2020年11月30週のFX収支は「+137,500円」米雇用統計を始め米経済に陰りが見えリスクオフに?
最終更新日: 2020-12-6
今週のドル円相場は冴えない米経済指標により再度円高ドル安に
今週もお疲れ様でした!12月に入り今年もトレードできる日にちが限られてきましたね。
今週は4日(金)に米11月雇用統計の発表があったりと年末の為替相場のキーとなる週でした。週中まではリスク選好となるドル買いが強く104.7円まで円安になりましたが、米11月ISM非製造業景況指数の結果が6か月ぶりの低水準を示すと103円台まで一気にリスクオフが加速しましたね。
週初めから「今週はボラティリティ(値幅)が大きくなる」と言っていた私ですが、週間ボラは約1円。もっとワクチンのプラス報道で上向いてくるかと思いましたが、逆にボラが広がってしまった形となりました。
米11月経済指標は強弱入り乱れる結果に
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) December 4, 2020
??雇用統計の結果です✍️
非農業部門雇用者数は事前予想を下回る?️
22:30発表
??非農業部門雇用者数
結果:+24.5万人
予想:+46.9万人
??失業率
結果:6.7%
予想:6.8%
??平均時給(前月比)
結果:0.3%
予想:0.1%
??ドル円は103.99円から103.84円まで下落?
12月4日(金)に発表された米11月雇用統計では、非農業部門雇用者数で予想を大きく下回るも失業率と平均時給で何とか耐えた感じがしました。
雇用の鈍化はすでに織り込み済みな点もあり、前日の米11月ISM非製造業景況指数の円高の動きに含まれていたと推測できます。
アメリカはコロナの脅威からトランプ大統領のかじ取りでいち早く立ち直ったようにも見えますが、今現在も患者数は増え続ける一方です。
正直このタイミングで米経済が鈍化することは、世界経済にとっても大きなダメージです。そういった観点からもちょっとドルの力が弱まりつつあります。
特にユーロに対して年末年始に影響を受けやすい状態になってきています。私もドル円専門ですが、ユーロドルの動きにも警戒が必要ですね。
年末にかけてのコロナワクチン関連の動きと経済指標の意味合い
冒頭でも「プラスのワクチン報道があると思っていた」と書きましたが、今週報道された内容は悲観的なものが強かったですね。
- 米ファイザー社のワクチン出荷量半減
- これによるコロナ拡大でのワクチン供給時間の遅延
日本でも患者数が増えていますが、世界の比ではありません。現状のまま世界中で患者数は増え続ければ現状のワクチンの出荷スピードだと行き渡るまでにかなりの時間を要するという見方です。
日本でも来年上半期という見方が出ていますが、これが来年末になってもおかしくないですね。
今後具体的に遅延や出荷・接種計画の報道があれば、また為替相場にも影響が出る可能性は十分あります。このあたりのニュースヘッドラインは細かくチェックしてください。
来週も足元の米指標と選挙人投票が控えての影響
今年は年間としてコロナの影響が強いですから、テクニカル的に見ても地合いの弱さは常について回りました。
雇用統計で何とか持ちこたえた感があっても、来週の米指標結果がまた悪ければボロボロとドルは売られる傾向が出ます。またワクチンに関しても悲観的になニュースには反応しやすくなっています。
一方で12月15日(火)に控えている米大統領選挙の選挙人投票ですが、メディアの報道によれば「トランプ大統領が退陣の準備を着々と進めている」と出ていますね。
フロリダ州にある別荘の改築を進めています。思っていたよりも最後の最後は潔く退陣してくれるかもしれません。
すでに選挙から1か月以上が経ち大きなマイナスを生んだのでプラスとは言えないですが、選挙人投票で明確な結果が出る→トランプ大統領からバイデン氏にバトンタッチされるというのはクリスマス休暇前の唯一のプラス要因かもしれませんね。
イギリスやユーロの動きでドルが売られる場面も?
