2020年12月7日週の週間FX収支は「±0円」来週のドル円相場はFOMC次第の波乱?年末のポジション調整も巻き込む展開に
最終更新日: 2020-12-13
ドル円相場は104円に寄り付き、小幅な展開に
今週もお疲れ様でした!12月も半ば、今年もあと半月ほどですね。この時期になると年間収支、そして税金が気になる時期ですが、節税・利益調整などのやり方もありますので気になる方は相談してください。
さて今週のドル円相場は、私が想定していた以上に小幅なレンジ相場となりました。
イギリスでのコロナワクチン接種開始など、これだけワクチンについて動きがあった週なのでもう少し影響が出てもよいと考えていましたが、ファイザーのニュース以降ワクチン報道はほぼ為替に影響が出なくなりました。
この辺りは私と同じように「もう少し波風立っても…」と思っていた方も多いと思います。
ECB理事会では追加緩和措置を発表
ドル円相場は週中にかけて104.5円まで上昇するも長期金利の低下などをきっかけに再度反転しました。
また10日(木)に行われたECB理事会で追加緩和が発表されると再度ドルは売られる形になりましたね。
ちょうど同じくして発表された米新規失業保険申請件数も予想を下回る結果となり、再度104円によりつく形で週末を迎えました。
ここで10月からのユーロドル相場を見てみましょう!11月にドル円相場が困惑している間、きれいに右肩上がりになっています。つまり「ユーロが買われている」ということです。
この理由は簡単でワクチン接種報道やECBによる追加緩和の施策など、「アメリカよりも先にユーロ圏のほうが経済回復するのでは?」という期待からです。
- イギリスを含むユーロ圏の方が経済回復が早そう→ユーロ買い&ドル売り
- アメリカの方が経済回復が早そう→ドル買い・ユーロ売り
日本の経済への期待は、正直蚊帳の外です。現状は世界から見ればコロナ被害も小さな方であまり重要視されていません。
しかしながらユーロの影響は、ドル円相場にも影響します。このあたりが難しいところですが、円が今蚊帳の外でユーロとドルが主体になっているとも言えますね。
通貨ペアを変えるのは一概に良いとも言えない
こうなると「ドル円よりもユーロドルやユーロ円の方がいいのでは?」と思うかもですが、確かにボラティリティ(値幅)はそのほうが稼げるかもしれません。
ただ今がクリスマス休暇前という特殊な時期にいること、また大統領も切り替わろうとしているタイミングであることを考えると安易に通過ペアを変更することは気が引けます。
コロナ禍の影響で今年は値幅が大きかったですが、そもそもドル円相場の動きは緩やかです。
前にもブログに書きましたが、12月のドル円相場は準備期間ととらえ、残りの少ないチャンスを取りながらも来年以降に備えたほうが賢明だと判断します。
来週はFOMCがあるが、そろそろ年末のポジション調整に警戒
来週のドル円相場の想定は、今週木曜日からの流れを受けて「ドル売り=下目線が継続」です。
テクニカル的に見ても三役逆転継続などかなり地合いの弱さが目立ちます。今週104.5円で戻ってきてしまったのも、投資家心理として上値の重さを強調する形になったはずです。
12月17日(木)のFOMCの予想が割れている
17日(木)に会見が予定されている今年最後のFOMC(連邦公開市場委員会)ですが、通常であればあらかた予想はまとまっているものの今回は「追加緩和があるかどうか?」で市場予測が二分されています。
こうなると追加緩和を示唆するにせよ、しないにせよ会見での言葉が大きく相場にも影響します。ちょっと整理しましょう!
