2021年8月23日週の週間FX収支「±0円」ジャクソンホール会合も終わり今後ドル円は〇〇相場になる?
最終更新日: 2021-8-29
ついにジャクソンホール会合が終わるも歯切れの悪い結果に
今週もお疲れ様でした!2021年後半のビッグイベントでも過言ではジャクソンホール会合が今週開かれましたね。
一番注目されていたFRBパウエル議長の講演では「テーパリング年内開始を支持」しかし「=利上げとはならない」というタカ派・ハト派入り混じった内容となりました。
ジャクソンホール会合までは110円寄り付きの様子見相場が続き、講演後は利上げ鈍化観測から少し円高ドル安に動きました。
ビッグイベントと呼ばれていたので正直「もう少し動いてもいいのでは?」と感じたトレーダーさんも多かったと思います。
それほど具体的時期や内容が掘り下げられなかった
年内テーパリングに関しても今年はあと3回のFOMCが残っていますが「いつ頃からなのか?」、またコロナという不確実な要素によって「意志的には賛成だけど、後押しというには弱すぎる内容」となった訳です。
これによって米長期金利は低下→ドル売りが発生し、円高ドル安109.8円台へ週末を迎えています。
今年後半のドル円相場は利上げ催促相場になりやすい
とはいうもののFRBパウエル議長の慎重なスタンスは、これまでと大きくは変わっていないんですよね。
他のFRBメンバーからは「9月FOMCから~」などタカ派的な意見が目立っていましたが、FRBパウエル議長に関してはジャクソンホール会合前もずっと「データ次第やコロナ次第」という慎重な姿勢は変わっていません。
逆に言えば米指標やコロナが改善されればテーパリング→利上げが早まる?
今回は年1回のイベントということで大きな期待が集まってしまいましたが、上記したように大きなスタンスは何も変わっていません。
むしろ「利上げ否定」であるならばもっとドルが売られてもよかったと思います。市場も「どちらとも取れない内容に困惑が隠せない」といった感じでしたね。
今後催促相場になり得る理由
プラスでとらえるのであれば、109.8円ほどでドル売りが止まってくれた背景には
- 今年残りの9月~12月の結果や動向でまだ余地があること
- パウエル議長の性格上、口ではセオリー(慎重派)を語るスタンスであること
この2つは大きく、逆に来週の米8月雇用統計結果やコロナが終息に向かうのであれば米長期金利は上昇→ドルは買われ→テーパリング・利上げ催促相場に2021年後半はなっていくと考えられます。
もちろんこれは指標の結果や今後のコロナ・地政学的リスクにも左右されますが、良い結果となればなるほどその波は加速していきますね。
まずは来週9月3日(金)の米8月雇用統計結果を意識しながら今後の動向を見ていきましょう!来週の詳しいドル円想定は次節にて行います!( ・`ω・´)キリッ
110.3円の円安を睨んで待機もチャンスなくノーポジ
正直今週は「ジャクソンホール会合を睨んで様子見だった」という方が多いと思います。さらに言えば「思っていたのと違う結果で結果入れなかった…」という人も少なくないかもしれません。実は私もその一人です。
個人的にはしっかりと上抜けしてくれるラインである110.3円を待っていましたね。フィボナッチ・リトレースメントでは、8月の安値・高値で細かく見ています。その次のラインでいえば110.67円か8月11日の高値であった110.79円。できたらここまを取りたかったです。
もちろんドル売りの想定もしていましたが、売られるにも動きが鈍く今週は結局ノーポジで終わってしまいました。
前節でも書いた通り、今は世界中の投資家たちが「どっちなんだ?」と悩んでいる時期です。先入観やバイアスだけでのトレードはちょっと危険ですね。
そして来週は米8月雇用統計を含む多数の米経済指標が発表されます。一方でまた9月FOMCからテーパリング開始の声があるのも忘れてはいけないですが、こんな相場なのでネガティブ要因には大きく反応しやすいです。
かといってまた週末に雇用統計があるので、ちょっと為替の動きは広くみていったほうが無難ですね。焦らず来週もじっくり行くべきです。
現段階ではまだ2021年年末へ向けてどちらにも動く段階です。まだまだドル円及び為替相場全体も活発になっていくので、これからが面白い時期ですよ(๑´ω`๑)♡
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