に見ても底値は固く、市場は楽観視が多いように見受けられるので、少しのプラス材料でも大きく円安に動く可能性はあります。
ただクリスマス休暇まであと3週間ちょっとですので、かなりトントン拍子で進まないとうまくいきませんね。
12月15日の関税発動→「第1段階」も来年へ先送り:円高パターン
逆に香港人権法案への報復を中国が行い、それに反発するように12月15日の追加関税が予定通り行われた場合、もう泥沼です。
15日からクリスマス休暇までは、約10日ですね。その間で自体が回復する見込みもなく、来年までリスクオフの流れを持ち越します。
それほど今回の香港人権法案成立は、奥の手に近いカードだと思っていたのですが、市場は冷ややかな反応でしたね。
どちらの場合だとしても年内最安値・最高値の更新まではちょっと厳しいですね。
円安だった場合は、大きく伸びても110.50円の壁。円高だった場合は、108.50円の壁が厚そうです。
もちろん年内は好転しながらもにらみ合い=相場は様子見という状況もあり得るので、週明けから米中関係には目を離さないようにしましょう!
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1勝1敗のトレードも大きなボラは稼げず
今週は26日(火)と27日(水)に1回ずつのトレードです。
記事に書いた通り、香港法案成立の動きがもっとリスクオフとして働くと思っていたので、26日は裏目に出たトレードでした。
フィボナッチ・リトレースメントでは、11月2日の安値と8日高値を結んでいました。
この日は午前中に109円台を突破し、上髭を伸ばした後での売りエントリーです。
朝方の動きが極端だったことと108.875円が38.2%のラインでした。割る手前でエントリーしたのですが、綺麗にそこで反発していますね(´×ω×`)
それでも少し様子を見ましたが、再度109円を抜けてきたので損切りです。
損切り位置で悩む方が多いと思いますが、キリの良い数字は諦めが付きやすいのでメンタル的にはやりやすいです。
ただ他のトレーダーも利確やストップが溜まりやすい値段でもあります。状況によって「ちょっと前・ちょっと後」の調整が後々の収支に響いてくることがあるので、微調整しながらトレードしてみてください(✻´ν`✻)
こちらは前日の負けを反省して、素直に順張りですね。
前日の上髭あたりまで再度円安が進んできたところです。それこそここは109.10円の少し下にストップを設定していました。
今回はギリギリ耐えて、利益が掴むことができていますね。フィボナッチで見ても109.108円が23.6%と意識されるラインでした。
トレード方法にもよりますが、デイトレの場合は意識されやすい値段の±5~10pipsくらいで損切り調整してみると良いと思います。もちろん自分の資金で許容できる範囲内ですね!
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コメント (5)
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1. らっきむ
いつもブログ参考ににさせて頂いてます。
今回のブログの内容とは関係なく、
私ごとで申し訳ないのですが、
恥ずかしながら失恋してしまい、メンタルが取引に如実に影響が出てしまいました。関係ないことは承知しておりますが、
メイさんのメンタルコントロール方法あれば、ご教授頂ければ幸いです。。
よろしくおねがいいたします。 -
2. メイ
私は最近リラックスミュージックのようなものにハマってますね!Youtubeで「集中力を高める音楽」などを検索するといっぱい出てくるので、集中したい時・落ち着きたい時など有効に使えると思います!
あとはやっぱりメンタルで悩んでいる人が多いので、こちらの記事などが参考になると思います!
「FXはメンタルが大事!」心・感情のバランスをとる方法を考えてみた -
3. チキン
いつもブログ楽しく見させてもらってます!
損切りが上手く出来なくて先週はつらかった×
私は、今週で一旦今年はトレード終了予定ですがメイさんは年末もトレードしますか?? -
4. らっきむ
ありがとうございます。
考え事しながらポジション持つのは良くないですね。 別のことできを紛らわせて
テンション0の状態になったらまたトレードしようと思います。
私的なことに答えていただきありがとうございます。
またブログも参考にさせていただきます!! -
5. メイ
はい!テンション0って重要ですよね…。
私も熱しやすく冷めやすかったり、結構左右される方だと自負しているので、かなりメンタルには気を付けています><
また何か悩んだら気軽に声をかけてください(✻´ν`✻)