- FOMCで追加緩和の示唆が強ければ、長期金利は低下しドルは売られる傾向(円高ドル安)になる
- FOMCで追加緩和が見送られれば、長期金利は上昇しドルは買われる傾向(円安ドル高)になる
「追加緩和だから逆じゃないの?」と思うかもですが、ドルの供給量を増やす=ドルの価値が下がるということなので上記図式になります。
今回のFOMCはタイミング的にも重要な意味を示しています。トランプ大統領が志半ばにした追加経済対策の実施時期も決まっていなからです。
FOMCでの結果を元に年末のポジション調整が起こる可能性は高い
先週も何度かツイートしましたが「そろそろ今年のFX締めくくり」と思っているトレーダーも少なくないはずですね。
FOMCが上記のように重要な意味合いを持っているので、その結果を見てから年末にポジションを繰り越すかを決める企業や世界中の投資家は多いと判断されます。
来週は米11月小売売上高などの米経済指標をにらみながら、FOMCまでの様子見→結果を見て大きく相場が荒れる可能性が出てきました。
その中には銀行や大手企業のポジション調整も入ってきます。今週は104円でなんとか耐えた形ですが、安値は11月頭の103円前半も意識しなければいけなくなるかもしれません。
逆に追加緩和が見送られた場合は、またユーロとのにらみ合いがありそうですね。一時的にドル買いは起きると思いますが、どこまで金利も上昇するか?足元の経済指標が良好かも関わってきます。
詳しい来週のドル円相場の想定は、次節で行います!
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今週はノーポジ。今年トレードできるのはあと1週間とちょっと
ツイートでも先に言っていましたが、今週は想定以上にドル円の値幅が小さくノーポジでした。
狙い4でも書いていた通り、上値は継続して思い印象です。やはり104.5円までが限界でしたね。メモでも「この間は方向性を失いやすい」と書いていましたが、まさにその通りになっちゃいました。
個人的にはもう少し104円より下でレンジになってくれれば利益がとりやすいと考えていましたが、ちょっとチャンスに恵まれませんでした。
頭の中では1日ずつ想定を更新していますが、これほど方向性がないと私は慎重派のためトレードしません。年末ですし、無理にトレードするのも危険という時期です。
最近のFOMCを見ていると為替への影響力は少ないのですが、今回はタイミングも絶妙ですし注目を集めています。
買いになった場合は、上値の重さが目立っているのでまずは104.5円のレジスタンスを超えるか?その次は104.7円なので20pipsずつの小幅に見たほうがいいですね。
ドル売りが先行した場合はFOMCまでの動きにも左右されますが、104円寄り付きでFOMCを迎えた場合103.7円の底は耐えられないかもしれません。
「追加緩和の長期化は避けられない」という市場関係者の見方も強く、11月頭の103.1円の底値が意識される可能性が高いです。
逆に言えば今年は年末ギリギリまでチャンスがある
例年だとこの時期は私も積極的にトレードせずに、税金のことなどに関わる記事が多いのですが、今年は本当に年末まで異例で最後の最後まで相場に動きが出そうな展開になってきました。
ボラティリティだけを考えれば、FOMCで追加緩和示唆→ドル売り先行→103.1円の底を探りながら年末のポジション調整も発生→年始で買い戻しの動きが一番大きな値幅が発生すると思います。
今年は年末年始のロールオーバーを嫌う企業や投資家は多いはずです。私は1日完結のトレードなので基本的に日のロールオーバーも嫌いますが、私なら絶対に年末での持越しはしないですね。
もちろん来週14日週と再来週21日週のどちらもトレードはできますが、そろそろあなたも今年のトレードの締めくくりを考えながら来週のトレードに臨みましょう!
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。いまいち方向性のはっきりしない週でしたね。ですがトレードをしないという判断はなかなか出来ないものです。素晴らしいです。ブログ拝見して思ったのですが、ユーロが買われたり、株が買われたり、金、ビットコインが買われたりするとお金がそちらに動いてドル円の動きが小さくなるのでしょうか?そうならいろいろなチャートを同時に見ていく必要もありますね?
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
先週はきつかったですね…株との乖離は厳しいですね。他の投資対象に資金が流れてっていうのも多少はあると思いますが、それよりもユーロ・ドルのバランスの問題のほうが大きいですね。
なのでおっしゃられている通り、ユーロドルやNYダウなどのチャートは現在見ていて損はないと思います!あとは長期金利、NYダウもみたいけどダウは乖離しているのであまり参考にはならないかな…。米追加緩和や経済対策が決まればもう少し先行きが見えてくると思うのでもっと意味合いは強くなると考えますね。