2020年4月20日週のFX収支は「+123,500円」日米の経済対策差がドル円にもたらす影響
最終更新日: 2020-4-26
原油価格が0円割れとなった記録的な週だった
今週もお疲れ様でした!週末外出自粛も慣れてきましたか?私はパン作りにチャレンジしたいのですが、強力粉が品薄で困ってます。
さて今週のドル円相場は小刻みに動く場面こそありましたが、107円前半~107円後半のレンジ相場となりました。
23日(木)の夜には、日銀の無制限国債購入による報道で一時108円台にタッチする場面がありましたね。
正式には27日(月)の金融政策決定会合で、追加の金融緩和策を打ち出すようです。
「とにかく108円が遠い。上値が重い」と感じたトレーダーさんも多かったと思います。3月の相場を見たあとだと、余計に上値の重さが目立って感じますね。
4月21日(火)に初めてマイナスとなったWTI原油先物
そして今週は、史上初めて原油価格(原油先物WTI)が0円を下回る歴史的な場面もありました。コロナ禍によって普段では考えられない出来事が相次いでいますので、FX・為替相場も注意をしたいところです。
では今週のドル円相場を振り返ると共に、来週以降のドル円シナリオを考えてみましょう!
ドル円相場がマイナス要因を含むも横ばいだった理由
今週は前述した原油価格の急落に加えて、悲観的な要因が多かったように感じます。
- 米・3月シカゴ連銀全米活動指数が2009年以来の低水準へ
- EU首脳会合での新型コロナ対策案が合意に至らず
- 新型コロナウイルスのリスク回避懸念継続
原油価格急落が大きく報道されていますが、それ以外にもマイナスな要因は多かったです。しかしながらドル円相場は動きの乏しいレンジ相場となりましたね。
各国がコロナ対策に動き出している
日本でも毎日のようにコロナ対策について発信がありますが、世界各国がコロナ対策について積極的に動いています。
アメリカは新型コロナ対策第4弾となる5,000億ドル規模の追加対策を打ち出し、日銀も無制限の国債購入など追加金融緩和に乗り出す見込みです。
今週の相場では期待感が先行してドル円相場も一時的に108円となりましたが、来週は各国の金融対策がさらに相場に影響をもたらすと考えられます。
日米の経済対策差がドル円にもたらす影響とは?
日銀は来週27日(月)に金融政策決定会合を控えていますが、アメリカはすでに第4弾の経済対策を投じます。
3月末に成立した2.2兆ドルの経済対策に加えて、今回の対策を合計すると2兆8,000億ドルまで財政出動は膨れ上がります。これは年間歳出の約6割に相当する臨時支出です。
一方で日本は無制限国債購入を打ち出す予定ではありますが、現状の買い入れペースがすでに当初の予定を大幅に下回っているため市場の目はいささか冷ややかです。
「無制限」と聞こえはいいが…
「無制限」という言葉のインパクトは強いですが、実質的にはそこまで意味をなさない可能性が強いのです。
SMBC日興証券のチーフ金利ストラテジストは「コロナ問題に乗じた体のいい正常化措置と言えなくもない」と発言しており、追加政策がなければ円は売られる可能性が出てきます。
- 経済対策が小規模で乏しい日本:コロナ死者数345人
- 大規模な経済対策を続けるアメリカ:コロナ死者数5万人超
経済対策では、大きくアメリカがリードしています。しかし被害や経済へのダメージは、アメリカがより深刻ですね。
この力関係が均衡して、ドル円の動きはレンジ相場になりやすいです。
アメリカの経済対策は確かに魅力的ですが、期待を込めてドルを買えるほど米経済はよくないといった状況です。
来週はさらにEUの問題も入ってくる
日米だけでもこのような状況ですが、来週は
- 4月27日:日銀金融政策決定会合
- 4月28・29日:FOMC(連邦公開市場委員会)
- 4月27日:ECB(欧州中央銀行)理事会
と立て続けに経済対策イベントが控えています。
日銀は前述した通り、円売り=円安ドル高懸念をしながらも黒田総裁が追加緩和を示唆した場合には、市場が催促の円買いに出る可能性もあります。
FOMC・ECB理事会は様子見ながらももしかしたらサプライズ要因が控えているかもしれません。
大型連休前の週となり、イベントやポジション調整でボラティリティが大きくなる可能性もあります。充分に警戒しながら、GWを迎えましょう!
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ドル円相場は思いのほか動かずチャンス少
今週も2回のトレードで1勝1敗でした。ドル円相場は小刻みな動きばかりで、今週はチャンスが少なかったですね。
今週は、売りと買いで107.50円を軸にトレードしていました。
フィボナッチ・リトレースメントでは、先週15日・16日の安値・高値で見ていました。先週も後半からかなり動きが限定されたように感じたからです。
フィボナッチで見るとちょうど半戻しのラインが107.50円あたりになりますね。
夕方は日株安の影響によって、ドル円相場ももみ合いながらじり安となりました。その後も原油先物取引での混乱や北朝鮮の金正恩氏の報道から円高ドル安が進みましたね。
しかし夜にはトランプ米大統領による「石油・ガス会社の資金援助計画」発表や米・3月中古住宅販売件数が市場予想を上回るなど、反転する結果となりました。
1回目のトレードは先日書いた建値決済をした場面です。
FX初心者ができない建値決済について↓
動きが早く私も完全には実行できていませんが、その後大きく反転したので判断はよかったと思います。
2回目のトレードでは38.2%のラインは抜けましたが、今週の高値であった「107.80円は抜けないだろう」と考えていたので、その前に利確です。
来週はイベントが大きく動く可能性もありながら、各国の発表が均衡すれば同じようなレンジ相場の可能性もあります。どちらのシナリオでも利益が出せるように想定しておきましょう!
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コメント (3)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。まさにメイさんがトレードした2箇所しかチャンスが無かった週ですよね。そしてプラス収支お見事です。分かっていてもエントリー位置が悪かったり、利確位置が早すぎたりとまだまだな自分です。
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2. 匿名
メイさん、はじめましてこんにちは。
昨年末口座を開設して以来、隠れファンさせていただいてます。
来週FOMCとの事ですが・・・毎月FOMC前後で大負けしていまして。
発表内容やエントリータイミングなど、メイさんがFOMC前後に気をつけていること、またメイさんなりの予想のに使う指標などありましたら教えていただきたいです。 -
3. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
先週は誰もがきつかった週だと思いますよ!私もここを逃していたら…マイナスで終わっていましたからね。
>匿名さん
ありがとうございます!
基本的に重要指標の時はトレードしませんね。それが大前提です。どうしても読めない要素やサプライズがあるためギャンブルトレードになってしまうからです。
勝っているトレーダーさんで経済指標毎に上か下かのトレードを勝ち続けている人っていないと思います。