2021年1月4日週の週間FX記事「+111,500円」今年のドル円相場は最悪の幕開けでスタート
最終更新日: 2021-1-10
新年早々から米政権は混沌としたが、一応の決着がついた
新年も明けて今年1週間お疲れ様でした。日本でも一都三県で勤給事態宣言が出て、新年1週目から多忙を極めた方もいたと思います。
そんな中1月6日(水)に行われた米上下両院合同会議では、トランプ大統領を支持する人々が議会へ乱入。これについては様々な意見がありますが、事実として議会は一時中断・死傷者も出る騒ぎとなりました。これは前代未聞の出来事ですね。
混乱と民主党が上下院を制した(ブルーウェーブと呼ばれる)による増税規制強化懸念で102円台まで一時ドル円は下落しました。しかしその後は、ブルーウェーブによる早期財政立て直しの期待感からドルが買われる結果となりましたね。
また昨日1月9日(土)には、トランプ大統領のツイッターアカウントが「さらなる暴力をあおる危険がある」として永久停止となりました。
正直個人的な意見を書けば暴動や暴力は許されることではないけど、自由を謳うアメリカで発言の自由までも奪われるのはいかがなものかと思います。
アメリカの凋落が垣間見えた1週間だった
ツイッターでも他のトレーダーさんとも意見を交わしましたが、これはもう国内紛争に近いですよね。そして戦争の仕方は、もう暴力や兵器だけではない時代になったということです。
何より「これがあのアメリカなの?」っていう思いが強かったです。マイナー通貨の途上国ならまだわかりますが、あの暴動の絵はアメリカとは私たちの知っているアメリカとはほど遠いものですよね?
これには昨年からのコロナのダメージ。今回の大統領選挙で二分された国内情勢。さらにはアメリカ国民に根強く残る人種差別的な概念とアメリカは今大きな分岐点に立たされているとも言えます。
私たちトレーダーにとっては「どちらが」ではなく利益が最優先
トランプ大統領になり、私も為替で恩恵を受けた方です。だからという理由ではないですが、今までトランプ大統領のような人はいなかった。そのため少しトランプよりのバイアスがかかっていると私も認識しています。
駆け引きも好きでしたが、NOにはNOとハッキリ言う大統領。行き過ぎもあったけど、アメリカ第一主義はブレずわかりやすい部分あり、憎めない人だったからです。
でも選挙での敗北は否めず、何より私たちは政治評論家ではなくFXトレーダーです。ぶっちゃけどちらになろうが、FXでの利益を追うことが最優先になります。
これで米政権はひとまず安定。これからどこまでバイデン政権がやれるか?
私がトランプ推し(とまでは自分でも思ってない)と知ってかツイッターでもバイデン派の人から煽りやディスコメントをもらうことが選挙以降しばしばありました。
そういう人も世の中にはいると思いますが、私たちトレーダーにとってはあまり意味のないことですね。
バイデン氏になったらならなったで、またトレードをしていくだけです。もちろんトランプ大統領の発言によるボラは大きかったけど、それと同時にトランプリスクという言葉も生み出し、危険性を伴っていたのもの事実です。
トレーダーであれば各々今回の結末について思うことはあると思いますが、それにばかり捉われていたら仕方ないですからね。世界がこうやって移り行く中でも変わらずにトレードできるという点は、FX最大のメリットだと考えます
来週はドル買いから円安ドル高継続か?
1月8日(金)の雇用統計結果が悪かったにも関わらず、ドル売りが限定的だったことが今後のドル円を強く示しています。
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) January 8, 2021
??米雇用統計の結果です✍️
非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回る?️
22:30発表
??12月非農業部門雇用者数変化
結果:-14.0万人?
予想:+7.1万人
??失業率
結果:6.7%
予想:6.8%
??平均時給(前月比)
結果:0.8%
予想:0.2%
??ドル円は103.90円から104.0円まで上昇?
