2020年12月14日週の週間FX収支「+175,500円」ドル円相場は年末まで円高リスクに見舞われ…フラッシュクラッシュ警戒
最終更新日: 2020-12-20
ドル円相場はここにきて安値更新。日本もコロナ感染者が急増
今週もお疲れ様でした!東京はコロナ感染者が800人を越え、最高を更新。もちろん数字だけで一喜一憂はできないですが、決して良いニュースではないですよね。
日本海側を襲った大雪も心配でした。フォロワーさんやブログ読者さんでもコロナ・大雪の被害にあわれた方もいそうですね。
そんな中今週のドル円相場は、約9ヵ月ぶりの安値となる一時102円台まで円高ドル安が進みました。
今週行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、追加金融緩和はなかったもののフォワードガイダンス(これに乗っ取って政策金利などを調整していくよという指針)の変更によって、アメリカの追加金融緩和が長期化されることが示唆されました。
金融緩和が長期化されれば米経済の後押しとなるので「ドル買いじゃないの?」と思うかもですが、コロナ被害などからダメージを受けた経済の底上げ・苦肉の策であり一時的にドルの供給量を増やしてドルの価値は下がる=「ドル売り」で反応となります。
FOMC(正確にはFRB)が主体となる米追加金融緩和と、米政府が行おうとしている米追加経済対策と似たような言葉が存在しているのでこのあたりを一度整理して頭に入れておくことをオススメします!
年末になり年初来安値が見えるのは異例
今年は本当に異例ばかりなのですが、12月ももう4週目になります。この時期に年初来安値を意識し始めることは、かなり異例です。
例年ならば12月に多少相場が荒れることはあっても、年初来安値を試すようなことはここ数年なかったです。2年前の2018年末も12月で大きく円高には動きましたが、そこまでですね。ただそれが2019年始のフラッシュクラッシュの引き金にもなりました。
次節でも解説しますが、怖がらせる訳ではないけど今年の年末年始はフラッシュクラッシュを再度引き起こす条件が整いつつあります。
ポジション調整をするなら来週。フラッシュクラッシュ要注意
まず今年FXを始めたトレーダーたちは知らないかもしれませんので、2019年始に起きたフラッシュクラッシュについてブログ読者さんやフォロワーさんたちには知っておいてもらいたいです。
2019年1月3日に起きたドル円相場の急落↓
来週はクリスマスを迎えますね。これは全世界共通です。日本企業は最終週までお仕事の方も多いと思いますが、欧米企業はクリスマスである12月24日から多くの企業がクリスマス休暇に入ります。
- 大手企業やファンド・銀行が休みに入ることによって為替の取引高は著しく低下する
取引量が減れば相場の動きが緩やかになって「取引しやすいんじゃ?」と思うかもですが、取引量が多いときの緩やかと少ないときの緩やかは全く別物です。
取引量が低いということは、急変も起こりやすいということです。相反しているように思いますが、マイナー通貨を思い浮かべてもらえればわかりやすいかと思います。
取引が少なくて値幅が小さいところに、もし大口の取引が入れば一気に流れが変わる場面もあります。フラッシュクラッシュは、そういった一方的な取引をAIが繰り返したことによって引き起こされたと考えられています。
クリスマス期間が初めてという方は、必ずこのことを意識しなければいけません。
今年は全世界共通でコロナへの危機感からフラッシュクラッシュを想起しやすい
クリスマス休暇でただでさえ取引量が少なくなる時期ですが、今年はどの国も新型コロナウィルスの脅威にさらされワクチンが摂取され始めた国でも未だに払拭されていません。
簡単に言えば、例年よりも「ポジションを閉じてから年を越したい」「もしかしたらフラッシュクラッシュが起きやすいかも」という世界のトレーダーが多いということです。
実はこれこそが非常に大きな要因です。「噂で売って、事実で買う(この場合は円を買う)」という言葉あるように噂や疑念は非常に広がりやすいです。多くのメディアも昨年以上にフラッシュクラッシュ警戒を呼び掛けています。
世界中の投資家が警戒すればするほど、取引量は少なくなりフラッシュクラッシュ再来の可能性が高くなるという状態になっています。
来週以降は私もノートレードの可能性が高い
上記を考えると無理・無駄なトレードはできるだけ省きたい時期に差し掛かっています。もちろんトレード方法は各々違いますし、目的も違うので「すべてのポジションを閉じろ」という訳ではないですが、イタズラにポジションを持ち続けたり塩漬けにしておくことは望ましくありません。
そういったポジションがあるのであれば、クリスマス休暇に入る前にポジションを調整・整理しておくことをオススメします。
