2021年5月24日週のFX収支「+240,500円」ドル円相場は再度円安ドル高?年初来高値も射程圏内?
最終更新日: 2021-5-30
ドル円相場は約1か月半ぶりに110円台まで円安ドル高に
今週もお疲れ様でした!今週は「やっと為替が動いてきた」と感じている方が多いのではないでしょうか?(✻´ν`✻)
ドル円相場は、米ニューヨーク・タイムズ紙による「バイデン米大統領が2022会計年度の予算教書で6兆ドルの歳出を求める計画がある」と報道されると米長期金利は上昇、ドル買いが大きく進み一時110円台に突入する場面がありました。
日足で見るとよくわかりますが、3月31日に今年の最高値を付けてからドル円相場は円高→レンジ相場になっていましたね。
約1か月半ぶりの110円台突入となりました。そして来週には米5月雇用統計が控えていることもあって、再度円安ドル高への期待が持てます。
先月の雇用統計は良くなかったけど?
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) May 7, 2021
??米雇用統計の結果です✍️
非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回る?
21:30発表?
??非農業部門雇用者数
結果:+26.6万人
予想:+97.8万人
??失業率
結果:8.1%
予想:7.8%
??平均時給(前月比)
結果:0.7%
予想:0.0%
????ドル円は109.21円から108.77円まで下落?
米4月雇用統計は市場予想を大きく下回り、マイナスサプライズでしたね。
しかしこれまで発表された米4月消費者物価指数・米4月PCEコアデフレータも市場予想を上回る堅調な結果となっています。
米個人消費支出、4月は伸び減速-PCEコア価格は記録的上昇 - Bloomberg
4月・5月とインフレ懸念が言われていましたが、消費も伸びているのでその懸念の払しょく。ここ雇用も伸びていれば、一段とテーパリング観測の後押し→ドル買いとなります。
もちろん来週に控えている重要経済指標次第ですが、円買い要素が増えてきていますね。
来週は米5月雇用統計を始めギュギュっと重要指標が集まる
5月31日(月)はアメリカは「戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)」によって、イギリスはスプリング・バンク・ホリデーによって共に休場です。
市場の流動性も下がり、おそらく私もトレードしないので実質28日(金)が今月最終営業日のようになっています。
逆に来週は、6月1日(火)以降に米主要経済指標が目白押しになっている状態ですね。
来週の注目経済指標
- 6月1日(火):米5月ISM製造業景況指数
- 6月2日(水):地区連銀経済報告(ベージュブック)
- 6月3日(木):米5月ADP雇用統計、米5月ISM非製造業景況指数
- 6月4日(金):米5月雇用統計
もちろん雇用統計が一番のメインではありますが、4日間にこれだけの経済指標の発表もあるため他の結果も注意が必要です。
基本的には「米経済指標結果が予想を上回る→テーパリング観測の前進→米長期金利上昇→ドル買い要因」となります。逆もまた然りです。
加えてバイデン政権の動向もチェック
今週「予算教書」の発表があり、円安ドル高に大きな影響を与えたバイデン政権ですが「そもそも予算教書って何なの?」と思ってる方も多いはずです。
- 予算教書とは:大統領が議会に提出する予算編成の基本方針を示したもの。一般教書や大統領経済報告と並ぶ「三大教書」の1つ。バイデン政権としての公表は初めて。
超簡単に言えば、大統領が「今年はこの予算をこれだけ使うよ」と議会に伝えるためのものです。そこで6兆ドル規模=戦後最大の歳出が示されました。
この歳出はコロナ対策に向けられるのはもちろんですが、バイデン大統領が計画しているインフラ投資や育児支援などに回すために使われます。
トランプ前大統領とはまた違いますが、バイデン大統領も一気に政府の力を強めるような動きを年始から行っていますね。
このあたりの動向も今後のドル円相場に関わってきますので、インフラ投資計画のニュースもある程度は把握していった方がよいです。
米共和党がインフラ投資で新対案、9280億ドル 政権案となお開き - REUTERS
そんな先のことが為替相場に反映されるのか?
