2021年3月15日週の週間FX収支「±0円」ドル円相場はFOMCが影を落とした?今年のターニングポイントになるか
最終更新日: 2021-3-21
FOMCでの米早期テーパリング否定でドル円失速
今週もお疲れ様でした!先週に引き続いて、今週のドル円相場も米長期金利の上昇などに伴い109.3円まで9か月ぶりの高値を更新しましたね(✻´ν`✻)
しかし16日(火)・17日(水)に開かれたFOMC(連邦公開市場委員会)やその後の日銀会合を見据えて、見据えて様子見ムードが強かったです。
またFOMCの会見では期待されていた早期テーパリング(金融緩和)が否定される形となり、長期金利の低下からドル円相場も急落する場面がありました。
具体的に言うと先々の政策金利方針を示すドットチャートにて「18人中11日が2023年末まで金利据え置きを予想」=過半数以上がテーパリングしないハト派な構えになりました。
今回のFOMCが2021年の1つの区切りになるか?
これまでもFRBパウエル議長は再三にわたり「長期で見ていく」という発言を繰り返していましたが、市場は「そんなこと言ってもコロナで大変だし、金融緩和くるでしょ?」となんだかんだ期待感の方が増していました。
それが今回のFOMC→ドットチャートにて「否定された」という1つの区切りを迎えました。
もちろん「これで年始から続いていた円安トレンドが変わるか?」は来週以降の相場次第なのですが、
- 米追加経済対策への期待←すでに成立
- 米テーパリング期待←今回のFOMCで否定
- 米長期金利の連れ高←こちらもテーパリング否定で弱含み
この2か月半、ドル円相場を円安ドル高へ推し進めた要因はすでに材料が出そろってしまった形です。
今後はすでに施行されており米追加経済対策の影響で、米経済が回復するか?にかかっています。
一部では行き過ぎたドル高によってインフレ懸念も出始めているので、今後はより一層神経質な相場となりそうです。
ドル高進むか? カギ握る米経済対策とインフレ懸念 - WSJ
来週のドル円相場はテクニカル的には上昇、ファンダがどう転ぶかがキー
ドル円相場をテクニカル的にみると三役好転も継続し、今週も高値を更新した訳ですから週間で横ばいになってもまだ底堅い展開が期待できそうですね。
ただ前節でも書いた通り、今までの通り期待感が先行して積極的なドル買いが進むか?といえば材料不足な面は否めません。
簡単に言えば「今後の新しい材料次第で円高にも円安にもなり得る」タイミングとなっています。
円安ドル高が再度継続する要因
- FOMCの意に反してまだ残るテーパリング観測
- 米追加経済対策の影響
- 足元の米材指標の回復
今回のFOMCで否定されてはいるものの米格付け大手フィッチは「今年の後半にはFRBがテーパリング方針を定める」など未だに市場から期待観測は消えていません。これによって来週以降、どれだけ米長期金利の変動があるかが重要なポイントです。
最低賃金などの大幅上昇などが織り込まれた米追加経済対策ですが、実際に米指標に表れるまでは少し時間がかかりますね。それでも今年の米経済成長率は6.5%まで加速するとみられています。
どうしても目の前で動く長期金利との小競り合いが目についてしまいますが、長期的に見ればまだロックダウンを完全には解除していないユーロ安を助長する形にもなり兼ねません。まだ成立して間もないので、しっかりこの辺りは見定めていく必要があります。
焦点:米追加経済対策、欧州にとって大きな恩恵 ユーロ安進展も | ロイター
また来週は、米2月中古住宅販売件数・米第4四半期GDP確定値など主要な米経済指標があります。またFRBパウエル議長を初めて要人発言も複数控えていますね。それに加えて米国債入札結果もあり、油断できない状況です。
今週もポイントによっては1時間で50pipsほど動く場面がありましたが、来週も米経済指標や長期金利との兼ね合いで同じような局面は出てくると思います。
詳しい来週のドル円相場の想定は、次節にて行います( ・`ω・´)キリッ
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今週は「ノーポジ」予想以上にFOMC後が不透明に
今週はノーポジで過ごしていました。15日(月)に週明けすぐ高値を更新したので少し動きに期待できましたが、16日に再度109円を割ってしまったこと。
唯一17日の夜に再度高値を目指すところで買いエントリーにて入ることを考えましたが、FOMC後の記者会見も見据えてノーポジとしました。
FOMC会見後の急落と日銀発言での急騰で、さらに手が出しづらくなってしまった状況でしたね。
今週は正直「やりづらかった」と感じている方が多かった相場だと思います。来週はもう少しチャンスがあってほしいですね。
先週はFOMC会見後に乱高下する場面がありましたが、期待感がまだ継続するようであれば米長期金利も再度上昇するはずです。
先週3度高値に向かって伸びる瞬間があったので、109円台まで順当に戻れれば私は109.1円~109.3円の高値まで買いエントリーで入ると思います。その後は要因次第で利益を伸ばせればいいですね。
ただ週の後半を見るとレンジ化も否めません。109円にタッチしても寄り付きもあり得ますので、しっかり高値に向かうか?見極めが重要です。なので上記も109円からではなく、109.1円からの買いと書いています。
先々週の記事にも書きましたが、債券市場は一触即発な所まで来ています。怖がらせる訳ではないですが、米長期金利もいつ急落が起きてもおかしくない状況です。
米長期金利の急落について詳しく解説↓
1つの底となるのが、先週の底である108.3円。ここは何度か固められてきてるので、ある程度は固いです。そこが抜けると今月月初まで戻る108円が見えてきます。
「さすがにそこまでは…」と先週なら自信を持って言えたのですが、市場の反応がFOMCを経てどこまで変わるか?来週以降の見極めがかなり重要ですね。
少し難易度が高めの相場になってきましたが、その分局所でのボラ(値幅)も増えていますので無理のないトレードでポイントポイントで利益をとって行きましょう(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。今週はチャートが横ばい、日足で見ると短期移動平均線に支えられている感じでしょうか?自分としてはこれまでの右肩上がりのチャートから、難易度は上がった感じです。またメイさんの様に待つことも大切ですね。トレードするばかりがFXではないので、待つときは腕立て伏せでもして、気をまぎらわせます(笑)。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
そうですね!短期移動平均線もまだ強いには強いですが、今週の動き次第では変わってくる感じがありますね。
先週からだいぶ流れが変わってきたので、ここら辺で今年1回目のターニングポイントな気がします。もちろんまた円安が継続することも全然あるので、今週は腕立てウィークかもですね笑