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• VIX指数（恐怖指数）とは投資家心理が一目でわかる
• 新型コロナウイルスで2011年以来の高い数値に
• 今後もコロナウイルスの被害拡大はあるのか？
• こういう時こそ多角的に見るクセを付けよう

VIX指数（恐怖指数）とは投資家心理が一目でわかる

あなたは、VIX指数という言葉を知っていますか？別名「恐怖指数」と呼ばれ、世界中の投資家心理を映し出す1つの目安です。

為替市場よりも株式市場の方が密接に関係していますが、為替・FXにもこれを役立てることができます。

チャートの見方は、上に上昇すればするほど「投資家たちが恐怖や不安を感じている」となります。

ということは、上昇＝株価や為替相場がリスクオフに転じやすいということですね。

VIX指数（恐怖指数）はどのように測られているか？

• VIX指数は：シカゴ・オプション取引所がS&P500のオプショントレードIV（インプライドボラティリティ）の値動きを元に算出している指数
• S&P500とは：アメリカの代表的な500銘柄の株価指数、日経平均株価のようなもの

計算方法など難しいので、全ては覚えなくてよいです。

超簡単に説明すれば「アメリカの日経平均株価のような銘柄たちのボラティリティーから、投資家が相場にどれだけ恐怖を感じているか計測してるもの」となります。

チャートを見ただけで世界中の投資家たちの恐怖の度合いがわかるので、かなり便利なものですよ！

新型コロナウイルスで2011年以来の高い数値に

なぜこのタイミングでVIX指数を紹介したかと言えば、世界に広がる新型コロナウイルスの影響で数値が跳ね上がっているからです。

本日2月28日（金）には、過去5年のチャートで最も高い数値が観測されました。

それほど世界中の投資家が「今の株・為替市場はヤバい」と恐怖を感じているのです。

以前、私のブログでも新型コロナウイルスで円高になる理由について解説しました。

つまり「今後もVIX指数が上がれば、さらに円高が進む可能性がある」ということです。

株と為替は密接な関係ですから、現在日米株共に下落→その動きも受けて円が買われ円高ドル安が急速に進んでいます。

ドル円相場とVIX指数を重ねてみた

そこで直近1ヶ月のドル円相場とVIX指数チャートを重ねてみました。

円安の動きの部分を反映していないので、完全リンクとは言えないまでも24日（祝）あたりからVIX指数が高まるのと同時に円高ドル安が発生しています。

今週に入り5大陸でコロナウイルスの感染者が確認されたりと、世界的に被害が広まったのが原因です。

このようにVIX指数は、ドル円相場と反比例する動きをとりやすいです。

特に世界的な株安やリスクオフが発生するとVIX指数は大きく動きます。現在のコロナウイルスの被害がもうここまで大きくなっていることを視認することができます。

今後もコロナウイルスの被害拡大はあるのか？

結論から言うとあります。

日本が関係することで一番為替に影響が大きいのは、東京オリンピックの中止または延期ですね。

これが決定すると株・為替市場にも大きなダメージが来ます。ただリスクオフ＝円高ドル安とは言い切れません。先日のGDP発表後と同じように円が売られる可能性も大いに秘めているので、どちらにも動きことは考えられます。

昨日2月27日（木）に安倍首相は「小中高全校の休校要請」を発表しました。

政府は「今後1～2週間が極めて重要」としており、これ以降他の商業施設でも自粛の動きが広がるはずです。

東京マラソンをはじめ、大規模なスポーツイベントの自粛もされ始めていますね。これでも被害がとどまらなかった場合は、次は企業や商業施設に休業・休館要請が出るはずです。

一気に良好へ向かわないのが感染症

致死率は低いものの世界各地で感染者が出ているので、WHOが発表したようにパンデミックの可能性大です。というかすでにパンデミックです。

日本ではマスク不足やトイレットペーパーの買い占めなど、二次被害まで出てきていますよね。

私達が普通に生活できていない時点で、すでに非常事態です。今後は各国が一部閉鎖は感染を広げない対策をしながら、規模の抑制→拡大を続けていきます。

これ以上の最悪な状況とは？

今でさえこういった被害が出ていますが、今後世界的な目で見て最悪な状況＝VIX指数が上がる状況とは何でしょうか？

これは私的な見解ですが、キーとなるのはアメリカと日本です。

経済大国である中国は、すでに被害が蔓延しているのでこれ以上広がってもさほど影響力はありません。

しかしアメリカでは感染経路が不明という患者が出ており、アメリカ全土に被害が広がった場合はかなり影響度が高くなります。

また日本も先に述べた通り東京オリンピック関係の自粛、または企業や交通機関・流通への影響が出れば影響は免れません。

中国の隣国という位置的な関係と、政府の対応の遅さも世界の不安が高まる要因となっています。

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こういう時こそ多角的に見るクセを付けよう

先週・今週とドル円相場は、かなり動きが激しいです。

ドル円じゃなくても自分がトレードしているチャートだけを見ていると、「今はリスクオフの流れだけでしょ？」と1つの考えに捉われがちです。

世界的に大きな流れが出来ているので間違いではないですが、こういう時こそ他の指標や通貨・株の値動きを見て多角的に物事を判断しましょう！

土日にも状況は進展する！充分な状態で週末を

特にコロナウイルス関係のニュースで怖いのは、株や為替と違って土日や平日関係なしに状況が変化する点です。

そう思うとポジションの持ち越しも少し考えた方が良いかもしれません。コロナウイルスは、高値や安値など気にしませんからね(´×ω×`)

今週も週明けに大きな下げがあったりと今週末も油断ができないので、万全の準備を整えて週末を迎えましょう！またあなた自身もしっかり予防しましょうね(✻´ν`✻)

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