中国経済悪化でダメージ!フィボナッチ・リトレースメントで見る豪ドル・NZドルの弱さとは
最終更新日: 2015-9-3
日替わりランチ相場
上がったりさがったりとジグザグで忙しい相場が続きます。金利の低い日本円やユーロを借りて、金利の高い新興国や資源国で運用するキャリートレードの巻き戻しが起きているようです。
今日はリスク回避・明日はリスクオンと日替わりランチ相場ですから、買えば下がり売れば上がるになりやすい(´×ω×`)
目立つ豪ドル・NZドルの弱さ
そんな中、豪中央銀行のRBAは9月1日に政策金利を2.0%で据え置き決定。そして声明文で「国内の物価上昇圧力は限られ、国内経済は余剰生産能力を抱える」と問題が生じていることを示しています。
合わせて金融政策は緩和的でなければならないと話しています。すぐに追加利下げとはならないようですが、原油をはじめ商品価格が下がっているため豪ドル・NZドルは弱さが目立ちます。
それまでも下落トレンドだったのに中国経済悪化・商品価格下落でさらに安値。
豪ドルは年内あと1回の利下げを行う可能性が残っているので下値ある感じ。中国経済悪化の影響をまともに受けるのは資源国通貨で中国を貿易の相手国にしているオーストラリア(´;ω;`)
9月2日公表の第2四半期豪GDPは前期比+0.2%。市場予想平均の0.4%増を下回る良くない結果。輸出量の急減などが背景。うーん…、輸出量の減少は良くないですね。
中国が悪化してオーストラリアからの買い付けを実際に減らしている?って考えちゃいます。もし、そうだとすると悪くなるのはまだこれからかもしれませんね。スワップポイント狙いで豪ドル/円の下がったところは買いたくなっちゃう人も慎重にした方がいいのではないでしょうか?
フィボナッチ・リトレースメントで見る豪ドル/円
長期チャートの月足で、フィボナッチ・リトレースメントを表示してみました。
今ならキャッシュバックも付いてきてフィボナッチ・リトレースメントをチャートに描画できるDMM FXについてはこちらで詳しく書いてあります!↓
高値をダブルトップのどちらに取るか悩むところ、今回は手前の最高値でチャート上で計算してみました。38.2%の86円や切りの良い85円を割り込んでいるので、重要なサポートは80円前後。ここを割り込むとさらに下落トレンドが強まるかも。74円~75円辺りまで進むシナリオもあり?
中国政府及び経済の状況次第で上下動すると思います。でも豪ドル/円のチャートを見ると米ドル/円以上にヤバそうな匂いがしてきます。とりあえず80円をメドにサポートされるかどうか豪ドル/円に注目( ・`ω・´)キリッ
4日・5日にトルコの首都アンカラでは、「G20財務相・中央銀行総裁会議」が開催されます。でもトルコ自身が混乱しているので中国経済・ギリシャ危機・欧州に押し寄せる難民問題に上手な答えは出せずに、通り一遍の内容になりそうな気がします。どこまで事態を深刻に捉えているかお手並み拝見と行きましょう!
最後までお読み頂き、 有難うごさいます♡
それでは皆様御自愛下さい♡