今週のように短期的には上向く場面もありそうですが、雇用統計もプラス材料とまでは言えず、長期的な円高ドル安は変わりません。
またイギリスを始めとして欧州圏でのワクチンワクチン実用化期待→ポンド・ユーロ高からのドル売りの影響もあります。
アメリカでも歴代大統領たちがワクチンのデモンストレーションをするなどワクチンの接種が始まりますが、どれだけの規模とスピードかというところが争点になりそうです。
詳しい来週のドル円想定は次節で行います!
こちらのバナーからDMMFXで口座開設した方には、「私の特製レポート」を差し上げています!
レポートには、初心者さんに知ってほしいテクニックやブログには書いていない○技も書いてます!
もちろん「もれなく4,000円」のキャッシュバックのキャンペーンも継続中です!
今週は104円を割るタイミングで売りトレード+137,500円
今週はノーポジも覚悟していましたが、3日に104円を割るタイミングで売りエントリーしました。
- 12月3日(木):狙い3の通り。フォボナッチの半戻し&1日の底値を割った104.14円から売りエントリー、11月30日の底値の手前103.86円で決済 +137,500円
フィボナッチ・リトレースメントでは11月19日安値と23日高値を結んでいます。長期では11月の安値・高値も見ていました。
底値で意識していた103.7円は一時割りましたが、何とか耐えた感じになりましたね。一番取りやすそうと思っていた104円を割ってからの103.7円までがうまく取れたことは評価できるポイントかと思います。
正直売りエントリーした後も「104円で止まってもOK」と考えていました。基本的に20pipsを取りにいくトレードをしていますが、104円に寄り付いたまま日を跨いでいたら寝る前に利益が少なくても決済していましたね。
2日の高値を目指したところでも取引できましたが、ADP雇用統計が控えていたことと1日の横ばいな動きから今週はノーポジも覚悟はしていました。悪い米指標結果からの値動きなので素直に喜べないですが、チャンスは先週より多かったように感じます。
週末に入る前に少し104円台へ持ち直した動きが気になります。積極的にドルを買う動きまでには至らないと思いますが、週明けの動きは要警戒ですね。
どうしてもコロナから円高予測が強くなってしまうのは仕方がないです。売りの場面でも先週も耐えた103.7円までとそれ以降で分けて考えると利益がとりやすいかと思います。
上値こそ厳しいですが、新規ポジティブ材料があれば…逆にないと104.7円までもまたちょっと遠く感じますね。
一番取りやすそうなのは、来週も再度104円を割って103.7円までの売りかと思います。材料なければ104円に寄り付くダラダラとした展開になりそうですが、ワクチンの期待が大きかっただけでに徐々に下落していきそうですね。
今年もクリスマス休暇を考えると来週・再来週くらいがトレードの期限となります。もちろん無理にトレードすることはないですが、残りの少ないチャンスをしっかりと掴めるように準備しましょう!
最近「収支が伸びない」と思っていませんか?
「最近調子が悪い」「裁量取引に限界を感じる」「自分ってFXの才能がないのかも」そう思ってしまうトレーダーさんは、あなたの他にもいっぱいいます。
そして裁量取引だけが、FXではありません( ・`ω・´)キリッ
シストレ24やフルオートといった自動売買を行えば、もしかしたらあなたの悩みを解決できるかもしれません。
自動売買に興味がある方は一度読んで下さい↓
この記事を読んだ人はこちらも読んでいます
私がメインで使うDMMFX!条件達成でキャッシュバック中(PR)
コメント (2)
-
1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。メイさんらしい安定したトレードです。短時間に一気に下げてましたねーっ。自分は利益が出る方向にチャートが進んでいるときは安堵感というか、幸福感?でもちょっとの不安も混じりながら何とも言えない感じがあります。メイさんはトレード中はどんな感覚なんでしょうかね?
-
2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
私も同じですよ~。特に今の相場って方向性もないことが多く、油断できないって感じですね。
先週木曜のように短時間で動いてくれた時はホッとした感じ。逆にポジション時間長くなるとやっぱりだんだんメンタルは削られます…。ブログに毎週載せているので下手なトレードできないってのも大きいかと苦笑