2020年5月11日週の週間FX収支は「+332,500円」楽観ムードと悲観ムードの綱引きについて
最終更新日: 2020-5-17
米4月雇用統計後からコロナ制限緩和があったが…
先週5月8日(金)に発表された米4月雇用統計後から材料出し尽くし感もあり、週明けは円安ドル高に動きましたね。
なぜ雇用統計後に円安に動いたか?詳しい解説は↓
日本でも39県にて緊急事態宣言が解除されましたが、世界的にも新型コロナウイルスの制限緩和が行われリスクが後退したように見えました。
特定警戒都道府県でも解除があった
しかしながら発表される米経済指標はことごとく悪い結果となり、米中関係の悪化、FRB(連邦準備理事会)パウエル議長やIMF専務理事の悲観的な発言から円高に戻る動きが目立ちましたね。
ドル円相場は107円台前半で週末を迎えましたが、来週も107円を軸にしたような展開が続くかもしれません。
では今週の出来事をおさらいすると共に、来週以降のドル円相場のシナリオを考えてみましょう!
米経済指標の悪い結果と悲観的な見通し
日本でもコロナ緩和で人の動きが活発になってきていますね。
埼玉では緊急事態宣言の解除が見送られましたが、今週末も人出が多いように感じます。誰だって、これまで自粛してきた訳ですから緩和に向かって嬉しいのは当たり前です。
しかしそんな期待感だけでは、為替相場は安心できません。心理的節目である108円までは伸び悩んだこと、米長期金利の低下もあって今週は107.76円が高値となって円高ドル安に反発しました。
それでも5月の高値は更新した訳で、GW明けに懸念されていた「円高へのリスクオフはひと先ず避けられたかな」という印象です。
今週のドル円相場に影響した主な要因
- 米消費者物価指数(CPI)が過去最大のマイナス
- IMF専務理事「世界経済見通しをさらに下方修正する公算が極めて大きい」と発言
- 対中制裁法案の準備報道
- FRBパウエル議長のマイナス金利導入否定
- 米4月小売売上高も過去最大のマイナス
米4月雇用統計が一番大きな指標だったとは言え、相次いで発表された米経済指標が悪かったのは円高ドル安要因となりました。
またFRBをはじめ、今後の米経済に悲観的な見方が大きいです。一方でマイナス金利を求めるトランプ大統領との意見のすれ違いもありました。
簡単に言えば「経済を回したいからマイナス金利にして融資しやすくしろ」というトランプ大統領に対して、FRBは「先行き不透明の中でさらに経済危機が長期化する可能性があるからマイナス金利にはしない」という図式になっています。
どちらが正しいかは今のところ判断ができないですが、市場では「動かない=ハト派=消極的」と捉えられてドルは売られる傾向が強くなりますね。
107円を軸としたレンジからリスクオフの円高警戒
まだまだ日本でも警戒は必要ですが、経済活動が再開した地域もあります。今後は制限緩和の良いニュースと4月~5月の経済指標結果が明らかになる悪いニュースの両方で綱引きのような状態になりそうです。
- プラス要因:コロナ制限緩和、経済対策
- マイナス要因:コロナ再拡大、経済指標結果、米中関係悪化
今週もドル円相場は106.6円~107.7円という約1円の間を推移していますが、来週以降も107円を軸に横ばい傾向が見られそうです。
こう見てもマイナス要因の方が強いですよね?大まかで良いので、どちらの方が力関係が強いかは週が明ける前に理解しておいてください。
「新しい材料がなければ上下の綱引きは横ばいだけど、円高の力の方が強め」という見方ができます。ただこういった時期にサプライズのプラス要因が出ると跳ねることもあります。ガッチガチに想定する訳でなく、大枠をとらえる程度がちょうど良いです。
強まるトランプ大統領の中国叩きとコロナ再燃に注意
コロナ制限の緩和と共に、トランプ大統領の動きも活発になってきました。
トランプ大統領は「あの合意からまもなくウイルスが中国から入ってきた」と今年2月に合意に至った米中貿易の第一段階合意の話を持ち出しています。
コロナ禍によって、次期大統領選までの時間も大幅に削られています。これからの半年で米中対立は、最終局面に入ると言っても過言ではありません。15日(金)にはファーウェイの禁輸措置を強め、本格的に制裁に乗り出す意向です。
一方、中国側も「報復する準備がある」とアップルやボーイングなどを名指しで警告するなど対抗措置を見せています。
今のところまだ「つばぜり合いの状態」ですが、ここを一歩踏み込んでしまうのがトランプ大統領です。これで去年泣きを見たトレーダーも数多いと思います。
彼の動きと中国・韓国などのコロナ第2派の動きには、今後も一層と注意して下さい!
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2勝2敗のトレードで利益を確保
毎週収支記事を見てくれている方は気付いていた方もいると思いますが、5月に入ってから2週間はノーポジでした。
GW中と連休明けでの懸念が強かったためですね。8日に過去最悪の雇用統計が控えていたことも大きな要因でした。
そういった経緯もあって、今週は積極的にポジションを持ちました!
小幅ではありますが、107円をまたぎながらエントリーのチャンスには恵まれた週だったので、私はトレードしやすかったですね(✻´ν`✻)
4回のトレードの中でどれを解説しようか悩みましたが、今の時期に誰もが経験しそうな14日のトレードにしました。
今週は、4回中3回が107円を軸としたエントリーでした。今週2回目の107円を上に抜けるタイミングで買いポジションを持ちました。
理想としては「今週高値の107.7円、そこまでいかずとも107.50円まで伸びてくれれば」という狙いでエントリーしましたね。
しかし、問題は21:30に米新規失業保険申請件数の発表があったことです。発表までは、2時間弱でしたね。
重要指標ほど発表前に動く事があるが…
発表前にもう少し動いてくれることを祈りましたが、107円を越えたあたりでもたつきました。その後反転、発表前に時間切れだと判断して決済です。
雇用統計などの重要指標の前に同じように動くと「結果がどこかで漏れているのかな?」などと勘ぐってしまうこともありますが、先行した期待感や発表される前の手じまいがほとんどです。
107円という節目を越えたので私もポジションを持ちましたが、逆に節目を挟んだことによって動きは小さくなってしまいましたね。
基本的には指標前はトレードしないのですが、今回のように値段や動きによってトレードすることもあります。ただその場合は、発表時にどうするか?発表前に決済するのか?は、あらかじめ決めておいてください。
特に新規失業保険申請件数も8週連続の3桁万件を記録しており、米経済指標の悪影響は大きく出やすくなっています。
いつもはあまり気にしないような指標だったとしても、今は警戒が必要な時期ですよ(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。いつもより積極的なトレードですね。エントリー位置や回数も攻めてるーって感じしました。今週自分はDMMデモキャンペーンで17万程のプラスでしたが、順位が3469位って(泣)通貨変えようか、最初だからこのままドル円で行こうか悩みます。でも50ピプ動かすのって、デモでもドキドキしました。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
さすが毎週見て頂いているだけあって、攻めの姿勢をわかってらっしゃる(✻´ν`✻)
デモキャンペーン順位が出たのですね!順位はひとまず置いておいたとしてもデモでドキドキできるというのは貴重な体験なので、期間中も継続してトレードできるといいですね!