2020年6月8日週の週間FX収支「+73,500円」ドル円は先週までの円安から円高へ
最終更新日: 2020-6-14
ドル円相場はトレンド転換し円高ドル安へ
ドル円相場は先週まで「もう少しで110円か」と円安トレンドが継続していましたが、今週は大きく変化しましたね。
米株や原油先物の反落・急落が原因となって、106円台半ばまで円高ドル安が進みました。
先週までは「コロナも一時収まったし、これから世界的なリスクオン(円安)になるのかな」と楽観視が強かったですが、1週間経った今では「アメリカのデモが拡大して、これからどうなるんだ」と市場の意識はリスクオフ(円高)に変わっています。
コロナ禍が始まった頃の相場に少し似ていますね。こういった時は、1週間を待たず数日でトレンドが変わることもあるので警戒が必要です。
では今週のドル円相場を復習すると共に、来週以降のドル円相場、また予想しづらい相場の時のトレード対策について書きます!
FOMCではYCC導入について検討が継続
今週は6月9日(火)・10日(水)でFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されました。
政策金利は据え置かれることが予想されていので、YCC(イールドカーブ・コントロール)の導入に注目が集まりました。
YCCについて知りたい方はこちら↓
FOMC後の会見では、FRB(連邦準備制度理事会)パウエル議長から「YCC導入是非については、まだ結論が出ていない」「今後の理事会で議論を継続する」と年内導入を示唆する発言がありました。
FRBがYCCを導入するとどうなる?
YCCが導入された場合、イールドカーブをフラット化するために長期金利が低下調整されます。これはドル売りを引き起こす大きな要因です。なので、導入検討=円高ドル安要因となりましたね。
今回はまだ明確な示唆がなかったので直接的にドル円相場へは影響しませんでしたが、投資家心理としては重石となり、106円までの円高に一役かっています。
アメリカのデモは留まるところを知らず
黒人男性が警察官に押さえつけられ亡くなったことから発展しているアメリカのデモは、さらに勢いを増しています。
今回の騒動のみならず、過去の人種差別まで含めて社会の変革を求める動きへと大きくなっています。
さらに12日には米南部のアトランタで、新たに黒人男性が警官に射殺されるなど騒動の拡大に歯止めが効きません。
私たちが一言でこれを理解することは難しいですが、アメリカ国内での大きな暴動はドルにとってマイナスでしかないです。収まらない暴動・デモに嫌気がさしドル売りが加速しました。
トランプ大統領もお手上げ状態?
トランプ大統領は13日に士官学校の卒業式で演説をする場面がありましたが、デモ鎮圧への軍関与などについて一切言及しませんでした。
卒業式という場だったこともありますが、デモ鎮圧も次期大統領選に関係します。現状の混乱を抑えられない大統領に次期は回ってきません。
またデモ発展当初のトランプ大統領の威圧的な態度に反発が起こり、民主党候補のバイデン氏に支持が集まっています。このままだと11月の選挙はバイデン氏当選が濃厚となりますね。
来週は難しい相場?リスクオフは継続ながら多数要因で上下
ドル円相場は、今週1週間で約3円ほど円高ドル安へ動いたため週末を前にポジション調整も入り、107円半ばで週末を迎えています。「ちょっと下げ過ぎたかな?」という印象が強いですが、「行き過ぎもまた相場」です。
先週のリスクオフの引き金となった米株や原油先物は週末にかけて戻ってきましたが、今度は米長期金利がYCC導入示唆などもあり2週間ぶりに下がっています。
またテクニカル的に見ても上値の重さは否めません。金曜の反発が週明けも継続する可能性は残っていますが、週末でのプラス材料もなく厳しいです。
コロナ緩和は賞味期限切れし第2波の懸念も
そしてすでにあなた自身も生活の中で感じていると思いますが、コロナ自粛緩和の楽観ムードは市場から薄れています。
元々の生活ができなかったことは相当なストレスでしたが、当たり前の生活に戻っただけと言えばそれまでですからね。あなたももう普通の生活に感謝を抱かなくなったはずです。賞味期限は完全に切れたと見ていいでしょう。
一方でアメリカ・フロリダで再び感染拡大の予兆が見られ、デモ&コロナと2重苦を強いられる可能性もあります。
来週は日銀会合とEU首脳会議
来週は6月15日(月)・16日(火)日銀金融政策決定会合、18日(木)・19日(金)にEU首脳会合が行われます。
日銀に関しては政策据え置き観測のため警戒する必要はありませんが、EUは復興募金への期待感も薄らいでいます。
これも緩和ムードの賞味期限切れが関係していますね。そうなればリスクオフは再度加速し、さらなる円買いの可能性もあります。
ポジティブ要因が少ないので先週のように、段階的な円高への動きに注意してくださいね!
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1勝2敗と私も苦戦→短期トレードの対策とは?
今週は、3回トレードをして1勝2敗と少し手こずったトレードとなりました。
全て売りポジションで入ったものキリの良い値段から反転したり、2回の負けトレード共に含み益があったところからマイナスへ転じたトレードです。
フィボナッチ・リトレースメントでは、5月安値105円後半と6月高値109円後半を結んでいました。それだけでも4円の幅がありますね。
8日(月)の段階で大きく円高へ動いたので、長い足で見ることが多かったです。
フィボナッチでも半戻しとなる「108円当たりのトレードがメインになるかな」と感じていましたが、その後107.5円・107.0円どちらもエントリーすることになるとは思いませんでしたね。
ちょうど3回のトレードがキリの良い値段からのエントリーとなりました。
- 6月9日 108.0円から売りポジション
- 6月10日 107.5円から売りポジション
- 6月11日 107.0円から売りポジション
そして9日と11日はエントリー後に反発、10pipsほどマイナスになる前に損切りしています。結果的にはその後、円高に動いているので含み損で耐えることも可能でしたが、こういう時こそ損切りラインは短くして次のチャンスに移った方が効果的です。
動きやすいからこそ損切りを早めに
「動きやすいから損切り幅を広めた方がいいのでは?」と普通は考えてしまう場面ですね。しかし、これこそFX初心者さんの落とし穴です。
こういう時こそ、損切り幅を変えないor短くして対応するべきです。なぜかというと確かに耐えられる含み損の幅は広がりますが、その分損失も大きくなるからです。
あなたは損切り幅を大きくした分、利益の幅も調整していますか?リワードの調整をせずに、リスクだけ拡大していませんか?
相場が動くということは、次のチャンスもまたすぐに来きます。今週は大きく相場が動き、エントリーチャンスに恵まれていた週でしたね。
損切り幅を短くすれば勝率は下がるかもしれませんが、リワードは変えずにトータルでの収支は伸びてきます。
もちろん調整幅は人それぞれですので、あなた自身が実際に調整しながらトレードするのが良いですね!今週は特にキリの良い値段付近の短期の乱高下が見られたため解説しました。
来週もきっと同じような場面があると思うので、損切り幅だけを拡大して失敗した方は少し短く調整しながらトレードしてくださいね(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。先週のドル高はなんだったの?って感じの円高でしたね。でも動きがあることは歓迎、まだまだ上がる要素下がる要素が混在している複雑な週になりそうですね。先入観持たずにフラットな気持ちでトレードしたいです。それとエントリーや利確、損切りを見易くして頂きありがとうございます。今週は結構反発と言うかバウンドしましたね(笑)。1勝2敗でプラス収支、こういうトレードが私の手本です。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
ありがとうございます!
コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、まだまだドル円動きありますね!私も今年はかなり助かっています笑