2020年6月29日週の週間FX収支は「+177,500円」雇用統計発表週に連敗脱出
最終更新日: 2020-7-5
ドル円相場は108円にタッチするもその後は鈍化
7月に入り本日は東京都知事選挙ですが、本当は「今月の24日から東京オリンピックだった」なんて、今では全く考えられませんよね?
暫定で来年2021年7月予定になっている
未だに世間はコロナ禍の影響を受け、日本でも感染者が再度増えている状況です。
私たちも春先には「7月~8月くらいには落ち着いているかな?」と楽観視していましたが、まだまだコロナとの闘いは続きます。
さて今週のドル円相場では一時108円台へ突入しましたが、7月1日(水)に発表された日銀短観で大企業・製造業の業況判断指数がリーマン・ショック以来の低水準になったことがわかり、大きく円高ドル安へ動きました。
日本はコロナ禍に際して、消費者にも企業にも十分な対策をとっていませんので「当たり前」と言えば当たり前の結果です。放っておいて勝手に景気が良くなる訳がないのです。
一方アメリカは、今週2日(木)に発表された米6月雇用統計でも早期回復を印象付けています。
米6月雇用統計は好調!トランプ大統領は大喜びだが…
今週はアメリカの独立記念日の兼ね合いもあって、7月2日(木)に米6月雇用統計が発表されました
米6月雇用統計結果まとめ
予想 | 結果 | |
---|---|---|
非農業部門 雇用者数変化 |
+300万人 | +480万人 |
失業率 | 12.3% | 11.1% |
平均時給 前月比 | -0.7% | -1.2% |
新規失業保険 申請件数 |
135.5万件 | 142.7万件 |
平均時給と失業保険件数では若干予想を下回りましたが、非農業部門用者数が大きく上回り良い結果となりました。
記者会見を急遽開いたトランプ大統領
好調な結果を受けて、トランプ大統領は急遽記者会見を開き「経済が力強く復活していることを証明している。政府の歴史的な行動の結果だ。」と大喜びでしたね。
さらにトランプ大統領は「今月以降の第3四半期は見たことのないようなすばらしい結果になるだろう」と脱コロナ宣言ととれる発言をしました。
確かに日本に比べると経済の回復スピードは異常に早く、立ち直ってきているようにも見えます。
しかし異例の記者会見の裏には、次期大統領選に不利になっている状況がありますね。だからこそ、株価や為替の動きに敏感になっているともとれます。
本当にトランプ大統領が言うように、第3四半期移行に素晴らしい数字が見られればアメリカにとっても良いことですすけどね。
来週は米市場休場明けと日本を含むコロナ第2波警戒
トランプ大統領は緊急記者会見まで開きましたが、ドル円への影響はプラス材料にも関わらず限定的となりました。
もう少しドルが買われてもよかった
トランプ大統領の会見は別にしても、正直もう少しドルが買われてもよかった内容でした。
逆にトランプ大統領のせいで、市場が冷めてしまったのも一理あるかもしれません。また翌3日が米市場の休場日だったため買い控えも多かったと思います。
足元の懸念は未だに変わらず
今週の日銀短観に見られたように「マイナス要因には反応しやすい相場」となっています。
逆に雇用統計のように「プラス要因には反応が鈍い」点も見られます。ただ週明けにプラス材料でのドル買いが起こる可能性は残っていますね。
現状ドル円相場にある懸念材料をまとめてみましょう!
- 米中関係の悪化
- 次期大統領選を控えたトランプリスク
- 新型コロナウイルスの第2波懸念
- YCC導入遅延?
あまり大きく報道されていませんが、7月2日に米上院では「香港自治侵害の中国当局者へ制裁可能にする法案」を全会一致で可決しています。
簡単に言えば、新しい国家安全維持法を導入した中国へのけん制です。トランプ大統領がこれにサインをすれば、制裁対象者と取引を行う金融機関にも制裁が可能になります。
こういった動きも含めて、次期大統領選が近くなるにつれてトランプリスクは高まります。雇用統計後のパフォーマンス記者会見もそうですし、やることがだんだん大きく過激になるはずです。
日本も都知事選明けにどう対応するか?
