2020年2月月間FX収支 +1,261,000円
最終更新日: 2020-3-2
2020年2月のドル円相場は過去稀に見る乱高下
2020年ももう3月ですね!例年であれば卒業と確定申告シーズンで世間は忙しいのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で「そんな場合じゃない!」という程、世の中は混乱しています。
そんな世間の声を反映するかのごとく、2020年2月のドル円相場はアップダウンの激しい相場となりました。
特徴的だったのは、年初来高値を更新してからの大きな円高ドル安への動きです。
110円→112円→108円という動きだったので、大きくボラティリティーが発生したとともにポジションを決済した方も多かったと思います。
では、2020年2月のドル円相場を振り返りながら3月以降の相場についても想定したいと思います!
どこもかしこも新型コロナの影響で嫌気がさす
日本国内でも新型コロナウイルスのニュースで持ち切りです。あなたも「嫌気」がさして来ませんか?
なぜこんなことを言うかと言えば、世界中の投資家も実は同じだからです。
「あっちの国で感染者が見つかった」「こっちの国では死者がまた増えた」2月末には5大陸全てで感染者が発見され、世界中が新型コロナウイルスの影響を受けています。
そういった投資家の嫌気や不安・恐怖心が現在の世界同時株安・総悲観の相場を作りました。
1月からコロナの被害は出ていたのに、なぜ2月にここまで相場に反映されたのでしょうか?
- 当初ここまでの被害拡大は予想されていなかった
- WHOの見解と現実社会の差が浮き彫りになった
- コロナの裏でアメリカ経済は堅調だった
- 日本での被害拡大が悪い円安を生んだ
- 2月最終週に世界がやっと脅威だと認識した
2月が始まった頃を思い出してみてください。すでに日本ではマスク不足になってはいたものの、現在ほど外出に対して警戒レベルは高くなかったはずです。「中国や一部で蔓延しているものの次第に収まるだろう」と誰もが思っていました。
しかし、その後も感染拡大は衰えませんでした。WHOの認識の甘さや日本政府の対応の遅さが浮き彫りとなりましたね。
アメリカ経済が円高を食い止めていた
また米1月雇用統計の結果や米1月ISM製造業景況指数・米1月ADP雇用統計など、主要な米経済指標の結果がよかったことも2月前半の円高を食い止めていたことに一役買っています。
ただ日本での被害拡大による円売り=「悪い円安」が起きたのは、2月の最大のキーポイントだと思います。
110円台から108円までの2円の下落で済んでいた
週間収支記事にも書きましたが、年初来高値の更新があったから余計に大きく動いているように見えますね。
あれだけ動いていたのに月足で見るとヒゲが伸びているだけで、月初と月末でそこまで動きがないことがわかります。2019年1月のフラッシュクラッシュ時と真逆のような形になっていますね。
2月はファンダメンタルズ分析がかなり影響した相場となりました。では今後どのようなことにコロナウイルスは影響するのでしょうか?
新型コロナウイルスから米利下げも濃厚
これだけ世界で被害が拡大しているので、2大国であるアメリカと中国のダメージは免れません。
中国は感染者・死者数も多いため、ダメージが大きいのはわかりますね?そしてアメリカにも甚大なダメージが出ると予想されます。
FRBパウエル議長が米利下げを示唆
まだ確定ではないですが、2月29日(土)にFRB(米連邦準備制度理事会)パウエル議長は「新型コロナウイルスのリスクの影響で、政策金利を引き下げる用意がある」と示唆しました。
しかしながら「米経済のファンダメンタルズは依然強い」ともしています。これは事実ですが、NYダウ平均株価も先週記録的な下落を見せました。
正直、年内の米利下げは免れないと思います。早ければ3月利下げも可能性として十分にあり、その後のさらなる利下げさえも想定内です。
この状況下で利下げ→ドル売りが発生すれば、一時的に割り込んだ年初来安値の更なる更新に繋がります。
日銀だけじゃ弱い。プラス材料が不足
本日3月2日(月)に日銀の黒田総裁は「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」という異例の談話を発表しました。
簡単に言えば「5,000億円分の国債を買い入れして市場へ供給するよ」です。
これを受けて日経平均株価は先週末比よりも+201円高く取引を終えましたが、ドル円相場を見てもわかる通り円安効果が継続するとは思えません。
そして今夜には米2月ISM製造業景気指数の発表、4日(水)には米ADP雇用者数、そして6日(金)に米2月雇用統計の発表があります。
FRBパウエル議長が言うように2月の米指標結果も強ければ問題ないですが、少しでも弱みを見せた場合は円高ドル安に警戒です。
国内の被害状況もそうですが、3月で終息するのか?さらなるパンデミックが広がるのか?今年のキーポイントになるような月かもしれません。
動きがあればチャンスも増えるので、しっかりとボラティリティーを確保できるようにルールに沿ったトレードをしましょう!
