12月2日週のFX収支は「+151,500円」来週のドル円相場が今年最後の山場!
最終更新日: 2019-12-8
ドル円相場は高値更新から1円以上下落
週明け12月2日(月)は、米中関係の進展期待から半年ぶりの高値をさらに更新し、109円台後半まで円安が進んでいました。
しかし2日夜、トランプ大統領が「ブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼などへ直ちに関税を課す」とツイート。
Brazil and Argentina have been presiding over a massive devaluation of their currencies. which is not good for our farmers. Therefore, effective immediately, I will restore the Tariffs on all Steel & Aluminum that is shipped into the U.S. from those countries. The Federal....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 2, 2019
また米中関係に関しても「米中合意に期限はない。来年の大統領選まで待った方が良いかもしれない」などネガティブ発言を連続したため、ドル円相場は一気に109円台前半まで下落しました。
ここ最近では大きな動きであったことと高値からの急落だったので、ポジションを持っている人も多かったと思います。
一時は109円で耐えたようにも見えましたが、リスクオフ要因が強めで108円台半ばで週末に入りましたね。
では今週のドル円相場を振り返りながら、イベント盛りだくさんの来週の相場を考えてみましょう!
両要因が交差した週だったが、ネガティブ要因が勝ち
ドル円相場は、上記の2日(月)と3日(火)の急落が目立つためネガティブ要因ばかりに目がいきそうですが、ポジティブ要因がなかった訳ではありません。
6日(金)に発表された米11月雇用統計も市場予想を大きく上回り、プラス材料となりました。その後値段は戻ってしまいましたが、来週にポジティブ要因として少なからず影響します。
今週のポジティブ・ネガティブ要因を一度整理してみましょう。
今週あったポジティブ要因(円安ドル高)
- 週後半のトランプ大統領による「米中協議は順調」発言
- 市場予想を上回った米11月雇用統計
- 雇用統計結果により米利下げの一時停止が確定的
トランプ大統領の発言は、週内でも二転三転しているのであまり鵜呑みにできないです。
非農業部門雇用者数の市場予想が+18.3万人だったのに対して、結果は+26.6万人と大幅な伸びを見せました。失業率でも市場予想を下回って、良い結果となりましたね。
市場予想をここまで大きく上回ったのは、2019年4月以来なのでおよそ半年ぶりです。この結果は大きいですね。
今週あったネガティブ要因(円高ドル安)
- トランプ大統領による対ブラジル・アルゼンチンへの関税発言
- トランプ大統領による米中関係悪化発言
- 11月ISM製造業景況指数・ADP雇用統計など冴えない米経済指標結果
- ナンシー・ペロシ下院議長による大統領弾劾リスク
- クドローNEC委員長による「米中合意文書への署名準備が整っていない」発言
来週12月15日(日)には、対中第4弾の報告関税期限が迫っています。その前に畳みかけるかのように、中国への揺さぶりが激しいですね。
期限まであと1週間なので、このまま両者歩み寄らずに「関税発動→第1段階合意は来年へ持ち越し」という流れが主パターンかと推測されます。
雇用統計こそ良かったですが、他の米経済指標はネガティブ要因が目立ちました。来週も米消費者物価指数などの発表が控えているので、指標での続落には注意が必要ですね。
正直手が出しづらい相場だった
週明けにあれだけ下落すると、そのあと警戒してエントリーしづらくなるのがトレーダー心理ってものですよね。
正直私のような慎重派トレーダーは、ノーポジが賢明だった週かもしれません。
来週もビッグイベントが目白押しになっており、年末まで先週のような相場が続くかもしれませんね。
年間利幅は2019年が最狭となりそうですが、その中で乱高下を繰り返す感じでドル円相場らしさがあまり感じられない相場です。
来週はFOMC&対中関税第4弾の期限
そして来週は12月10日(火)・11日(水)に2019年最後のFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されます。
当初から利下げ据え置きの憶測がありながら、今週の雇用統計結果が堅調だったことにより利下げ停止の観測が強まりました。
利下げの可能性は、ほぼゼロとみて間違いないでしょう。ただ声明や会見でFRBパウエル議長が必要以上に慎重な発言をすれば、利下げ再開の観測にも繋がります。
利下げなしは織り込み済みだとしても、新規要因での変動はあることは警戒しておきましょう。
今週いっぱいが米中問題の山場
米中問題については、第4弾関税期限が15日に迫っています。関税発動に向けて、1週間ピリピリした状態が続きそうです。
いつ何時またトランプ大統領が発言するかも予測できないので、憶測だけでのトレードは禁物ですね。
特にトランプ大統領は今週、第1段階合意も年越しを匂わせる発言をしています。米中問題が第一材料となるのは、今週と同じですね。
米経済指標は期待できる?
来週も消費者物価指数、生産者物価指数、輸入物価指数、小売売上高と米経済指標の発表が予定されています。
今年は11月28日の米感謝祭後からサイバーマンデーまでの日数が短いという問題があり、米小売業者は1週間早くセールを開始しました。
これによって11月28日の米感謝祭~12月2日まで、オンラインでの買い物は前年を14%上回る水準となりました。
なので、13日(金)に発表がある11月小売売上高が伸びてくる可能性があります。他の米指標も堅調なら下げ止めになるんですけどね。
来週はビッグイベントを警戒しながら、米経済指標の結果もしっかりとチェックしましょう!
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警戒しながらも2回のトレードで1勝1敗
前述した通り今週は少しトレードしづらい週でした。もちろんトレーダーによって変わると思いますが、大きく為替が動いたあとは「エントリーしづらい」という人が多いと思います。
フィボナッチ・リトレースメントでは、11月の安値と12月の高値を結んで見ていました。
月曜は高値を更新するも、その後は方向性が見えづらかったのでノーポジでした。
そんな月曜の夜中にドル円は、大きく下落しましたね。一度109円で持ち直したように見えましたが、翌日再度109円を割りそうになったので売りエントリーです。
これはフィボナッチで見ていても38.2%のラインになり、意識される値段でしたね。
エントリー後、さらに大きく値段を下げ、あっという間に108.80円の半戻しラインまで円高が進みました。
こうなってくると利確ポイント探しになりますが、その後もドル売りの勢いは納まらず61.8%のラインである108.58円の手前で利確です。
前日夜中といい最近のドル円相場の中では大きく動いたところだったので、あなたの収支にも影響が出たと思います。
11月の収支が悪かったことから今月はトレード回数を増やそうと思っていました。
しかしながら1回目のトレードで約40pipsほど取れたことと、今週のドル円相場が不安定なことを理由に様子見が続く展開でしたね。
同じくフィボナッチで見ていて、半戻しのラインからまた下がってきそうなところで売りエントリーです。
惜しくもこの時は109円を目指すように円安へと動いてしまいましたが、その後のはまた戻ってきて108円台半ばまで円高が進みましたね。
今週のように相場が不安定な時は、こまめにストップロスを置いておくのが鉄則です。
突発的な動きでわずか数分で20pipsほど動く場面もありますからね。今後年末に向かってクリスマス休暇もあり、こういった相場が増えると思います。
気づいたら手遅れになっていたとなる前に、必ずストップを入れて安全なトレードをしましょう!
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