2021年4月12日週の週間FX収支「±0円」8割方トレンド転換と見て良し。更なるドル売りに警戒
最終更新日: 2021-4-18
ドル円相場は109円割り、3月の底値の手前まで円高ドル安に
今週もお疲れ様でした!先週から「今週の相場は様子見」と強く言っていた私ですが、ドル円相場は109円を割って108円台後半で週末を迎えています。
結論から言うと、年始から続いていた円安ドル高トレンドは8~9割方終了と見て良いと思います。
もちろん新材料でドル買いが再発する可能性もゼロではないですが、現在買いポジションを塩漬けにしていた場合はどこかで損切りを考えた方が良いですね。
株価の上昇→米長期金利低下、それに加えて米中関係悪化も…
年始からのドル買いを支えてきたのは、米長期金利の上昇ですね。株価と長期金利の関係は私のブログで何度も解説してきているので割愛しますが、長期金利の頭打ちに関しても先週のブログでも書いていました。
それに加えて元々対立のあった米中関係が台湾問題を機に再発しています。
ブリンケン米国務長官が中国を非難
米国務長官、台湾問題で中国に警告 現状変更は「重大な間違い」 - REUTERS
中国と仲が悪かったのは「前トランプ政権じゃないの?」と思うかもですが、トランプ元大統領は行き過ぎたアメリカファーストでわかりやすかっただけですね。
貿易に関して言えばその前からアメリカが不満を持っていたことは変わらず、そこにコロナの事情も入ってきています。今後より激化していく懸念が残ります。
コロナワクチンに関しても悲観的な報道
もう1つコロナに関しても、私たちも知っているジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンの副作用にて「まれに血栓が生じる」という調査から接種中断勧告の報道がありました。
J&J製ワクチン、米保健当局が接種中断を勧告-血栓の報告で - Bloomberg
まだ直接的にどこまで為替に影響してくるかは不明ですが、日本でもワクチン接種が始まっているため懸念は残ります。
4月に入ってからの2~3週間ほどでドル円相場も「ガラッと景色が変わった」とあなたも思っているかもしれません。ではそうさせた要因は何だったのでしょうか?
年始から大きく変わったのは市場期待感=テーパリング観測期待
為替相場なので要因は多数ありますが、一番大きく変化があったのは市場の期待感です。
今週もFRBパウエル議長の発言にて「ほとんどのFRBメンバーは2024年まで利上げを予想していない」と明言しました。これにより年始からずっとドル買いを支えてきた米テーパリング(金融緩和)観測がほぼ絶望的となりましたね。
NYの視点:パウエルFRB議長、ほとんどのメンバー24年まで利上げ予想せず - REUTERS
米主要指標が堅調でも反応薄なのが証拠
これによって今週発表された米3月小売売上高をはじめ米3月消費者物価指数などの米経済指標は予想を上回る結果だったのにも関わらず、ドル買い=円安ドル高の動きは見られなかったです。
いくら経済指標の結果が良くても市場にそれ以上の期待感がなければ、相場は動きません。
テクニカル的に見ても中長期トレンドは消滅
以上のことからも3月までの相場と4月以降の相場で、大きく市場の面持ちは変わっています。
テクニカル的に見ても1月から続いていた三役好転も終了し、先週も解説した3月の底値108.3円を割れば完全に上昇トレンドは一時終了と見て良いと考えます。
現在108円後半なので、来週はこの底値をどのタイミングで割るか?どれだけ耐えられるか?が焦点になってきますね。
何がきっかけになるか?今までよりアンテナを
来週の相場を考えた時にキーポイントとなる要因は何なのか?円高ドル安要因を一度整理しておきましょう。
- 米株価上昇に伴う米長期金利の低下→ドル売り
- 米中関係悪化の報道、大統領・要人発言
- コロナワクチン報道の続報
- 上記どれにも当てはまらない新規材料
大きく分けるとこの4つです。
2021年1月~3月までは、市場のテーパリング期待もあり長期金利との関係性がかなり重要視される相場でした。その点見るポイントも限られていましたね。
しかし現在は市場も「期待していたものがなくなり疑心暗鬼」の状態です。一つのマイナス報道で総悲観にもなり兼ねません。
こういう時に4つ目の突発的なサプライズが来ると怖いですね。逆に動きが出たら大きくなりそう=稼げるポイントもこれから出てきそうなので、しっかりアンテナを張って情報収集しましょう!詳しいドル円想定は次節にて行います( ・`ω・´)キリッ
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今週は明言通りのノーポジ。入っていても恐らくマイナスだった
先週の記事で「堂々と様子見を」と言っていた週なので私もノーポジで過ごしていました。それでも何度か「入ろうか悩む」というポイントがありましたね。
中でも一番ボタンを押す一歩手前まで来ていたのが、4月13日(火)の20時半ごろです。
ここは3月安値・4月高値のフィボナッチでも綺麗に出ているところでした。それに加えて日中の行って来いで再度円高に動き出した場面です。
21:30に米3月消費者物価指数が控えていたので、「一時間程度では」という気持ちと「109円までの20pipsを取りたい」という思いから控えました。
案の定、好調な結果に一時109.5円を上回っているので私の損切りであれば引っかかっていましたね。その後で見れば円高に動いているので短期で見なければ目線はあっていますが、その週を様子見と警戒したのであればスケベ心を出さないのもFXでは重要なことだと考えてます。
来週も様子見と言いたいところですが、今月私も機会に恵まれていないので売りエントリーするポイントがあると思います。
前節でも解説した通り「108.3円を割る要因」はかなり重要です。個人的には何度か108.6円~108.3円の間で攻防があった方がやり易いですね。
割れば1か月ぶりの安値更新となるので、ブレイクも狙う方法もあります。今週に比べれば幾分か方向性がハッキリしてきたのでチャンスは広がっていますね(๑´ω`๑)♡
再来週(4月26日週)はゴールデンウィーク前の特殊な週となってくるので、しっかり計画を練った来週のうちにチャンスを掴みましょう(✻´ν`✻)
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コメント (3)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。メイさんノーポジでしたね。確かに経済指標がプラスの結果なのに何でドル安?と思いました。ようやく理解出来ました。ありがとうございます。最近フィボナッチがきれいに反映されていますので、アンカリングを考慮したエントリーをしたいと思います。
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2. 匿名
メイさんおはようございます。 私もめいさんと同じく円高局面と見てました。ただ先週も毎日放送してる東京マーケットの予想は依然として円安の意見をのべております。わからないですね-ただ小職も円高と思ってるところです。 ご意見参考になります。素晴らしいと存じます。
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3. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
そうですね!先々週までは疑心暗鬼なところがありましたが、先週は米指標が良くても全然ドル買われなくて…かなりこれで市場のニュアンスを感じたところはあります。
>匿名さん
あくまで個人的な見解なので、参考程度ですね!長期でも円安目線は消えかけていますので、足元では特に円高懸念してしまう場面ですね。