アメリカ大統領ってどうやって決まるの?米大統領選挙の仕組みを理解してFXに活かそう
最終更新日: 2020-6-26
2020年11月3日に米大統領選挙があるが…?
米大統領選挙の行方がだんだんと見えてきました。
バイデン氏、全激戦州でトランプ氏にリード 米紙調査:朝日新聞デジタル
トランプ大統領は、かなり苦戦を強いられています。こういったニュースを見ながら
と違和感を感じている人もいるかもしれません。
実はアメリカの大統領は、国民の投票では決まりません。日本の総理大臣を決定する方法とも違いますね。
今年の11月に行われる次期米大統領選挙は、為替相場にも大きな影響を与えるため「これからFXを始めたい」という人にとっても重要なニュースです。
2008年から過去3回の選挙時のデータをまとめています↓
選挙イヤーである2020年は、これからドル円相場にもチャンスがやってきます。このタイミングで米大統領選挙の仕組みについてバッチリ理解しましょう!
米大統領は538人の選挙人の投票により決定する
冒頭にも書いた通り、米大統領はアメリカ国民の投票で直に決まる訳ではありません。
結論から書くとアメリカ国民が538人の選挙人決め、その選挙人が投票し過半数270票を得た人が米大統領になります。いわゆる間接選挙です。
「じゃあ選挙の日の国民投票は無意味なの?」と思うかもしれませんが、そうでもありません。
選挙の日に選挙人が決まる
選挙人を決める方法は基本的に州に任されていますが、現在では全ての州で「選挙の日(11月第1月曜日の翌日火曜日)」に州民による投票にて選出されます。
アメリカ国民は、選挙の日当時に「大統領・副大統領の名前」にチェックを入れて投票しますが、これはチェックした大統領に誓約する選挙人へ投票していることになります。
少しややこしいですが、実はこれが米大統領の重要な部分です。
州によって選挙人の数が大きく違う
アメリカには50の州が存在し、人口が大きく異なります。人口の多いカリフォルニア州は55人の選挙人がいるのに対して、モンタナ州では3人です。
そして大半の州では、国民投票によって1位になった候補がその州の選挙人を総取りするシステムです。
カリフォルニア州が接戦だとしても28対27と票が分かれる訳ではなく、55対0と大きな差が生まれます。なので選挙人は重要なのです。
予備選挙や党員集会とは?
米大統領選挙に欠かせないのが、予備選挙と党員集会です。
党員集会と予備選挙は、簡単に言うと民主・共和党内で党候補を決めるために行われます。その際に代議員が選出されるのですが、代議員と選挙人は別ものです。
今年はコロナの影響もあり全国大会を前に両党候補が決まりましたが、本当であれば党内でも戦いがあり、8月末に行われる全国大会で各党の候補者が決定します。
激戦州でリードしてるバイデン氏が次期大統領に?
近年の傾向だと選挙人の多いカリフォルニア州をはじめ、ニューヨーク州やマサチューセッツ州など両海岸に面した地域はバイデン氏の民主党が強い傾向があります。
南部と中西部の田舎地域の州は、トランプ大統領の共和党が有利です。
またコロナ再拡大のフロリダ州やオハイオ州などは、共和党・民主党の力が拮抗しているため激戦州と言われています。
フロリダ州ではアップルが再び閉鎖に
さらに今年は前回選挙時にトランプ大統領が僅差で勝ったミネソタ州なども注目を集めています。
パイの取り合いなので選挙人が多い州が重要なように思われがちですが、これからの選挙活動でひっくり返る可能性がある激戦州にどちらの陣営を力を入れているようです。
2020年大統領選挙で激戦州となる12州と選挙人数
- フロリダ州(29人)
- ペンシルバニア州(20人)
- オハイオ州(18人)
- ミシガン州(16人)
- ノースキャロライナ州(15人)
- バージニア州(13人)
- ミネソタ州(10人)
- ウィスコンシン州(10人)
- コロラド州(9人)
- ネバダ州(6人)
- アイオワ州(6人)
- ニューハンプシャー州(4人)
この12州の選挙人合計は156人になり、全体の1/4以上を占めます。
現在の世論調査ではバイデン氏がリードしており、元々選挙人が多いカリフォルニア州なども民主党優勢なので、激戦州を落とした場合トランプ大統領の再選はさすがに厳しいです。
フロリダでコロナ感染が広がっているのもトランプ大統領にとっては、かなりの向かい風です。選挙人が多い州・激戦州のニュースは敏感にキャッチしましょう!
どちらが就任すればFXトレーダーにとって良いか?
結論から言えば、どちらが当選しても選挙前~大統領就任までの期間で為替相場は大きく動きます。
世界の中心であるアメリカの大統領が変わるor再任するタイミングですので、各候補がマニフェストをかかげるのでそれに期待してドルや米株が買われる傾向が強いです。
特にトランプ大統領は、ビジネスマンでありビッグマウスなのはもうご存じですね。
トランプ大統領ほど為替に影響を与える大統領はいない
就任以降は、トランプ大統領が再任した方が為替への影響は大きくなるでしょう。
むしろトランプ大統領ほど為替に影響を与えた米大統領は、いなかったのではないでしょうか?
サプライズでの発言が目立つトランプ大統領ですが、良いも悪いも「強いアメリカ」のために全力だった4年弱でしたね。
少々やり過ぎてしまう大統領ですが、私たちFXトレーダーにとってはボラティリティを作ってくれる優れた大統領です。
私たち日本人は大統領選に参加することはできませんが、選挙が与える為替変動を狙うことはできます。4年に1度の大統領選をしっかりとチャンスに活かせるように今から大統領選について理解しておきましょう!
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
大統領選挙の為替に与える影響の解説ありがとうございます。いよいよ始まりますね。4年に1度がFX始めた今年っていうのも何か縁を感じます。自分の4年後はどうなっているのか?とかいろいろ考えながら見ていきたいです。
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2. メイ
本当4年後の自分とか想像つかない…でも私はあまり変わっていないかもですね笑