FX初心者でもわかる中国の米国債売却での日本への影響
最終更新日: 2015-9-1
中国が米国債を売却!
中国の切羽詰り感は相当かもというニュースが舞い込んできました。
今回の人民元切り下げから株価下落の間に中国は米国債を150億ドル売却!売却した資産の総額は1060億ドルとの話。中国の外貨準備高は3兆6500億ドルと豊富にありますが、米国債を売るとは思われていなかったのでビックリ!
中国としてはそのために保有しているのだから、万一の時に売るのは当たり前と言いたいところですよね。でも日本が米国債を売却しようという考えを見せたらすぐにお仕置きされるのに対して中国は強いなあと思います(´×ω×`)
米ドルの基軸通貨権侵害と米国債の売却は、米国の力を恐れて普通はやりませんからね。
今回だけにとどまらず中国が米国債売却を続けたりすれば、米国債市場が荒れてしまいます。もともとリーマンショック後の金融緩和で債券バブルが起きるリスクも言われていたのでちょっと怖いですね…。
新興国全体としての立ち位置
中国だけでなく新興国全体としてドル高自国通貨安の動きの中で、米国債が売られて金利が上昇すると借金の残額増加&利息アップのダブルパンチ!借金を抱えている国にとっては痛い痛すぎる借金スパライルに陥ってしまうことに…。「量的引き締め」という言葉も出てきているように、量的緩和(QE)の逆方向に市場が動いてしまいます。
これってFRBの利上げと同じ効果ってこと!私達の利上げ前に余計なことしてとイエレン議長に角が生えてきそう( ・`ω・´)キリッ
こんな時は日本が穴埋めをすることを期待されるので、そこまでの動きに発展するか米国債市場や日銀の動きを見ておきましょう!
基軸通貨国たる米国の虎の尾を踏んだのか、9月の米中首脳会談でどんな話をするのか。政治経済両方で話題が増えました。もともと為替問題や株価など経済方面の話をする予定だったと思います。どうなるのでしょうか(´×ω×`)
mixiのモンストが…
話は少し変わってスマフォゲーム「モンスターストライク」のヒットで、mixiが業績好調なのは株に詳しい人はご存じの通り。私もやってますが…いくらガチャしてもルシファーちゃんが出てきませんでした(´;ω;`)
話が少し逸れましたがw8月29日iPhone向けアプリストア「App Store」からモンストが消えたとゲーム業界で話題。アップル側の規約に反する行為を行っていたとのことで、システムを牛耳る側を怒らせたらどうなるかを示している好例だと思います。
中国もmixiばりに米国のご機嫌を損ねていると思うので米中関係にFXトレーダーは意識を向けておいた方が良さそうですね!