2020年7月13日週の週間FX収支は「+140,000円」ドル円相場は一進一退で先週と同じ展開
最終更新日: 2020-7-19
ドル円相場は107円が軸になってきた
先週の収支記事で「今週で大きく円高に傾くかも?」と懸念していましたが、今週のドル円相場は思いのほか週明けから円安ドル高に動きました。
しかし15日(水)に日銀の黒田総裁が「(コロナ)第2波というような大きなものにはなっていない」と金融政策の現状維持を決定したことをきっかけに、緩和期待後退で106円台まで大きく円高に動きました。
今週終わってみて気が付きましたが、週間のドル円ボラティリティ(値幅)はわずか0.77円と1円を下回りましたね。
すでに今年は下半期に入り28週が過ぎていますが、今年に入りドル円相場の週間ボラが1円を下回った週はたった4週しかありません。
- 2月10日週 週間値幅0.56円
- 4月20日週 週間値幅0.76円
- 5月25日週 週間値幅0.87円
- 7月13日週 週間値幅0.77円
それほど今年のドル円相場は動いていたとも言えますし、今週は少しトレードしづらかった週だったと思います。
では今週の相場を振り返りながら、来週以降の相場についてシナリオを考えてみましょう!
今週は強弱入り乱れた難しい週だった
終わってみれば107円で落ち着いたドル円相場ですが、今週はプラス要因=円安要因もありました。
- コロナワクチン開発期待
- ワクチン開発の追い風で株高&原油高
英製薬大手アストラゼネカが開発中のコロナワクチンが注目を集めています。
ドル円相場の上昇を見ただけでも世界中で期待されていることがわかります。逆に言えばコロナウイルスがまだ大きく危険視されていることの裏付けにもなりますね。
日本でも来月から臨床試験へ
新型コロナ:英アストラゼネカ、コロナワクチン日本で治験へ 8月にも (写真=ロイター) :日本経済新聞
日本でも来月8月から臨床試験が行われるようです!早く実用段階まで行けばいいですね。
日本経済が遅れをきたす可能性
しかし問題は、日銀金融政策決定会合後の失望売りです。
アメリカ経済は重要指標に見られる通り、順調に回復しているように見えます。ところが日本は、「3月以降コロナ対応の効果が発揮されている」と黒田総裁が発言したことによって、これ以上の追加緩和は見込めなくなりました。
日本には「これ以上の金融政策を行う体力がない」と見られてもおかしくない発言ですよね。今後世界経済が回復していくスピードに、日本は遅れをとる可能性が出てきました。
世界と日本のコロナ警戒差に惑わされるな
日本でも日に日に感染者数は増え、昨日までで東京は3日連続で200人超えです。
それでも国が何の対応もしないので「大丈夫でしょ?」と思っている人も少なくありません。
世界のコロナ新規感染者、過去最多の23.7万人=WHO https://t.co/AawBhqeH4y
— ロイター (@ReutersJapan) July 17, 2020
為替相場の見立てで語れば、コロナ第2波はすぐそこまで来ており世界が大きく懸念しています。
もう2月から半年近くもコロナで振り回されて疲れる気持ちもわかりますが、為替相場での見立てと日本の対応には大きなギャップがあります。
今週の円安・円高要因も元を正せば、両方がコロナ要因です。この先も国が具体的な対応がなかったとしても、あなたが思っているよりコロナの重圧は為替に影響します。
来週もドル円相場は107円をまたいで綱引きか?
今週の後半を見れば、リスクアセットからのドル買いが目立ち、立て直したようにも見えます。
来週もワクチン期待の追加報道や好調な米指標の結果に伴って、円安へ動くことも予想されますね。
一方でコロナ第2波懸念は未だに変わらず、米中および米露関係(ロシアのハッカー集団がコロナワクチン開発を攻撃)の懸念まで出てきました。先週・今週と似たような形で強弱入り乱れた展開が予想されます。
そうなると「来週もボラが小さくなるの?」と思うかもしれませんが、これはニュースとタイミング次第ですね。
今週以上にニュースのヘッドラインには十分警戒して、どちらに動いても対応できるように準備をしましょう!
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1回目のチャンスは逃すも2回目のタイミングで
今週のドル円相場は値幅こそ0.77円と小さかったですが、107円をまたぎ大きく動いたタイミングが2度ありましたね。
このチャンスを掴めた方は、収支もプラスになったかと思います。
1つ目は、13日(月)の106円台から107円台へ抜けるタイミングです。こちらは月曜ということもあり、「そこまで大きく円安にならないだろう」と勘ぐっていました。ワクチン開発の話題は以前からもあったからですね。
しかし市場の反応は思いのほか強かったです。この数か月の間に世界中でコロナが猛威を振るった結果、ワクチンに対する期待を上回ったと考えるべきでしょう。
2つ目は、15日(水)に107円から106円台へ戻るタイミングです。日銀会合からの下落スピードが早かったので、107円を前にしてエントリーしました。
全戻しも十分に考えられましたが、107円で大きくストップに引っかかっていましたね。
107円に押し戻される場面もあったので先週の安値まで待たず、今週13日の安値あたりで決済しました。
もう少し待っていれば106.66円まで下がっていたので勿体ない気もしますが、先週・今週のようにどちらにも動きやすい時は一歩手前で決済した方が良いです。
これは来週にも言えることなので、高値・安値は意識しながらもギリギリより10pips前を心掛けてみてくださいね(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。最近分かったのですが、自分はチャートをトレードするときにしか見てない、だからトレードの時間以外でもチャートの動向をもっと意識する必要があるなと。メイさんは何言ってるか分からないかもですが、トレードスタイルを一度スイングにして見ます。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
いえすごくよくわかりますよ。私だって常に見ている訳ではないですが、意識と時間の問題の2つですよね。
FX初心者さんで同じような悩みを持っている方もいると思うので、1つの記事にしてみようかと思います!