日本でも東京のコロナ感染者は連日100人を越えていますが、本日5日の都知事選挙までは様々な都合で特に対応がされていませんでした。
週明けの来週から日本でも再度自粛対策となるのか?アメリカ・ブラジル・インドでも患者は増え続けていますが、まずは自分たちの生活が第一です。
逆にプラスのチャンスもある
足元を脅かすリスクがあるものの来週は、6日(月)に米6月ISM非製造業景気指数、9日(木)に米新規失業保険申請件数、10日(金)に米6月生産者物価指数などの発表が控えています。
トランプ大統領の言う通り「今後の米経済指標が素晴らしい結果」になるのであれば、ドルは来週雇用統計のプラスも相まって買われる傾向が強いです。
これだけ好調な指標が連続すれば、足元に多少の不安材料があってもドル・米株は大きく動くはずですね。
2020年も下半期に入り、今年のドル円相場はさらに面白みが増してきました。7月もチャンスが多そうですよ(✻´ν`✻)
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1回のみのトレードだったが連敗脱出
6月は月間マイナス収支となった私ですが、今週は1日に一度だけトレードをして何とか連敗を脱出できました。
7月1日(水)の日銀短観後に売りポジションでトレードしました。
フィボナッチ・リトレースメントでは、6月23日安値と7月1日高値を結んでいます。
この日は朝方108円に到達した直後でしたが、日銀短観発表後かなりのスピードで円高に動いたのでエントリーしました。
ポジションを持った当初は、「107.50円くらいで落ち着くだろう」との予測から20pipsほど取れればと思っていました。
思惑とは違い107.50円まですぐには落ちず、フィボナッチ23.6%のラインで少しもたつきましたね。
逆にこれが功を奏しました。「最悪でも建値決済をしよう」とその後の時間も様子見ができたので、次の38.2%のラインまで待ち利確です。
久しぶりに自分のトレードができた気もしますが、日銀短観のマイナスサプライズもあったのであまり納得はできていません。
それでも4連敗を脱出できたのはよかったですね!下半期で気分も一新トレードチャンスを逃さないように積極的にトレードします!
コロナの間、私より稼いでいた自動売買
「コロナ期間中、思いの他トレードがうまくいかなかった」そんな人も多いはず。私も2020年6月は月間マイナス収支となりました。
しかしシストレ24の自動売買はコロナ期間中もしっかり利益を出していました!
私と自動売買の収支比較↓
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コメント (6)
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1. キャラガ☆コスギ@FX漫画家
メイさんでも月間マイナスなるほどの難しい相場だったんですね。
解析もわかりやすいです。
メンタルに動じない自動売買が優秀すぎますw(=゚ω゚)ノ -
2. 梨子
月末の怒涛の攻めで、プラ転おめでとうございます!
それにしても、厳しい戦いの中でこのブレなさ、メンタルの強さよ・・!
本当にいつもすごいなぁと拝見しております
今回は、1h足で強い陰線が1本出て、フィボ38.2%まで下がるだろうと踏んでのトレードとお見受けしましたが、2本目の陰線で迷わずすかさず入ったエントリーももちろん素晴らしいですが、私だったらフィボ23.6%で止まったところや75MAタッチの反発でヒゲになったところで、ビビリ利確してしまうと思います・・・
エントリーも利確も本当に素晴らしい、そして少しのプラスでいいやと逃げない姿勢、尊敬します -
3. メイ
>キャラガ☆コスギさん
FX漫画家なんですね!一度見てみたいです(✻´ν`✻) -
4. メイ
>梨子さん
いえいえ先月マイナスですから(苦笑)
今週は相場に助けられたという表現が一番マッチしてるトレードだったかなぁと思います。
フィボ23.6%での利確ももちろん考えました。逆に連敗中だったからこそ、思い切って待てたのもありますね!
勝てた時は相場に感謝。負けた時は自戒の念を忘れずにトレードしております(´;ω;`) -
5. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。7月1日のエントリー時間見てびっくりしました。あまり記憶に無い時間のトレードでした。攻めましたねー。でもトレードは1回ということで緩急自在と言うか熱くなりすぎず。メンタルコントロールなんですかね。大いに勉強になります。
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6. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
いつもなら情報収集だけの時間ですが、結構久しぶりに日本時間でエントリーしましたね!
6月のマイナスもあって「積極的に」という意識もあったからですね。108円という区切りも入りやすかった1つの要因です(✻´ν`✻)
相変わらず毎週ちゃんと見てくれていてうれしいです!ありがとうございます!