2021年5月3日週の週間FX収支「±0円」5月といえば『sell in May』円高再来か?
最終更新日: 2021-5-9
ドル円相場はGWで横ばい…と思いきや雇用統計で落とし穴が!
今週はGWでゆっくりと過ごせた方が多かったと思います!また明日から憂鬱って方もいますよね。
ドル円相場はそんなGWの取引量低下を受けて109.0円によりつくような横ばいでしたね。
3日(月)に一度上抜けしそうな場面がありましたが、今週の米経済指標の冴えない結果も重なり伸び悩みました。
米4月雇用統計結果は非農業部門雇用者数が大きく予想を下回る
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) May 7, 2021
??米雇用統計の結果です✍️
非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回る?
21:30発表?
??非農業部門雇用者数
結果:+26.6万人
予想:+97.8万人
??失業率
結果:8.1%
予想:7.8%
??平均時給(前月比)
結果:0.7%
予想:0.0%
????ドル円は109.21円から108.77円まで下落?
しかし7日(金)に発表された米4月雇用統計では、非農業部門雇用者数が久しぶりに市場予想を大きく下回りマイナスサプライズになりましたね。失業率も悪化しています。
さらにタイミングが悪かったのは、今週3日(月)の講演でFRBパウエル議長が「雇用の最大化を広範且つ包括的な目標とみなしている」と雇用に関する発言をしていたことです。
米4月雇用統計の結果で雇用が拡大していないことが判明した訳ですから、これによりテーパリング観測は後退→円高ドル安懸念となります。
そもそもテーパリングって何なの?という方はこちら↓
今回の雇用統計結果で最大1円弱の動きがあったことからも「どれだけマズい結果だったか?」がわかると思います。来週はこの流れがどこまで続くのか?が焦点になります。
インフレよりも雇用重視→より米経済指標結果が重要な局面に
米テーパリング観測については先週の記事に詳しく書いてありますが、先週まではそのテーパリングを「市場が待ち望んでいる状態」でした。
ところが今週になって相次ぐ冴えない米経済指標結果、米4月雇用統計での大幅予想割れと事態は一変していますね。
GWにFXを始めた方は「こんなに雇用統計って動くの?」と思ったかもですが、市場の期待が大きければ大きいほどマイナスサプライズでは大きな落胆が出ます。
今回の雇用統計で大きくドルが売られたのは、市場のテーパリング期待が膨れ上がっていたことの裏付けにもなりますね。
少し落ち着きながら再度期待感を戻していく形へ
ずっとトレードしてきた方々は周知の事実ですが、この期待感は今年初めからずっと続いているものです。
その間に米追加経済対策・米インフラ投資計画と様々なものが入ってきていますが、根本の期待感は前進・後退を繰り返していますね。
コロナからの回復や相次ぐバイデン政権の施策によって少し勇み足感が出ていた期待感が、雇用統計の結果によって再度クールダウンしたと考える方が妥当です。
ただ今後この期待感がどちらの方向へ向かうかは、今後の米経済指標がより一層重要になってきます。
セル・イン・メイには要注意、来週の米経済指標を要チェック
そして5月と言えば「sell in May」と言われるほど株価急落・円高が懸念される月です。
これは毎年円高になるという訳ではなく、過去2010年のギリシャ債務危機などそういった事例が多く起こった時期だということです。
論理的には説明できないけど、こういった事例が起こりうるのがアノマリーですね。現に米4月雇用統計の結果が、すでにその可能性を物語っています。
- 5月11日(火):米3年債入札
- 5月12日(水):米4月消費者物価指数・米10年債入札
- 5月13日(木):米4月生産者物価指数・米30年債入札
- 5月14日(金):米4月小売売上高・米5月ミシガン大消費者信頼感指数
来週のこの辺りの米指標がまた冴えない結果に終わるのであれば、余計にセル・イン・メイが意識され、株価下落→ドル売りという流れが形成されます。
テクニカル的に見ても先週も気にしていた108.3円を割ると余計にドル売り懸念が広がりますね。
