2020年8月17日週の週間FX収支「+114,500円」来週のドル円相場は106円の上か下かが分かれ目
最終更新日: 2020-8-23
米中協議延期や米長期金利低下で再度円高ドル安に
今週もお疲れ様でした!8月も終わりに近づいてきたというのに連日の猛暑で私も夏バテ気味です。
そんな中ドル円相場も先週の107円を目指した円安基調が嘘のように、105円台前半まで割り込む場面がありました。
ボラティリティー(値幅)があることはよいことですが、1週間で流れが変わり少し掴みづらい形ですね。
それも米中協議開催への両国の思惑や小競り合いの影響を受けています。また今週はFOMC議事録の発表もありました。
今週のドル円相場のおさらいをすると共に、来週のシナリオ想定とドル円狙いポイントを解説します!
ドル円の本筋は「米中関係」しかし他もマイナスが多かった
現在のドル円相場で一番大きな影響を及ぼすのは、米中関係です。
8月15日に予定されていた米中通商協議の延期で「また米中関係が悪化するのか…」という失望感からドルは売られました。
なので大筋は今後も米中関係の行方と見て問題ないです。それに付随して、米経済指標結果や他の要因で上下すると考えるのがわかりやすいですね。
日本の第2四半期GDP速報値も予想通り悪化
GDP実質27.8%減、4~6月年率 戦後最大の下げhttps://t.co/ON7U6qMUHw
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) August 16, 2020
17日に発表された日本の第2四半期GDP(国内総生産)速報値は、予想-27.0%に対して結果-27.8%と戦後最大の下げを記録しました。
「悪い悪い」と言われていても実際にその予想を下回ってきたため、円買い要因となりました。
4~6月期は各地で緊急事態宣言が出ていた時期ですね。どれだけGDPが落ち込んだかと言えば、あのリーマン・ショック時よりも悪く、GDPを確認できる1955年以降で最も悪い数値です。
これでもまだ他人事のように思っている方は要注意です。もちろん地域によって差はありますが、今後も雇用環境や賃金に悪い影響が出ます。
FOMC議事録ではYYC導入予測後退、ドル買いの流れに
また20日に発表されたFOMC議事録では、年末に導入予定と言われていたYCC(イールドカーブコントロール)の導入予測が後退しました。
- イールドカーブ・コントロール(YCC)とは:長期金利と短期金利の誘導目標を操作し、イールドカーブを適切な水準に維持すること。
イールドカーブって何?という方はこちら↓
一時持ち直したドル円もまた週末にかけて方向性が掴みづらかったですね。
ただ延期された米中貿易協議が「近日中に開催」という報道もあり、ドル円相場は105円台後半で週末を迎えています。
米中の駆け引きは一筋縄ではいかない
「米中貿易協議が近日中に開催ってことは、また円安になるの?」と思いたくなりますが、米中関係は改善の方向へ向かってはいません。
もちろんそういった報道で期待感からドルが買われる場面はありますが、2018~2019年の両国間の殴り合いのようになかなか進展はしないものと考えられます。
ましてやトランプ大統領は選挙まであと3カ月となっているため、対中国との交渉で隙を見せることはしないでしょう。
「進展報道が出れば円安、トランプ大統領の駆け引きで円高」が今後も繰り返される見込みです。
8月27日にはジャクソンホール会議
FOMC議事録の発表が終わりましたが、来週には毎年恒例のジャクソンホール会議があります。
ジャクソンホールなんて名前を聞くと「大きなホールで行われる会議」のように思いますが、ワイオミング州もあるジャクソン市のことです。名前のイメージとは違い、谷にあたる結構な田舎ですよ。
2年前・2018年のジャクソンホール会議の様子
- ジャクソンホール会議とは:カンザスシティ連邦準備銀行主催の経済シンポジウム。1978年から毎年開催され各国の中銀幹部や学者などが参加し、世界経済の問題について議論される場。
簡単に言えば、経済やお金に特化したサミットのようなものです。今年はコロナの影響でオンラインで開催されます。(それでもジャクソンホール会議って呼ぶ)
ジャクソンホール会議の中で、FRBパウエル議長の講演もあります。これだけのシンポジウムなので新しい動きが出る可能性もあり、今後のフォワード・ガイダンス強化が言及されればドルが買われますね。
来週も主軸は今週と変わらず、米中関係の駆け引きを見ながらジャクソンホール会議も大きなポイントになるので、ニュースヘッドラインに目を光らせておきましょう!
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来週のポイントは106円より上か下か
今週は17日と20日に一度ずつトレードして1勝1敗でした。
- 8月17日(月):狙いポイント2&3をとりながら106.3円から106円までの売りポジション +149,500円
- 8月20日(木):106円に定着しなかったところから売るも戻りで損切り -35,000円
先週の記事に書いた狙っていたポイントを振り返ってみましょう!
週明けから思いのほか円高に動いたので、1と4は除外です。書いてある通り、円安に動いた方が分かりづらかったので今週前半は比較的狙い通りのトレードができました。
ただ106円を抜けてからは様子見でしたね。106円へ再度戻り定着しなかった場面で20日に売りで入りましたが、22時台にも再度106円へ戻り念のため損切りをしました。
そのまま持っていれば105.50円までとれた場面でしたが、ここは仕方なかったですね。
フィボナッチ・リトレースメントでは、7月末の安値と8月13日高値を結んでいます。
来週のポイントは、やはり心理的な節目となる106円より上か下かで大きく変わりそうです。
今週後半にFOMC議事録の発表からドルが買われましたが、ここで突破or定着できなかった事実も来週に響いてきます。
警戒は大事ですが、週明けからプラス材料で軽く超える可能性もあるので、どちらに動いても自分がどこでポジションをとるか?どこで利確or損切りするか?を想定しておくことが大事ですね(✻´ν`✻)
コロナ自粛の間、私より稼いでいた自動売買
「コロナ期間中、思いの他トレードがうまくいかなかった」そんな人も多いはず。私も2020年6月は月間マイナス収支となりました。
しかしシストレ24の自動売買はコロナ期間中もしっかり利益を出していました!