2021年4月月間FX収支 +295,000円
最終更新日: 2021-5-1
4月のドル円相場は2021年で最も取引しづらい月だった
まだ2021年も4月ですが、4月が一番取引しづらい月でしたね。逆に言えば、1月~3月まではかなり取引しやすかった相場だったとも言えます。
2021年4月のドル円相場 | |||
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始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
110.674円 | 110.848円 | 107.477円 | 109.290円 |
3月31日に111円へ迫る高値を付けてから4月は一度も高値更新とはなりませんでした。むしろ4月23日107円台前半まで、丸々3週間ほど円高ドル安に動いています。
やっと最終週になって109円台まで持ち直してきましたが、トレーダーが一番気になっているのは「1月から続いていた円安トレンドが終わったのか?継続しているのか?」だと思います。
ファンダ的には終わり。テクニカル的には継続
結論から言えば、ファンダメンタルズ的には3月までの上がり方とは変わり「一度終わりを迎えた」と思います。しかし今後もまた違う要因で円安に動く可能性はあります。
テクニカル的にはフィボナッチ・トレースメントで見ると38.2%のラインまで戻って、再度上昇を始めました。
「38.2%まで戻ってきてるじゃん!」と思うかもですが、そこで耐えて再度上昇するのが強いトレンドというのが一般的な見方です。今回はギリ耐えたって感じなので、何とか継続してるというニュアンスです。(DMMFXが12時からメンテになってしまったので、先週の画像で申し訳ない)
バイデン大統領の演説が絶好のタイミングだった
今週バイデン大統領の米キャピタルゲイン増税に関する演説が、このタイミングでなかったら…もしかしたらドル円の下落は続いていたかもしれません。
市場ではかなり増税に警戒する動きがとられていましたからね。しかしタイミングも国民感情も狙って行ったかはわかりませんが、増税嫌悪の矛先をうまい具合に「1%の富裕層」「対中感情」へすり替えたように感じます。
前大統領がトランプさんだったからということもあって、この辺りは「うまいなぁ」と感じさせますね。
バイデン大統領に代わり早くも5か月目となる訳ですが、為替に対するリアクションもトレーダー側が切り替えていかないといけないのかなと感じた月でした。
円安トレンド継続?終了?どっちなの!?
「で、詰まるところ今後ドル円はどうなるの?」というのが、素直なところだと思います。
昨夜も米経済指標の好調な結果から109.3円まで円安へ動き、週末を迎えていますね。
前節でファンダメンタルズでの上がり方が「少し変わる」と書きましたが、3月までは米追加経済対策への期待・テーパリング期待でドルが買われている状況でした。
それがFOMCや法案成立などで一通り終わったため4月に入ってから失望感が出ていたのですが、これからは実績でドルが買われていくようになります。
米経済指標の力強い結果やコロナ終息へ向けての回復、米キャピタルゲイン増税も思いのほか為替へのダメージは大きくなかったです。むしろ法案成立への動きで、ドル支援材料になる可能性もあります。
テーパリング観測も若干前進
また1月からずっと根強い期待が続いている米テーパリング(金融緩和)観測にも新たな動きが出てきました。
FRBパウエル議長は、相変わらずハト派な姿勢を崩さないものの今週ダラス連銀カプラン総裁は「量的緩和の調整について議論を始めることが適切」と発言しましたね。
これによって8月に予定されているジャクソンホール会合では、テーパリングを織り込むのでは?という憶測が高まっています。
今後の要人発言でタカ派の声が高まれば、一気に催促市場となりドル買いが高まる可能性もあります。
見極めは難しいがドル買い材料が増えつつある
4月のチャートを見てもお分かりの通り、現在の相場は一言でトレンドを表すのは難しい状況です。
しかしながら、その中でドル買い支援材料が増えているのも事実ですね。
その起点となったのがバイデン大統領の演説であり、半戻しまで下落しなかったドル円のチャート形成だと考えます。
先々週までの動きが「底を固めた」と考えるのであれば、今後のドル買いもまた期待されます。
GW中は日本企業・銀行もお休みなことから日中の取引量が低下して流動性が少なくなりますので、十分気を付けながら上記を踏めていきましょう!
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個人的にも4月は内容も収支も良くなかった
各週の週間FX記事はこちら
26日週は29日(木)1度買いエントリーして+134,000円。詳しくは明日の週間収支記事にて。
今月振り返ると自分でも反省点は多いです。強いて良い点を挙げるとすれば、4月12日週トレンド転換が騒がれる中でしっかり様子見で耐えられた点だと思います。
逆にあそこでトレードをしていたら、良いにも悪いにももっとトレード回数が増えていたと思います。
その分「リスクを取る」訳ですから、収支ももっと荒れたはずです。でも大事なのは「リスクを取るポイントだったか?」です。
「リスクを取らなきゃリターンはない」…だけど
根本の話からすれば、FXでも他の投資でもリスクを取らなきゃリターンは得られません。でも手当たり次第にリスクへ突っ込んでいたら玉砕は目に見えてますよね?
「見合うリターンがあれば問題ない」という考え方も一理あります。リスクの判断基準は人それぞれなので、期待値がプラスならどこにでも突っ込むトレーダーもいて当然ですね。
ただFXの場合はそこに「時間」という概念が入り、時間には労力が付いてきます。
例えば競馬だったら何分でレースの結果が出て、リスクを「持ち続けている」という状態にはならないですね?
しかしFXの場合は、ポジションを決済しない限り(=ノーポジでない限り)リスクは存在しています。
もしかしたら反転のポジションを取りたくなるかもしれない。違う通貨ペアでチャンスパターンが出るかもしれない。
そうなった時に行動がとれないのもリスクになると私は考えています。なので「リターンさえあれば」という考え方はせず、時には様子見で時間と労力を守ることも重要だと考えています。
GWにFXを始めるなら
リスクとリターンの話が長くなってしまいましたが、専業FXトレーダーって「こんなこと考えているんだ」と少しでも伝わったらうれしいです(✻´ν`✻)
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
メイさんのリスク、リターンのお話し勉強になります。自分はロットが少ないことと、損切りを必ず入れてるのに甘えてトレード回数が多いです。ただ今のスタイルが良いとは思わないので、取り易いところまでじっくり待つことが課題ですね。あっ、そう言えば心臓の違和感は勝手に治りました(笑)。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
心臓の違和感本当によかったです!!心配していたんですよ!
でもちょっとコロナ落ち着いたら健康診断的なものは絶対受けてくださいね!