インフラ投資計画は、今後8~10年に渡って行われるものですね。ここで純粋な疑問として「そんな先のことが足元の為替相場に影響するのか?」という疑問も出てくるはずです。
全てとは言いませんが、影響があります。それも大きいです。
- インフラ投資計画の規模
- コロナから復興するという時期
- 計画には雇用が生まれ、雇用が経済を支える
- 税収の問題もあり法改正が行われる可能性も
アメリカは日本と違って大統領が変わればバンバン法案も変わります。今まであった法案がなくなり、新しい法案が通ることもあります。
話題になっている企業や富裕層への増税もその1つですね。この全ての動きをバイデン政権はかなりのスピード感を持って行おうとしています。そりゃ為替相場も他人事ではないですよね?
大統領が変われば大きく変わる国がアメリカ
バイデン新大統領になってからそろそろ半年が経とうとしていますが、かなりやり手な大統領だと思います。政権でしっかりと議論され、誰かのようにワンマンな独りよがりではない感がありますね。
少し話が逸れましたが、今後テーパリング観測→米利上げと動いた時にバイデン政権の動向は次のキーポイントになってくるはずです。今のうちから頭に入れておきましょう!
来週の詳しいドル円考察は、次節にて行います( ・`ω・´)キリッ
先週の高値をしっかり超えてからのエントリー +240,500円
正直4月・5月とあまり良い収支報告ができていなかったので個人的にも辛いところでしたが、今週はバイデン政権の発表報道でしっかりプラス収支がとれました。
フィボナッチ・リトレースメントでは、先週と同じ3月の高値と4月の安値をメインで見ています。
買いエントリーは少し遅いようにも感じますが、先週19日(水)の109.33円を抜けるまではちょっと待ちました。先週もダマシのような動きが多かったためですね。
正直エントリー直後は「109.50円までで20pipsほど取れればOK」と思っていましたが、その後の伸びがかなり大きかったですね。
損切りは10pips下の109.25円に入れていました。61.8%のラインにあたる109.63円も通り越し、109.80円あたりで少しもたついたので早めの利確です。
それでもほぼ50pipsの大きな利益ですし、何より動きが早いときは反落も早い。案の定、その後も110円を一時越しましたものの109.8円辺りで週末を迎えたのは結果オーライでした。
今週は勝ったから約定履歴を載せたと思われそうですが、ツイート見てくれている方はお分かりの通り今後は見てくれている人にはわかるように出していこうかなと思っています。
前述してきたようにドル買い要因は増えています。まずは再度110円台→110.2円(最高値更新)→110.5円→年初来高値と段階がありますが、雇用統計までにどこにいるかでも週末の値段は変わってきます。
雇用統計の発表までに109.5円ほどにつけていた場合、予想を上回る結果があれば年初来高値にチャレンジすることも不可能ではないですね。
6月1日(火)のスタートに注目
いつもなら週明け動向に注目するところが、月曜は米英ともに休場なので6月1日の動きは要チェックです。
新しい月にもなりますし、どれだけここで取引があるか来週の動きも変わってきます。火曜から重要経済指標もあるので、今週はしっかり指標結果をチェックしましょう!
逆にこれまで上値としておされられていた109.2円が今度は底として機能しそうですね。その前に109.6~109.5円にもストップが入ると思うので、マイナス要因がない限りは底堅い動きになりそうです。
私も大筋は円安ドル高で見ていますが、米経済指標の結果を見てトレードする形になりますね!入りやすそうなのは、110円までの買いか110.2円を突破してからの買いかと。やっと為替も動いてきた感があるので、しっかりと土日で計画を練って準備をしておきましょう(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. オッキー
いつもブログを拝見させていただいてます。
メイさんは、とても読みが深くて、凄いと思います。
自分もみなわらなくてはと、反省するばかりです。
今後もマイペースで、頑張ってください。 -
2. メイ
>オッキーさん
コメントありがとうございます!
最初は私も何が何だかわからない状態で為替に入ったので、長くいるだけで見えてくることもあると思います(✻´ν`✻)
それに先々の想定だけでしたら、今はネットにも多数の情報がありますのでいろんな見解を見るだけでも自分の引き出しを広げることはできます。私もそうやってこれまでしてきたので大丈夫ですよ(✻´ν`✻)