もともとの市場の反応では、ブルーウェーブ(大統領・上院・下院が民主党で統一)となれば増税からドル売り要因として捉われていました。しかし増税よりも早期の財政出動期待や、やっと大統領選が幕を閉じた安心感からリスクオンの流れになっています。
米長期金も上昇・株高でも反応しており、リスク選好のドル買いの流れは来週も続きそうですね。
足元の米経済指標でどれだけ支えられるかで伸び具合は変わる
詳細は次節で解説しますが、来週は12月小売売上高をはじめ多数の米経済指標が控えています。またFRBパウエル議長の講演もありますね。
ブルーウェーブによって発生したドル買いの波に、本当に乗れるかは来週の足ものの指標にかかっています。
11日(月)は成人式のため日本市場はお休みですが、世界は普通に動いていますので要警戒。バイデン政権の本格始動は就任式後ですが、期待感が高まる前週なのでどこまでドルが伸びるかに注目ですね!
詳しい来週の動きは次節に書いています!
今週は様子見。私も本格始動は来週から!
今週は久しぶりに安値を更新し、冷や冷やする場面がありましたね。私も今年初めで様子を見ながら1度だけ買いエントリーで入りました。
- 1月7日(木):フィボ61.8% 夜中の高値103.36円から買いエントリー、高値更新も76.4%のライン(103.58円)で20pipsとり利確 +111,500円
今週は様子見が私も強かったです。週明けのまま底をつつきながら103円へ寄り付くようならノーポジと考えていました。
しかしながら7日の夜中には、一度ドルが買われ103.3円のラインへタッチしていますね。フィボナッチ・リトレースメントでは、12月28日高値と1月6日安値を結んでいます。
7日の買いエントリーは私がよくやる2度目の山(谷)を取りにいく、フィボナッチを使ったトレード方法ですね。
こちらで詳しく解説しています↓
山の頂上まで(ちょっと手前)を取りに行く方法と今回のように勢いが強いときは、ブレイク後の動きを取りにいくこともあります。
7日の夜中のように一度目で飛びつくことは逆指値などもあり難しいので、2度目・3度目を狙うのが有効です。
11月の高値と先日の安値をフィボナッチで見るとちょうど現在が半戻しのラインまで来ています。
ファンダ・テクニカルで見てもドル買いの傾向が強いですが、来週の相次ぐ指標が多少悪くても103.7~104円によりつく形になりそうです。
ただ現状は期待感からドル・株が買われているので、財政出動遅延になるようなマイナス要因=それこそトランプリスクのようなことがあると少し揺らぎそうです。一応正式なバイデン政権まで空白のような1週間となっていますからね。
米指標も好調でポンポンとプラス要因が出た場合は、次のラインである104.4円~104.5円は軽く超えてきそうです。
そうなると約2か月ぶりの高値となり、105円を見えていますね!現状はあなたと同じく世界中の投資家が期待を膨らませていると考えて下さい。
期待は大きければ大きいほど、反動も大きくなります。十分にストップや足元の動きに警戒しながら、しっかりと動きそうなときにチャンスを掴みましょう(๑´ω`๑)♡
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コメント (4)
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1. 匿名
私もそう思います
>米指標も好調でポンポンとプラス要因が出た場合は、次のラインである104.4円~104.5円は軽く超えてきそうです。
>そうなると約2か月ぶりの高値となり、105円を見えていますね!現状はあなたと同じく世界中の投資家が期待を膨らませていると考えて下さい。 -
2. メイ
>匿名さん
その部分が共感したということですよね!
記事の引用部分なので「>」だけ修正させてもらいました。 -
3. AWFXclubリーダー#おじさん
令和3年最初のトレードの週でしたが、お疲れ様でした。ドルが少しずつではありますが、ドル高方向に来ましたね。慎重の中にもドル高の期待もしながらしっかり利益を取って行きたいです。ダウ等の指標や米国株、またユロルの動きなども見て、私も今後楽しみな感じがしますからね。
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4. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
お疲れ様です!本当にそうですね!2021年になって雲行きが怪しいかと思っていましたが、ブルーウェーブにのってこのまま少しでも明るい結果になってもらいたいです!