また少し流れが変わったことを意識して、来週の計画を練りましょう!詳しいドル円想定は次節にて行います( ・`ω・´)キリッ
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GWは様子見でノーポジ、雇用統計は基本ノートレード
私も毎月雇用統計の発表前は、FX初心者さんにノーポジを推奨しています。もちろん慣れたトレーダーさんや一定のルールを設ければ雇用統計時にトレードすることを悪だとは思いません。
しかしながら慣れてない初心者さんがトレードするには、月一の祭典と呼ばれるほど急な動きになることがあります。今月は久しぶりに大きく動いたこともあり、困った方もいたかもですね。
2で狙っていた109.6円の上抜けが月曜に実現しそうでしたが、GW中と月曜だったこともあってそこでは入っていません。もし翌日や再度109.6円を抜けそうな場面があればエントリーしていたと思います。これも2回目の山の方が取りやすいという私のトレード経験からの判断ですね。
二度目の山・谷を取りに行く私のトレード法↓
雇用統計発表週は第1週の重要指標と重なることも多く、基本的に様子見が多いです。雇用統計発表時は、もう何年もノーポジですね。
発表後に入る可能性はゼロではないですが、跨ぐことは基本的にしません。この辺りは記事にもまとめていますし、専業なのでギャンブル要素はできるだけ排除したい考えからです。
なぜ私は雇用統計発表時にトレードしないか??↓
フィボナッチ・リトレースメントでは、3月末の高値と4月の底値を結んでいます。もう1つ長期で1月底値と3月高値を見ていくのも良いですね。
大筋としては、雇用統計結果からのテーパリング観測後退からドル売りが出やすい状況となっています。
3月・4月に横ばいになったポイントでもある108.3円はかなり意識されてくるポイントだと考えます。フィボナッチでも23.6%のラインになっており、ここを割ってくるとドル売りが一気に加速しやすいです。
段階的には108.3円・108.0円・107.7円(長期で見るとここにも意識ラインがある)・107.4円と4月の底値まですぐそこですね。3分割か4分割で利益をとっていくポイントがあると思います。
私も月曜すぐの動きだと微妙ですが、108.3円か108.0円の売りから細かくとっていくのが一番取りやすいかなと考えています。
米指標結果と要人発言後押しがどれだけあるか?
ドル売りが懸念される場面ですが、来週の米指標結果が軒並み良ければまだ108.5円で耐えられる可能性はゼロではないですね。
ただこれだけ雇用重視の姿勢やECBのテーパリング観測(ユーロドルの上昇→ドル売り懸念)を見ているとかなり厳しいところはあります。
悲観的な動きが株価にも直撃するかも注意が必要です。GWで気分が浮かれているところでの雇用統計結果だった方もいるかもですが、市場もセル・イン・メイを意識するのに十分すぎる結果だったと感じます。
来週仕事も本格的に動き出す方が多いかもですが、為替も重要な局面を迎えそうなのでしっかり準備して週明けの変化に対応しましょう(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。メイさん競馬デビューでいきなりプラスとは恐れ入りました。自分の競馬のリスクヘッジは、一日1000円と使う金額を決めていることですが、1000円でも負けると夜に一人反省会します。いつもルールでワイド馬券を買うのですが、馬連の払い戻しが多いキャンペーンに負けて馬連を購入、結果ワイド馬券なら的中だったのにとなりました。何かFXと共通点多い感じです(泣)。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
競馬でもやっぱり反省するんですね!私は完全にビギナーズラックですし、かなり前にゲーセンで競馬のゲームをやったことが役に立ちました(笑)
ワイドで3.0倍以上つくならお得と思って買ったのが功を奏しましたね!確かに考え方とかいくつもの方法があることは、FXに通じるものがあるかもです。またG1のレースがあるなら私も参戦してみようかと。やっぱり1,000円で買うのが普通なんですかね??