2019年8月に次いでトップクラスで稼げた月
取引ごとの約定履歴は、週間FX成績で全て公開しています
過去最高の月間利益は、2019年8月の+1,434,000円でした。2月はそれに次ぐ利益となりました!
2019年8月も米中貿易摩擦で乱高下があった↓
これだけ動きがあった相場なので「稼げて当然」と言われてしまえばそれまでですが、基本的に特別なことはしていません。
レンジ相場の時は無理してトレードをせず、大きくわかりやすく動いてくれたところでトレードしています。
2月前半だけの収支をいえば、16日まで+68,000円でした。もしかしたらあなたの方が稼いでいたかもしれません。その後、残りの2週間で+120万円稼ぎました。
「勝ち易きに勝つ」の実践
あの孫氏の名言ですね。2週間で120万円稼いだからと言って、「FXはギャンブルだ」と勘違いしてもらいたくないです。
なぜならFXには「勝ちやすい時期」と「勝ちづらい時期」の2つがあるからです。
そして「動いている相場」=「勝ちやすい」とは限りません。人それぞれのトレード方法で、得手不得手が存在します。
私にとってこの2週間は、非常に稼ぎやすい時期でした。
- 市場の反応が予想以上に大きく出た
- キリの良い数字を何度も往復した
- 日本で被害が出ていたのでことの甚大さを理解していた
実際に日本でマスクやトイレットペーパー不足などが続き、被害の甚大さを理解していたのは大きかったと思います。
逆に言えば同じ相場でも「苦手だった」という人もいるのがFXです。
何よりすでにトレードを始めている人は、滅多にないこれだけの動きを経験できていることが大きな経験値になります。
3月もまだまだドル円相場は動く可能性があります。今のうちから準備しましょう!
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コメント (5)
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1. AWFXclubリーダー
月間収支素直に素晴らしいですね。憧れます。メイさんが主に1、2、4時間足を見ると言ってたので自分もそうしたら、大きなトレンドがつかみやすくなってトレンドフォロー出来るようになりました。あとはエントリー位置が悪すぎるので、下位足の押し目まで待つ我慢が今の自分の課題です。
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2. 斎藤
初めまして。
過去2番目の収益、おめでとう御座います!!
初めてコメントさせて頂きますが、去年からこのサイトを訪れて参考にさせて頂いてます。有難う御座います。
ファンダメンタルズ分析と、それを文章にして分かりやすく説明される能力にいつも感心してますm(__)m。
これからも、仙台から応援してますので、頑張って下さい!! -
3. メイ
>AWFXclubリーダーさん
それはよかったです!しかもご自分が今直す点もわかっているなんて…これからが楽しみですね(✻´ν`✻)
>斎藤さん
応援ありがとうございます!
仙台ですか!そちらもまだ寒いでしょうし、お互い身体に気を付けていきましょう(๑´ω`๑)♡ -
4. まつちゃん
メイさん
いつも拝見させて頂いてます!
素晴らしい収支おめでとうございます。
トレード内容も全て売りから入っていて流石だと頭が下がりますm(_ _)m
しかもこれだけボラティリティーが
あってもトレード数もブレないのはホントに凄いなと感心しています。自分もメイさんに近づける様努力します! -
5. メイ
>まつちゃんさん
コメントありがとうございます!
いつもは20pipsを取りに行くトレードをしているのですが、ここ数週間は大きく稼げていますね。それでも50pipsが限界かと感じています。
それ以上動く時も最近では珍しくないですよね(´×ω×`)