私も来週以降はかなり相場も限定されてくると思われるので、おそらくトレードはないかなと思っています。詳しいドル円相場の想定は次節で解説しますが、あなたも今年のトレード締めくくりを考えてみてください( ・`ω・´)キリッ
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底値を探るトレードで2勝1敗 +175,500円
「どこまでドル円相場は下がるだろう?」今週はそんな予測が次々更新された週でしたね。私も底値を探る売り3ントリーで3度入りました。
私も正直もう少し103.1円の底で踏ん張るかと思っていましたが、思いの外簡単に突破してしまった印象です。
- 12月15日(火):狙い3の通り。104.95円から売りエントリー、若干もたつくも0時を過ぎたあたりまで待って103.71円で利確 +120,500円
- 12月16日(水):14日の底を割った103.45円で売りエントリーするも即反発で103.56円で損切り -53,000円
- 12月17日(木):前日16日の底を割った103.25円で売りエントリー。正直103.1円の底での反発を覚悟していたけど、思いのほか早く103.04円で利確 +108,000円
狙い4で想定はしていたものの実際に103.1円の底を割ると「ここまで来たかぁ」の思いが強かったです。
先週か先々週の記事に書いていましたが、狙い3で行ったり来たりしてくれたほうがトレード的には楽だったと思います。実際今週も狙い3は2回チャンスがあり、月曜は様子見で入らなかったものの今月強く意識されていたポイントでしたね。
ただ今週のように何度も安値を割るような展開の時は、私は流れに逆らわずにブレイクでの順張りが良いと思っています。これはデイトレで20pipsほどを狙うトレードであるからであって、全てのトレードに当てはまる訳ではありません。
FOMCという大きなイベントがあったからこそですが、今週はチャンスが多かった相場だったと感じます(✻´ν`✻)
フィボナッチ・リトレースメントは12月の安値・高値で結んでいます。あえて円安ドル高方向は想定なしにしますが、上がっても103.5円、103.8円の半戻しの抵抗は大きいと予想されます。
何より9か月ぶりの安値更新でしたので、底を探りながらも欧米企業もクリスマス休暇に入る準備をします。
週末に対して103円台へ持ち直しはしたものの、年末での安値更新は大きいですね。そしてFOMCからの安値更新であらかた世界のトレーダーもポジション調整へ参加した感もあります。
ドル円相場に関して言えば下目線は変わらないですが、だんだんと閑散な相場になっていくので、来週はトレードするポイントが限定されてくるかと思います。
フラッシュクラッシュが年始とは限らない
どこか「正月は気を付けよう」と思っている節があるかもですが、フラッシュクラッシュがただ1月3日に起きただけで、年末に起こっても何ら不思議はありません。
もちろん起きないに越したことはないのですが、再度売りが先行して安値を更新する可能性だってゼロではないです。
年末・クリスマスとなり気が緩むシーズンではありますが、ポジションを持っているならば最後まで気を緩めず、FXを締めくくってからゆっくりと休むようにしてください(✻´ν`✻)
チャンスは今だけではなく「今年だけでもない」ですからね( ・`ω・´)キリッ
コロナ自粛の間、私より稼いでいた自動売買
「コロナ期間中、思いの他トレードがうまくいかなかった」そんな人も多いはず。私も2020年6月は月間マイナス収支となりました。
しかしシストレ24の自動売買はコロナ期間中もしっかり利益を出していました!
私と自動売買の収支比較↓
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コメント (3)
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1. 匿名
こんばんは
大変参考になりました -
2. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。強い円高トレンドをメイさんらしい慎重な所でのトレードですね。こういう時にしっかり利益を取れるのが大切ですね。勉強になります。自分はタブレットからパソコンへトレードツールが変わるので、年末に操作方法とかの確認しながらしっかり準備したいと思います。
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3. メイ
>匿名さん
なによりです!
>AWFXclubリーダー#おじさん
さすが見ていらっしゃいますね!うれしいです!
そうなんですよ…売りが得意としている私にとっては先週のような相場は果敢に攻めたくなる相場でした。1回は即戻されましたが、今年最後にいい形になれてよかったと思っています!
パソコンいいですよね!年末年始はおうちにいることが多いと思いますので、ちょうどよいツールだと思います!